枯れ草を捨てようとして斜面に近づくと、足音に驚いたのか、一目散に駆け下りる黒いもの目に入りました。咄嗟に猫かな?なんだろう?と目で追いながら、“誰ですか~!”と一声。小さめのイノシシだと判って、“そこに居たんですか~”ともう一声。このところ土手の上の球根を掘り返されて、埋め戻し作業を夫がぼやいていましたが、犯人は、このコだったのか。。。
“また来ていたんですね~”茂みに見えなくなるまで思いつくまま声をかけて、その間、長い斜面をダダーッと下りる足を止めて、“何?”という風情で彼は2度立ち止まりました。聞き耳を立てる様子が思い出すだに可笑しくて、あちこち掘り返す困ったさんなのだけど、まあ、仕方がないか…あちらの事情もあるしと、考えるともなく考えて、もしも彼に気付くや、“こらァ~!!”と叫んでいたならば、あの聞き耳を立てる姿も叶わなかったことでしょう。
これは「心理的接触」が成った最初ではなかったか?と、彼との心理的接触の原型として心に留めておこう…などと楽しく考えます。
これは人にも応用できるかな。ちょっと苦手と感じている人に対して。思い込みは脇において、“誰ですか~?”“そこに居たんですか~?”と、やわらかな気持ちで語りかけたなら、もちろん声には出さず心の中で語りかけたなら、難しかった心理的接触も叶うかも。。。と。心理的接触は無理でも、少なくとも、うわァ来た~!!っと戦々恐々となるより、一瞬でも穏やかな気配に包まれるのは確かでしょうね。
聞き耳立てていた彼は、“恐くないから、また行こう♪”なんて通ってくるでしょうか。彼の動向と私の心と魂と。友好的感情に発展するかどうか。しばし様子見というところです^^)生涯学習 ブログランキングへ