10月も今日で終りですが、今月は予定通り、「源氏物語」の扉をちょっと開くことができました。
本を選ぼうと、書店での立ち読みのごとく、図書館で借りたり、検索して関連のブログなど開き読み散らしている内に、物語の終盤に登場する「浮舟」の人生と運命から、目が離せなくなりました。浮舟の在りように、時々現われる私自身の心の問題を重ねながら、複雑な人間関係を確かめるのに、行きつ戻りつしながら読んでいます。
私には、浮舟が人の優しさや気高さ、美しさ、煩わしさや不快なこと、様々なことを感受はするけれど、感じるだけでその先がない女性のようにみえます。感じることはできても、感情が働かない。だから、人生に望むこと、欲することに無自覚のまま、感情という川に流されるだけ流されて、遂にのみこまれてゆく・・・(ストレス曲線を極みまで上り詰めます)
感情とは、意識されて、行動を「選択すること」に結びついて、はじめて意味がでてくるものだと思うのです。どんなに制約の多い環境でも、その制約の中で折々の感情を意識して、理性の力で選択してゆくこと。おそらく、人生の分かれ目はここにあります。
物語と共に様々な感情が湧いてくることでしょう。湧いてきた感情とどのようにつきあうのか。楽しみですが、少しだけ理性の力を試されるような気持ちもしています。
本を選ぼうと、書店での立ち読みのごとく、図書館で借りたり、検索して関連のブログなど開き読み散らしている内に、物語の終盤に登場する「浮舟」の人生と運命から、目が離せなくなりました。浮舟の在りように、時々現われる私自身の心の問題を重ねながら、複雑な人間関係を確かめるのに、行きつ戻りつしながら読んでいます。
私には、浮舟が人の優しさや気高さ、美しさ、煩わしさや不快なこと、様々なことを感受はするけれど、感じるだけでその先がない女性のようにみえます。感じることはできても、感情が働かない。だから、人生に望むこと、欲することに無自覚のまま、感情という川に流されるだけ流されて、遂にのみこまれてゆく・・・(ストレス曲線を極みまで上り詰めます)
感情とは、意識されて、行動を「選択すること」に結びついて、はじめて意味がでてくるものだと思うのです。どんなに制約の多い環境でも、その制約の中で折々の感情を意識して、理性の力で選択してゆくこと。おそらく、人生の分かれ目はここにあります。
物語と共に様々な感情が湧いてくることでしょう。湧いてきた感情とどのようにつきあうのか。楽しみですが、少しだけ理性の力を試されるような気持ちもしています。