☕コーヒーブレイク

時が過ぎていく。
ときには、その日の風まかせ。
ほっとひと息しませんか。

人に寄り添う犬

2021-03-27 08:58:11 | 日記
 3/25朝日新聞【声】記事を読んだ。
犬って賢いですね。

『夫婦で四国八十八カ所の遍路旅を始めた。
徳島県のある民家の庭で、日なたぼっこをしていたおばあさんに道を聞いた。
「23番札所には、そこにいる犬が道案内しますよ」と言う。
冗談だろうと思っていると、寝そべっていた犬がむっくりと起き上がり前を歩き始めた。
どんどん進み、坂道では頂上付近で我々がついてきているか確認するように待ち、交差点や三差路、
交通量の多い所などをひたすら先導した。無事次のお寺に到着した。
お寺にいた人からご褒美のえさをもらっていた。地図で見たら約6キロ道案内してくれていた。
その人によると、巡礼者を案内し、夕方になると家に帰り、翌朝巡礼者を待っているという。
遍路中は様々な「お接待」を受けたが、犬にお接待されたのは初めてだ。これだから旅は楽しい。
やめられない』

 
犬というのは、人の心を理解し、人に寄り添いながら無償の愛で守ってくれる生きものだと思う。
馳星周さんが「少年と犬」で直木賞を受賞したが、愛犬家の馳星周さんは他にも犬を題材にした
小説「ソウルメイト」「雨降る森の犬」なども書いている。
いずれも、犬と人が心を通わせる描写は犬好きにとって胸が熱くなる作品である。一読をおすすめしたい。