お客様は神様ではない

　たまにスーパーで見かける、違う陳列棚に放置された商品。
こんなことは客としてマナー違反だし、常識的には考えられない行為である。
この件について、テレビ出演等でもお馴染みのジャーナリスト木村太郎氏が
フジテレビ番組で発したコメントがSNSで話題になっているようだ。

　木村氏によると、「スーパーって人件費を倹約して客にやらせてる。持って
きて、運んで、袋にまで入れる」と、客の労力に頼っているところが大きいと
指摘し「（棚を）整理するのは本来は店員の仕事。だからお客さんがやめたと、
どこかに置いておく物を後に整理するのは店員の仕事」だ。「客に責任持って
くれというのは間違いで、返したいものを返せる仕組みを作っていかないとい
けないし、店の責任でやらないといけないと思う」と持論を述べたそうである。

　以上の木村氏の主張にはちょっと首をかしげざるをえない。
「返せる仕組みを作っていかないといけない」については、自分で戻せない時
は店員さんに戻してもらうか、レジで返してもいいはずだ。何でも店の責任に
押し付けるのはどうかなと思う。スーパーの商品管理等の現状を理解せず言っ
ているような気がしてならない。もちろん客もきちんとマナーを守り買い物を
するのは当然だ。お客様は神様ではない。