きょうは母の日。
神奈川県に住んでいる息子から花ギフトが届いた。
妻の喜んでいる顔を見ていたら、つい私の心も和む。
朝日新聞:天声人語を読んだ。
漫画家、赤塚不二夫さんの小学生のころの思い出である。
朝早く仕事に向かう母は、必ず枕元にやって来て、
耳の近くでこうささやいた。「フジオ、行ってくるからね」。
父親のいない一家の長男に〈うちのことは頼んだよ〉と言うかのように。
それはまた、〈この子たちと一緒に、今日も一生懸命生きます〉と、
母が自分に言い聞かせる「一種のお祈り」だったのかもしれない。
赤塚さんは自伝でそう述べている。
甘美な記憶なのだろう、温かい息と声の感触は大人になっても消え
なかったという。
私も同じような記憶がある。
枕元にやって来ての母の声かけは、
(きょうもがんばれよ)と励ましのようだった気がしている。
母親は男にとっては特別の存在である。
きょうは母に感謝する日であり、母を思う日でもある。
神奈川県に住んでいる息子から花ギフトが届いた。
妻の喜んでいる顔を見ていたら、つい私の心も和む。
朝日新聞:天声人語を読んだ。
漫画家、赤塚不二夫さんの小学生のころの思い出である。
朝早く仕事に向かう母は、必ず枕元にやって来て、
耳の近くでこうささやいた。「フジオ、行ってくるからね」。
父親のいない一家の長男に〈うちのことは頼んだよ〉と言うかのように。
それはまた、〈この子たちと一緒に、今日も一生懸命生きます〉と、
母が自分に言い聞かせる「一種のお祈り」だったのかもしれない。
赤塚さんは自伝でそう述べている。
甘美な記憶なのだろう、温かい息と声の感触は大人になっても消え
なかったという。
私も同じような記憶がある。
枕元にやって来ての母の声かけは、
(きょうもがんばれよ)と励ましのようだった気がしている。
母親は男にとっては特別の存在である。
きょうは母に感謝する日であり、母を思う日でもある。