goo blog サービス終了のお知らせ 

 ゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

土森海「人工湿地で酪農排水浄化」

2008-03-18 16:30:00 | ほっかいどう関連情報

低コストで通年処理、効果も半永久的                                             北濃研、北大など新システム開発6月に別海で実用化

100_0611 北海道農業研究センタ-(札幌)や北大などで                            構成された道内の産学官研究チ-ムが、人工                            湿地で酪農排水をろ過し、河川に流しても問題                            ない水準まで浄化する国内初のシステムを開発                           した。高濃度の酪農排水を低コストで通年処理                            でき、効果が半永久的なのが利点で、6月に根                           室管内別海町の酪農家で実用化される。牛舎か                            ら出る洗浄水や廃棄乳などの酪農排水は、生物化学的酸素要求量                (BOD)が高濃度で、直接川に流すと環境汚染のもとになる。堆肥                           化するふん尿とは別に処理されている場合が多いが、普及している                           浄化機器は初期投資に数千万円が必要な上、運用経費も月十万円                          以上かかり、酪農家を悩ませている。同センタ-や北大、酪農資材販                          売の「たすく」(根室管内中標津町)、道立根釧農試(同)が、2005                           年秋から別海町や留萌管内遠別町で研究に着手。道内に多い乳牛                           百頭規模の場合、建設費約七百万円、維持費が電気代など月に二                           万円以下で済む新システムを開発した。人工湿地は軽石を敷き詰め                          た深さ約1㍍、五百平方㍍前後で、段々畑のように四段造り、排水を                          下段に流しながらろ過する。とらえた有機物や大腸菌、アンモニアな                           どは地中微生物の力で分解。処理前と比べBODが95%、リンと窒                           素は各80%浄化でき、河川に放出できる水準にする。

100_0612jpg01 湿地には酪農排水の中でも成長できるヨシを植え、                         地下茎や芽の成長によって水の通り道をつくり、目                         詰まりを防ぐ役割を担わせる。リンは三、四段目の                         間に設置した炭酸カルシウムの吸着ますで回収し                          て肥料にする。軽石の上に敷いた特殊な断熱材と、                         均等に排水を流してすぐに浸透させるための自動ポ                         ンプ装置を配置することで、冬場の凍結を克服したという。総工費約千五             百万円をかけ、約四千平方㍍の新システムを建設中の中山農場(別海                         町、乳牛三百頭規模)は「電気代などが安く済み、自然の力で浄化でき                         る利点にひかれた」。開発を主導した同センタ-の加藤邦彦主任研究員                       (43)は「道内の酪農家に普及し、環境向上に寄与できれば」と話してい                        る。

行政など普及推進を

中野和典・東北大大学院工学研究科准教授(環境生態工学)の話 低                         コストで二酸化炭素を排出せず、高濃度の汚水を処理できる、非常に画                        期的なシステムだ。技術的にも世界の最先端レベルにある。行政などか゛                       支援し普及をす進めるべきだ。

コメント (1)

こどものほん<河田由美子・人と本を結ぶ会・ぼんぼん代表>

2008-03-18 15:00:00 | 本と雑誌

「幼児向き」

おはなしチャイルド 2月号 (2)
価格:¥ 350(税込)
発売日:2008-02

[ジェイとドゥのゆきあそび」                                                   片平直樹作 高島純 絵

雪がうれしくてしかたのない様子のお父さんペンギンのジェイ。寒が                           りの息子ペンギンのドゥも、どんどん巻き込まれてゆきます。ジェイが                           どうしても、おおきなかまくらをつくると言いはり、ドゥと雪を集めてい                           るうちに、ご近所さんの雪かきもするハメに・・・。雪かきが終わるころ                           にはジェイとドゥの家の前は雪の山。とびっきりおおきなかまくらがで                           きたことは言うまでもありません。そしてドゥは、作りたかった「あるも                           の」もちゃんと作りましたよ。なんだと思いますか?高畠さんの絵は、                          はりきっているお父さんの姿をいきいきと表現。はりきりすぎの一途                            さもおかしくて温かです。

だいすきひゃっかい (レインボーえほん 12) だいすきひゃっかい (レインボーえほん 12)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2007-07

いもうとのなみが眠ってしまい、はるなはおかあさんとふたりきり、おか                          あさんは「はやくねなさい」というけれど、ねむくなんかありません。「お                          ねえちゃんがさわいでいたらおかしいでしょ」といわれ、「ちがうもん。お                         ねえちゃんじゃないもん。はるなははるなだもん」と反論。そしてなぞな                          ぞをだします。「ねるまえに はるなが いくのは どこでしょう!」いろい                          ろ言ってみたけれど、とうとう答えられなかったおかあさんの「ばつ」とし                        て、はるながしてもらったことは?絵ものんびりしてあたたかく、1日の                          終わりに優しく満ちてゆく時間と表情を、細やかに描いています。

「低・中学年向き」

うえきばちです うえきばちです
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-09

ペ-ジをめくるとそこに、常識をくつがえすような思わぬ展開(絵)が現                          れ新鮮な驚きを体験することは、絵本の大きな魅力のひとつです。この                         作品も、そんな絵本ならではの表現効果が生かされて、抜群におもしろ                        い! 私の所属する「おはなしネットぼんぼん」の例会の時、「おはなし                         会でおすすめの絵本」として、メンバ-のひとりが読みきかせをしてくれ                         ました。「うえきばちがあったのでつちをいれて、○○○○○○をうえま                          した」。水をやり、めがでてはがでて、はながさきました。そして、さらに                         成長?をつづけ・・・とうとう・・!?どうなったのか、どうぞ絵本をみて(読ん                         で)ください。発想の妙味と余韻を残す終わり方で、不思議な感覚が尾                         をひきます。

彼岸花はきつねのかんざし (学研の新・創作シリーズ) 彼岸花はきつねのかんざし (学研の新・創作シリーズ)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2008-01

也子(かのこ)は四年生。家では大人たちが、きつねに化かされた話                           を折りに触れくりひろげています。ある日とうとう、也子も竹やぶで子ぎ                          つねに出会いましす。子ぎつねは、「あんた、わたしに化かされたい                          ?」とききました。也子はきっぱり断りますが、それからふたり(?)の                          実にかわいくほほ笑ましい交流がはじまります。遊ぶ風景も心の動き                         も、とても素朴に繊細に丁寧に描かれています。大人たちの会話も味                          わい深い広島弁でいきいきとして、引き込まれます。そんなかけがえ                          のない大切な日々を一瞬にして奪ったもの、それは・・・。作者は被爆                          二世。詩情豊かに子どもを描き、真摯に平和を伝えます。

「高学年以上」

Dear Little Moon きみに ありがとう Dear Little Moon きみに ありがとう
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2008-01-19

大切な人に贈りたい、メッセ-ジ絵本です。作者のアンドレ・ダ-ハンは、                        1987年に初めて「ぼくのともだち、おつきさま」という絵だけの絵本を出                         版しました。その後、「もうひとりのともだち」を出版し、その中で「おひさ                        ま」と「おほしさま」も仲間入りします。ダ-ハンの絵を通して伝わる「あた                        たかさ」と「よろこび」。認め合い、あるがままを受け入れている空気。きみ                        がすきというきらめき。この絵本には、きたやまようこさんが、「きみ」(お                         つきさま?)への親愛と感謝の言葉をシンプルに添えています。あなたに                        とっての「きみ」は誰(何?)ですか?

ボーイ・キルズ・マン (鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち) ボーイ・キルズ・マン (鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2007-05

12歳の少年が銃を持ち、雇われて人を殺す・・・。とても衝撃的なの内容                        です。この物語は、フィックションですが、コロンビアで実際に起ったできご                        とに基づいて書かれています。コロンビアは、コ-ヒ-やエメラルドなどの                        産出国として知られていますが、一方では、貧富の差が激しく、麻薬やゲ                        リラ、テロ、汚職など多くの問題を抱えているといいます。貧しく教育も十                        分に受けられず、虐待を受けるなど劣悪な環境に置かれる子どもたちが、                         「生きるために」闇の仕事に手を染めてゆくのです。目の前に見えなくても、                       現実に起きている世界の一部。子どもたちの慟哭と、大人の責任が胸に刻                          まれました。

コメント