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 ゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ウンチクがんちく<土と作物のはなし⑨>

2008-03-12 15:00:00 | うんちく・小ネタ

道立道南農業試験場研究部長 赤司 和隆                                         見直される緑肥の力

100_0632_2 畑で赤クロ-バ-や、黄色い花を咲かせている                            ヒマワリ、アブラナ類を目にすることがあります。                           これらは堆肥にせずに畑にすき込まれる緑肥で                           す。中でも、クロ-バ-類などのマメ科緑肥は                            根粒菌を通じて吸収していた空気中の窒素を                            土壌中へ放出するので、昔から「緑のこやし」として利用されてきま                            した。最近、有用微生物の増殖や病害虫・雑草の発生抑制に有効                            な新しい緑肥も明らかにされました。減化学肥料・減農薬栽培の普                           及もあり、その栽培に弾みがついています。現在、道内の緑肥栽培                           面積は15年前の1・5倍の約四万四千㌶です。全体の約68%を占                           めるのは後に作緑肥とよばれるもので、秋まき小麦などの収穫後の                           畑が空いた時期に栽培されます。8月に種子がまかれ、晩秋ないし                           翌春に畑にすき込まれます。一方、約25%を占める休閑緑肥とよば                          れるものは、春から晩夏に栽培されます。主作物の栽培を休まなけ                           ればなりませんが、十分な緑肥の成育量が得られ、高い導入効果が                          期待されます。主な緑肥はエン麦です。中でも土壌中の有害線虫を                           少なくするエン麦野生種の作付けが急増しています。アブラナ科の                           シロカラシ、へアリ-ベッチ、ヒマワリも増加傾向です。緑肥は利用                            する人の畑で栽培され、そこにすき込まれるため、トレ-サビリティ、                           運搬コスト、農村景観の面から望ましい有機物といえます。

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旭川・窪田さん登録ナナカマド2新種

2008-03-12 14:00:00 | ほっかいどう関連情報

ピンク、黄色の栽培技術確立

100_0640 ピンク色と黄色の実がなる新品種のナナカマド                             2種類を旭川市内の樹木医、窪田信作さん(66)                           が見つけ、2年間の研究の結果、株を組織培養                            で増やす技術を確立した。ピンク色の「峰仙」と                            黄色の「黄鐘」で、2年間、ナナカマドとしては国                            内で初めて新品種に登録された。窪田さんは「両                           品種とも色鮮やか。多くの人に親しまれれば」と                           普及を期待している。ナナカマドはバラ科の落葉                           高木で道内に広く分布し、従来の品種は秋に赤                           い実がなる。北大植物園は「ピンク色や黄色の                            実は聞いたことがない」という。造園業も営む窪                           田さんは20年前、街路樹用のナナカマドの苗木1600本の栽培を                 士別市の知人に依頼。10年前、ピンク色や黄色の実を付ける木                  を複数見つけた。その後も毎年同じ色の実がなることから、窪田さん                           は「新品種に認められるのでは」と考え、2000年に農林水産省に出                           願。06年2月、いずれも新品種として登録された。その後、窪田さん                           は2年間の研究を重ね、今年2月、種からでなく、原木の組織の一                            部を培養して株を増やす方法の確立にこぎつけた。組織培養法だと、                          原木と同じ色の実を付ける株を確実に増やせるという。現在、無菌の                          ガラス瓶の中で、二種類計二万株を育てている。品種登録による権                           利保護で両品種とも窪田さん以外は生産・販売できないことから、                            今後、培養している株を需要に応じて土に植え、苗木にするという。                           窪田さんは「ナナカマドは本州でも人気がある。色の珍しさで注目され                          れば」と話している。問い合わせは窪田さん℡0166・52・3333へ。

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