flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

けさがけ地蔵

2008-09-06 00:00:13 | 石のまもり

(身代わり地蔵 愛知県豊川市南大通)
 浄土宗補陀山善光庵の境内には、身半分の石地蔵(トップ写真中央)がある。明応年間(1492-1500)牧野成時の臣、渡辺太郎左衛門が野武士に襲われた際、突如若い侍が現れ、太郎左衛門をかばって傷を負った。間もなくして若侍はどこかへ立ち去ったが、その後太郎左衛門が建て、信心をしていた石地蔵に袈裟懸(斜めに切られた跡)の傷と血が付いており、太郎左衛門の身代わりになってくれたのだという伝説の残る石地蔵である。(トップ写真左:厄除地蔵尊、右:思案観音(如意輪観音):寛政元年(1789))
(善光庵山号額)
(鏝絵(こてえ:漆喰レリーフ))
 
 

コメント (2)
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