2014/09/09 (火曜日) 晴れ
二ヶ月もかけて作ったV4エンジンだけど、トラブル続きで直すことも
できない。 そこでこのエンジンは諦めて新しく作り直すことにした。
でも全ての部品が悪いわけではない。
クランク軸や、バルブ、エキセントリックは正常(だと思います)。
こういうものは再利用しようとV4を分解した。
作りのは大変だったけど分解はあっという間に終わった。
このエンジンの問題点はシリンダーとピストンだと思う。
旋盤がないのでいろいろなサイズのパイプを組合わせて(嵌め合って)
太くしたり、肉厚を厚くしたりして(バウムクーヘン方式)工作するのだが
その取り扱い方がちょっと乱暴だったかもしれない。
万力に咥えて切断したり、ボール盤で無理な力をかけて穴あけしたりして
円形のパイプを歪ませていたかもしれない。
そこでピストンを試しに作ってみることにした。
そしてその出来上がったピストンをプランジャー実験用の単動・単気筒エンジンに
取り付けて動作を確認してみることにした。
↓ ピストンの素材の切り出し。 万力で直接咥えるような無茶はせず、内径に合った丸棒やパイプに嵌めて
糸鋸の細かい刃で丁寧に切り取った。
、
↓ ピストンピンを通す穴の位置決め。 左右が同じ高さでなくてはピンが歪んでしまう。
トースカンを使って左右の穴の位置を同一にマークした。
↓ ポンチングも自動ポンチなるものを使って材料を歪ませないようにした。 両手が使えるので材料が浮かない ようにしっかり固定できるのが便利だ。
↓ ピストンピンの穴を開けたピストンと脚を付け足して長くしたコンロッド。 2φ。丸棒はピストンピン用。
↓ コンロッドをピストンピンで固定した。
このピストン工作で一番難しいのはピストンピンの固定(半田付け)だ。
うっかりハンダ付けすると、ピストン内部のコンロッド(小端部)までが半田付けされてしまい
使い物にならなくなってしまう。
そこで今回は使用する半田の量を微少にして余分な半田が内部へ浸入しないようにしてみた。
これはうまくいった。 今後はこうやれば大丈夫だろう。
↓ 出来上がったピストン。 漏れを少なくするために長さ(厚さ)は25mmもある。
↓ コンロッド(大端部)をクランクピンに嵌めた。
↓ シリンダーを取り付けて完成だ。
この単動式単気筒エンジンはプラージャーの時には55回転/秒の高速回転を記録している。
そしてパワーも1Wオーバーを出しているのだ。
果たしてピストンに換装して性能はどんなものだろうか?
ボイラーに点火して動かしてみた。
その様子を動画でご覧ください。
先ず無負荷高速回転テストの様子。
毎秒58回転(3,480rpm)の自己最高記録をマークした。
そしてパワーも1Wを出してくれた。
何回も繰り返して動作させたがトラブルは皆無で順調にテストができた。
ピストンの作り方はこうやる・・・・という実習ができた。
さぁて、新V4の設計図を描くとするか・・・・・・・・
二ヶ月もかけて作ったV4エンジンだけど、トラブル続きで直すことも
できない。 そこでこのエンジンは諦めて新しく作り直すことにした。
でも全ての部品が悪いわけではない。
クランク軸や、バルブ、エキセントリックは正常(だと思います)。
こういうものは再利用しようとV4を分解した。
作りのは大変だったけど分解はあっという間に終わった。
このエンジンの問題点はシリンダーとピストンだと思う。
旋盤がないのでいろいろなサイズのパイプを組合わせて(嵌め合って)
太くしたり、肉厚を厚くしたりして(バウムクーヘン方式)工作するのだが
その取り扱い方がちょっと乱暴だったかもしれない。
万力に咥えて切断したり、ボール盤で無理な力をかけて穴あけしたりして
円形のパイプを歪ませていたかもしれない。
そこでピストンを試しに作ってみることにした。
そしてその出来上がったピストンをプランジャー実験用の単動・単気筒エンジンに
取り付けて動作を確認してみることにした。
↓ ピストンの素材の切り出し。 万力で直接咥えるような無茶はせず、内径に合った丸棒やパイプに嵌めて
糸鋸の細かい刃で丁寧に切り取った。
、
↓ ピストンピンを通す穴の位置決め。 左右が同じ高さでなくてはピンが歪んでしまう。
トースカンを使って左右の穴の位置を同一にマークした。
↓ ポンチングも自動ポンチなるものを使って材料を歪ませないようにした。 両手が使えるので材料が浮かない ようにしっかり固定できるのが便利だ。
↓ ピストンピンの穴を開けたピストンと脚を付け足して長くしたコンロッド。 2φ。丸棒はピストンピン用。
↓ コンロッドをピストンピンで固定した。
このピストン工作で一番難しいのはピストンピンの固定(半田付け)だ。
うっかりハンダ付けすると、ピストン内部のコンロッド(小端部)までが半田付けされてしまい
使い物にならなくなってしまう。
そこで今回は使用する半田の量を微少にして余分な半田が内部へ浸入しないようにしてみた。
これはうまくいった。 今後はこうやれば大丈夫だろう。
↓ 出来上がったピストン。 漏れを少なくするために長さ(厚さ)は25mmもある。
↓ コンロッド(大端部)をクランクピンに嵌めた。
↓ シリンダーを取り付けて完成だ。
この単動式単気筒エンジンはプラージャーの時には55回転/秒の高速回転を記録している。
そしてパワーも1Wオーバーを出しているのだ。
果たしてピストンに換装して性能はどんなものだろうか?
ボイラーに点火して動かしてみた。
その様子を動画でご覧ください。
先ず無負荷高速回転テストの様子。
毎秒58回転(3,480rpm)の自己最高記録をマークした。
そしてパワーも1Wを出してくれた。
何回も繰り返して動作させたがトラブルは皆無で順調にテストができた。
ピストンの作り方はこうやる・・・・という実習ができた。
さぁて、新V4の設計図を描くとするか・・・・・・・・
今回は取り外した部品を流用するので新しく作るのはケースとピストンぐらいですから気楽です。
それで足取りも軽いのかも・・・・(笑い)
今度は真鍮パイプの取り扱いを慎重に丁寧にしてスムーズに動作するようにしたいです。
肉厚0.5のパイプはほんとうに柔なんですね。
この単気筒・単動式はよく回ります。 ボアー12mm ストローク15mm(容積1.7cc)の
小さなエンジンですが小型ボイラーではこのぐらいがお似合いなんでしょうね。
でもこれでは残念ながら自己起動しません。 4気筒にすると、容積は6.8ccですから
パワーは落ちてしまうでしょうね、きっと・・・
まぁ、目標は0.5W発電です。 ご期待くださいませ。
そうですね、複動式なら単気筒でも自己起動するチャンスも多くなるでしょうね。
私の場合はボートに乗せて走らせるのが目標なので手元を離れた水面上で停止してしまうことが
一番の心配事です。 それにバックもさせたいので自己起動をどうしても実現したいのです。
でも、どうしても自己起動(多気筒エンジン)が工作できなければ、
単気筒でエンジンは回しっぱなしで前進だけ(JANJANJANさんがこれでも結構楽しめると
レポートしてます。)のボートを作ろうと思っています。
単気筒エンジンなら手持ちのものを縦型に変えればボートに搭載できますので・・・・・
今日もテストしてみました。 秒・64回転(3840rpm)が出ました。テストばかりで停滞してます(笑い)