貧乏人も金持ちも
今日からモンゴルは新学期が始まる!ニ三日前から町には花束や学用品を抱え
家路へ急ぐ親子の姿を見かける!何故!写真に写さない・私は心の病気を患っている
だから写真を写す気持ちになれない、何時も吾が頭の中には心の病気が支配している
そんな私の心を見透かしたように邪悪なプードルがまたも甘い声で私を呼び出した
プードルは自信に満ちた野良のようだ!どうも私にキッチンの排水管を取り替え
させたいようである・・
金持ちプードルだから業者を呼べば済むもの・・何故、老人を扱き使う
そこが理解できない
でも昨日昼は私に有名レストランで豚カツをご馳走してくれた!俺は豚カツより
別のものが食いたかった!お腹が満たされても心の病気は治らない
気の利かん豚プードルである・・要するに私は一日中プードルに引っ掻き回された
写真の餓鬼どもはストリートチュドレンでも乞食の子供でもない!
近郊に住む貧乏人の子供たちである
親がこの近くで路上商売・ゴミ漁りしたりして日々の生活をしている子たちだろう!
彼らは昔、観光客や外国人に暴力を働いたり追剥をしていた現在の姿である
しかし、現在はゴミが金になる時代・・
ペットボトル・アルミ缶等を廃品業者へ持ち込めば現金収入
彼らは現金を手に入れると市場でガムや濡れテッシュを大量に購入し道行く人に路上販売する
レストランなどで外国人に売りつける・・販売差益を手に入れる知恵も備えている
此処に座り込んで段ボール箱に現金を入れてもらい金を稼ぐ餓鬼もいる
この子達は物ぐさ餓鬼の商売人である・・明日から学校だから一稼ぎしようという企み!
餓鬼に一日、どのくらい稼ぐか聞いてみたことがある!何と!2千から2万も稼ぐという
餓鬼共は夏休みや学校が休みの時、路上でアルバイトをして小使いを稼ぐ
一月25日として50万は稼ぐ!知恵のない親より稼いでいる計算になる
本当かカマセか分らないからポケットの中の物を出して見せろというと餓鬼が手にしては
可笑しなくらいの現金を持っている・・餓鬼も働かせている親も大したものである
親でこんな姿の者が路上でやっていると現地人が言い争いをする・・よく聞くと
観光客に恥ずかしいから大人なら真面目に働けと言っている
子供だと皆さん小銭を箱に投げ入れている・・不思議な現象・国である!
現地人に聞くと手渡しはいけないという・・現地人曰く!貧乏が乗り移るからという
だから投げ入れるという!
そのくせ私達が現地人に不必要な金を要求された時、私が通訳などに現金を
投げ渡すと怒りまくる!何故!現金を私に投げて寄越すかとフッーフッと息巻く
私はここぞとばかり言い返す!
悪銭を欲しがる病気が移らないように渡しただけ!