およそ10年ぶりに香ばしい香りをかいで。
ピックル液に漬け込むこと1週間。外で乾かすこと1時間半。(風乾)
ーーーアラッ、チップ達は?------
物置に首を突っ込んで、探すけれど見つかりません。
10年前の自家製燻製製造器(1斗缶2個重ね)は最早我が家から消えていたの
です。それとて私作よ。缶切りと鋏でゴジゴジゴキって、程よく開けてつないでね。
くも膜下出血緊急手術、そしてもう一つ見つかった、それが破裂したら冥土行き
という、ややこしい場所にあった動脈瘤。もう1回パカッと頭蓋骨をはずして。
オー、気色悪い!ま、私は眠っているから知らないうちになんだけど。
「見てみる?手術の過程を」
「いえ、沢山です。見ません」
手術過程を撮影ですって。自分の出来の悪い脳みそを見る気はしなかったわ。
セニョールは見たらしいんだけど。
その後、あ~らあらって年月は過ぎて、やっと、ゾロ(怪傑ゾロじゃあないけど)
むずむずして来た創作欲。寒くなると冬場の保存食作りに精出していたあの頃
みたいに。それで、チップを探していたのだけど、見つからないのよ。
車を出して、量販店巡り。
どこも「それは、季節モノでありません」って。アウトドア関連グッズは夏だけ。
ーーーフ~~ン。しゃあないわね。-ー燻製は冬場にこそなんだけどーーーー
なんてつぶやいても意味ないことよ。
いつものように、愛犬とスペイン語のお勉強しながら(私一人がブツブツと言い
ながら)のお散歩。
お肉の風乾も済ませたし、それこそアウトドアグッズ販売店へセニョール・ダン
へお付き合い願ってなんてね。
「いい?」
「いいよ」
「その前にお散歩してくるわね」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・
"Marilin,hoy tambien hace buen tiempo,verdad?"
マリリン、今日もい~いお天気でしょう?
なんて言いながら。アッチコッチ、彼女の気分のままに。
ーーーーン?
ピカッ(頭の中で)!
ーーーなあんだ、そう、そう、厭だ、今気がついたなんて!-----
そして、私は、撤去された県営住宅のあちらこちらに植えられて、間もなく
切られると言う大きな桜の木の周りに散らばっている小枝の採集にかかった
のです。現代人のいけないところ・・・すぐ買うことに囚われる精神作用。
近くの農家のお庭にもある樹齢なんてわからないほどの大桜木。
たまたま農作業をしていらしたご主人に
「先の台風で折れた桜の木切れはないかしいら?」
「おー、いっくらでもあるよ」
「いただける?」
「好きなだけ持ってけ!」
お散歩から帰ってきたら、セニョールが出していてくれてましたチップを。
それは、とっても嬉しかったのですが、それはそれとして、もうサクラ材の
チップにおいては、何も心配がいらない環境に住んでいた私だったことに
感激して、早速燻製作業に取り掛かった次第なのです。
およそ、1kgの豚バラ肉の燻製に。
時々、チップと粗目砂糖を足しながら、
ーーーーーーーーそうそうこの色よ!----
なんて、売っているものとはまるで違う本物のベーコンカラーにニンマリ。
まもなく3時間になる燻し。あと2時間は煙をかけます。5時間かけて、
その後2時間はそのまま冷まします。夜の7時頃に丹精こめた私製ベーコン
の出来上がりとなります。出来上がるまでおよそ1週間の日時。
こういう時間との付き合いがとっても大事と思う私です。
出来るだけ自分の手と身体を使って日々を生きることの大切さを益々感じる
のです。何でも「買う」ことの恥ずかしさを知っています。それはコソコソ
すべきことだと思うのです。決して口にすべきではないって思います。
ですから、やっぱりモノ・カネのお話をする人からは遠のくのです。
自然相手に生きる人たちが好きです。コツコツと何かを作る人たちを尊敬し
ます。ア~~、米子で手に入れた漬け物樽。水を張ってなかったばかりに、
バラッとほぐれて解体してしまって、2度と使えない代物にした自分を恨む
のです。余分な水分を吸収する木は、美味しいお漬け物作りにはなくてはな
らない容器なのですが・・・・ア~、もう一度あれに漬けてみたい!
今年の冬は、これまた久し振りのお味噌作りにも取り掛かろうかと思っていま
す。何かを作るって、とっても幸せな気分になります。そういう事に多大な
関心を持てる自分を幸せ人間ってしみじみ思うのです。
出来上がったベーコンは、明日「おが屋」へ納入します。本物のベーコンを
味わってもらいましょう。
味見しにいらっしゃいます?
ピックル液に漬け込むこと1週間。外で乾かすこと1時間半。(風乾)
ーーーアラッ、チップ達は?------
物置に首を突っ込んで、探すけれど見つかりません。
10年前の自家製燻製製造器(1斗缶2個重ね)は最早我が家から消えていたの
です。それとて私作よ。缶切りと鋏でゴジゴジゴキって、程よく開けてつないでね。
くも膜下出血緊急手術、そしてもう一つ見つかった、それが破裂したら冥土行き
という、ややこしい場所にあった動脈瘤。もう1回パカッと頭蓋骨をはずして。
オー、気色悪い!ま、私は眠っているから知らないうちになんだけど。
「見てみる?手術の過程を」
「いえ、沢山です。見ません」
手術過程を撮影ですって。自分の出来の悪い脳みそを見る気はしなかったわ。
セニョールは見たらしいんだけど。
その後、あ~らあらって年月は過ぎて、やっと、ゾロ(怪傑ゾロじゃあないけど)
むずむずして来た創作欲。寒くなると冬場の保存食作りに精出していたあの頃
みたいに。それで、チップを探していたのだけど、見つからないのよ。
車を出して、量販店巡り。
どこも「それは、季節モノでありません」って。アウトドア関連グッズは夏だけ。
ーーーフ~~ン。しゃあないわね。-ー燻製は冬場にこそなんだけどーーーー
なんてつぶやいても意味ないことよ。
いつものように、愛犬とスペイン語のお勉強しながら(私一人がブツブツと言い
ながら)のお散歩。
お肉の風乾も済ませたし、それこそアウトドアグッズ販売店へセニョール・ダン
へお付き合い願ってなんてね。
「いい?」
「いいよ」
「その前にお散歩してくるわね」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・
"Marilin,hoy tambien hace buen tiempo,verdad?"
マリリン、今日もい~いお天気でしょう?
なんて言いながら。アッチコッチ、彼女の気分のままに。
ーーーーン?
ピカッ(頭の中で)!
ーーーなあんだ、そう、そう、厭だ、今気がついたなんて!-----
そして、私は、撤去された県営住宅のあちらこちらに植えられて、間もなく
切られると言う大きな桜の木の周りに散らばっている小枝の採集にかかった
のです。現代人のいけないところ・・・すぐ買うことに囚われる精神作用。
近くの農家のお庭にもある樹齢なんてわからないほどの大桜木。
たまたま農作業をしていらしたご主人に
「先の台風で折れた桜の木切れはないかしいら?」
「おー、いっくらでもあるよ」
「いただける?」
「好きなだけ持ってけ!」
お散歩から帰ってきたら、セニョールが出していてくれてましたチップを。
それは、とっても嬉しかったのですが、それはそれとして、もうサクラ材の
チップにおいては、何も心配がいらない環境に住んでいた私だったことに
感激して、早速燻製作業に取り掛かった次第なのです。
およそ、1kgの豚バラ肉の燻製に。
時々、チップと粗目砂糖を足しながら、
ーーーーーーーーそうそうこの色よ!----
なんて、売っているものとはまるで違う本物のベーコンカラーにニンマリ。
まもなく3時間になる燻し。あと2時間は煙をかけます。5時間かけて、
その後2時間はそのまま冷まします。夜の7時頃に丹精こめた私製ベーコン
の出来上がりとなります。出来上がるまでおよそ1週間の日時。
こういう時間との付き合いがとっても大事と思う私です。
出来るだけ自分の手と身体を使って日々を生きることの大切さを益々感じる
のです。何でも「買う」ことの恥ずかしさを知っています。それはコソコソ
すべきことだと思うのです。決して口にすべきではないって思います。
ですから、やっぱりモノ・カネのお話をする人からは遠のくのです。
自然相手に生きる人たちが好きです。コツコツと何かを作る人たちを尊敬し
ます。ア~~、米子で手に入れた漬け物樽。水を張ってなかったばかりに、
バラッとほぐれて解体してしまって、2度と使えない代物にした自分を恨む
のです。余分な水分を吸収する木は、美味しいお漬け物作りにはなくてはな
らない容器なのですが・・・・ア~、もう一度あれに漬けてみたい!
今年の冬は、これまた久し振りのお味噌作りにも取り掛かろうかと思っていま
す。何かを作るって、とっても幸せな気分になります。そういう事に多大な
関心を持てる自分を幸せ人間ってしみじみ思うのです。
出来上がったベーコンは、明日「おが屋」へ納入します。本物のベーコンを
味わってもらいましょう。
味見しにいらっしゃいます?