「オー、おでん」って、ウチの宇宙人が。
「そう、寒くなってきだしたからね」
「揚げボールが入ってないじゃない」
「ええ、今日はお豆腐系がメイン。明日、具を足していくのよ。でも、タコと鶏肉
入りよ」
冷蔵庫を開けて、
「辛子がないよ」
「そうなのよ。だから、私とダンちゃんはチューブ入りなんかじゃない、溶かした
のをつけたわ」
唯一昔からある(と思っている)黄色の缶入り辛子をお水で溶いて。
「いつのだよ、これは?」
「さあ、500年は経ってないはずだけど」
ここのところは、暇を見つけて大きなダイニングテーブルで読んでいる本は、浅田
次郎「プリズンホテル」。
中学同級生お勧め本。「蒼弓の昴」から今は「中原の虹」。清朝末期のお話。その
系統がいい!なんて言ってたら、
「何たって、プリズンホテル」
って言ってたからねえ。続けて「天切り松 闇物語」だって。
クロネコ大和のブックサービスで取り寄せて。忙しい今は寸暇を見つけての有様よ。
その「プリズンホテル」の本に戻って、時々声を立てて笑っちゃうヤクザと作家の
物語。
受信メール音。
ここから送受信。
セガレ:「辛子があったよ、納豆についているそれ」
私 :「そりゃあ よござんした」
セガレ:「嬉々として使ってみれば、酸っぱいんだよ」
私 :「ハハハハハ そりゃぁ発酵したってぇ事じゃありんせんか、若旦那。
あるいは、使い物にならねぇって、アレかもしれませんぜ。まぁお好き
になさっておくんなませ、バカ じゃなかった若旦那。いや こりゃぁ
失礼さんでござんした」
セガレ:「ところで、チャーハン食べたいんだけど、どうかな」
私 :「へぇ、まぁしゃぁない。作って進ぜやしょう。手元不如意の身にすりゃぁ、
四の五の言える立場じゃござんせんからねぇ、いえ若旦那 こいつは雨の
夜の つまらねぇ独り言ってぇもんでござんすから、気にしねぇでおくん
なせぇ。出来上がりやしたら 連絡いたしやすから、チーッとばかし待っ
ておくんなせぇ」
トントン、ジュッ、ザッザーッ、そして、パラパラサラサラ。隣のコンロで一人分お
みおつけ。
私 :「出来た!」
私 :「出来た!」(前に続けて)「冷めますぞえ」
おでんを入れた食器やもろもろを下げて、
「旨かったよ、おでん」
「あったり前でしょう!美味しいに決まってるのよ、私の作るものは」
セニョール・ダンが丹精こめて作っている家庭菜園のお野菜たち。
ずっしり重くなってしまった大きなレタス。化学薬品は使わない栽培だから、安心。
レタスはどうする?サラダ?チャーハン?スープの具?
それに私はもう1品。
こちらは私がお庭のプランターで栽培の唐辛子。真っ赤になるまでおいて、乾燥さ
せたそれは、又1年まかなえる量よ。その唐辛子の種を抜いて、小口切り。
中華なべにごま油を入れて、熱しきったそこへ、切った唐辛子を入れて、続けて
手で千切ったレタスを一気にいれて、ここからが勝負!一気に炒めて、塩、コショウ、
少量のお醤油を鍋肌に。ざっと混ぜて出来上がり。アッチチッチチチチ、フッフッフー。
丸々1個がアラララッ!美味しい事美味しい事。レタスは身体を冷やすので、せめて
冬場は火を通して。冷え性の人はサラダは禁物よ。
サラダを常食していて「私は冷え性なのよ」は、私ってバカなのよって言ってるよう
なもの。もう少しお勉強しましょうね。
ヤクザが登場の物語は、す~ぐ私を鉄火場の姐さんにしちまう。
「なにかい、お前さん。このアチキの言うことに、何か文句がおありかい?」
「流行、芸能人、切った張ったの話なんかするんじゃぁないよ。うすみっともない。
もっともっと脳みそに栄養をつけなって!聞いてる、見てるこちとらが具合が悪く
なっちまうじゃないか。ええっ、どうやってこのおとしまえをつけるって言うんだい、
ええっ!そこの嘴の黄色い、おまえさんは!」
な~んてね。
ハハハハハ・・・・・・・・、ああ、面白い!やめられない止まらない。
な~んて豊かな日本語でしょう。ねえ、そうお思いになられますでしょう?
まあ、そこの、むかしのお嬢さん。もっともっとお尻の青いひよこ達を、訓練しなけ
ればいけませんことよ。日本と朝鮮半島のことだってご存知でいらっしゃいますでし
ょう? あなた様がそこに目をおつむりになって、ヨン様が、なんて。ええ、ええ、
誰でもハメをはずしたいこともございますし、そこのところはよおく存じてますわ。
けれども、今ごろのひよこちゃん達は、わたくし達を尊敬してません。それは、わた
くし達の罪ではございませんこと?戦後成金のあさましき、ホホホホ、いいええ、あ
なた様のことではございませんことよ。
さあ、今日から又私の唯一生徒のミゲル君の特訓が始まります。
今週は、月・水・金の3日間です。木曜日は、ケイコサンと久しぶりにお会いします。
コラソンラティーノで。
「そう、寒くなってきだしたからね」
「揚げボールが入ってないじゃない」
「ええ、今日はお豆腐系がメイン。明日、具を足していくのよ。でも、タコと鶏肉
入りよ」
冷蔵庫を開けて、
「辛子がないよ」
「そうなのよ。だから、私とダンちゃんはチューブ入りなんかじゃない、溶かした
のをつけたわ」
唯一昔からある(と思っている)黄色の缶入り辛子をお水で溶いて。
「いつのだよ、これは?」
「さあ、500年は経ってないはずだけど」
ここのところは、暇を見つけて大きなダイニングテーブルで読んでいる本は、浅田
次郎「プリズンホテル」。
中学同級生お勧め本。「蒼弓の昴」から今は「中原の虹」。清朝末期のお話。その
系統がいい!なんて言ってたら、
「何たって、プリズンホテル」
って言ってたからねえ。続けて「天切り松 闇物語」だって。
クロネコ大和のブックサービスで取り寄せて。忙しい今は寸暇を見つけての有様よ。
その「プリズンホテル」の本に戻って、時々声を立てて笑っちゃうヤクザと作家の
物語。
受信メール音。
ここから送受信。
セガレ:「辛子があったよ、納豆についているそれ」
私 :「そりゃあ よござんした」
セガレ:「嬉々として使ってみれば、酸っぱいんだよ」
私 :「ハハハハハ そりゃぁ発酵したってぇ事じゃありんせんか、若旦那。
あるいは、使い物にならねぇって、アレかもしれませんぜ。まぁお好き
になさっておくんなませ、バカ じゃなかった若旦那。いや こりゃぁ
失礼さんでござんした」
セガレ:「ところで、チャーハン食べたいんだけど、どうかな」
私 :「へぇ、まぁしゃぁない。作って進ぜやしょう。手元不如意の身にすりゃぁ、
四の五の言える立場じゃござんせんからねぇ、いえ若旦那 こいつは雨の
夜の つまらねぇ独り言ってぇもんでござんすから、気にしねぇでおくん
なせぇ。出来上がりやしたら 連絡いたしやすから、チーッとばかし待っ
ておくんなせぇ」
トントン、ジュッ、ザッザーッ、そして、パラパラサラサラ。隣のコンロで一人分お
みおつけ。
私 :「出来た!」
私 :「出来た!」(前に続けて)「冷めますぞえ」
おでんを入れた食器やもろもろを下げて、
「旨かったよ、おでん」
「あったり前でしょう!美味しいに決まってるのよ、私の作るものは」
セニョール・ダンが丹精こめて作っている家庭菜園のお野菜たち。
ずっしり重くなってしまった大きなレタス。化学薬品は使わない栽培だから、安心。
レタスはどうする?サラダ?チャーハン?スープの具?
それに私はもう1品。
こちらは私がお庭のプランターで栽培の唐辛子。真っ赤になるまでおいて、乾燥さ
せたそれは、又1年まかなえる量よ。その唐辛子の種を抜いて、小口切り。
中華なべにごま油を入れて、熱しきったそこへ、切った唐辛子を入れて、続けて
手で千切ったレタスを一気にいれて、ここからが勝負!一気に炒めて、塩、コショウ、
少量のお醤油を鍋肌に。ざっと混ぜて出来上がり。アッチチッチチチチ、フッフッフー。
丸々1個がアラララッ!美味しい事美味しい事。レタスは身体を冷やすので、せめて
冬場は火を通して。冷え性の人はサラダは禁物よ。
サラダを常食していて「私は冷え性なのよ」は、私ってバカなのよって言ってるよう
なもの。もう少しお勉強しましょうね。
ヤクザが登場の物語は、す~ぐ私を鉄火場の姐さんにしちまう。
「なにかい、お前さん。このアチキの言うことに、何か文句がおありかい?」
「流行、芸能人、切った張ったの話なんかするんじゃぁないよ。うすみっともない。
もっともっと脳みそに栄養をつけなって!聞いてる、見てるこちとらが具合が悪く
なっちまうじゃないか。ええっ、どうやってこのおとしまえをつけるって言うんだい、
ええっ!そこの嘴の黄色い、おまえさんは!」
な~んてね。
ハハハハハ・・・・・・・・、ああ、面白い!やめられない止まらない。
な~んて豊かな日本語でしょう。ねえ、そうお思いになられますでしょう?
まあ、そこの、むかしのお嬢さん。もっともっとお尻の青いひよこ達を、訓練しなけ
ればいけませんことよ。日本と朝鮮半島のことだってご存知でいらっしゃいますでし
ょう? あなた様がそこに目をおつむりになって、ヨン様が、なんて。ええ、ええ、
誰でもハメをはずしたいこともございますし、そこのところはよおく存じてますわ。
けれども、今ごろのひよこちゃん達は、わたくし達を尊敬してません。それは、わた
くし達の罪ではございませんこと?戦後成金のあさましき、ホホホホ、いいええ、あ
なた様のことではございませんことよ。
さあ、今日から又私の唯一生徒のミゲル君の特訓が始まります。
今週は、月・水・金の3日間です。木曜日は、ケイコサンと久しぶりにお会いします。
コラソンラティーノで。