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ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

あなたは・・ピカイチ!

2004-09-20 21:18:49 | Weblog
お母ちゃんは、お前を生んで育てた覚えはない。
橋の下から拾ってきた。
ゴミ捨て場に捨ててあった。
お前はお兄ちゃんなんだから。お姉ちゃんなんだから。弟、妹なんだから!
どうして、こんなことが出来ないんだ!
早くしなさい!
本当にお前はバカなんだから!
グズグズするんじゃない!
親の言う事に反発するのか、お前は?
一人で大きくなったような顔をするんじゃない!
お兄ちゃん、お姉ちゃんを見習いなさい!
お兄さん、お姉さんのくせに、こんなことも出来ないの?
こんな成績でどうするんだ!
どうせ、お前なんか!

ああ、こんなセリフを浴びて育ってこなかった?
子ども達を、あるいは弟、妹を、この中のセリフで地獄に突き落とした事はなかった?
サバイバル・ナイフでえぐられたような深~い傷を、生涯癒えることのないキズを、
心から鮮血を垂らしながら抱えて生きていかなくてはならない人が、あなたの家族の
中にいる事を知ってますか?
癒す術を知らない子ども達が、どうやって大人になっていくのでしょう。

ああ、けれどもそんなセリフを吐いてしまう大人達も又、深い傷を舐めながら、生き
てきたのです。古今東西の人々が犯した、こうむった罪の数々。天災で、病気で、事
故で、あるいは戦争で、愛する者を失った悲しみ。自分の意志ではどうする事も出来
ない境遇の中で、自分の悲しみを癒す事も出来ない日々。人に優しくなんか出来ない。
それは容易に想像できる事でしょう。 もし、その人が、幼少時から思春期に、心無
い言葉で、態度で傷つけられてたとしたら、何十層もの苦しみの中に生きてこなけれ
ばならなかったのです。

その罪には、不幸の複利利息がついて、もっと過酷に、冷酷に、
あくどく、人を飲み込んで、掛け算をして生きてこざるを得なかったのです。

この~~、くそ~~! 誰が生んでくれって頼んだよ~! 偉そうな顔をしやがって!
お前なんかに尊敬の「そ」の字もありゃあしねぇんだよ! 
金稼ぎが一番偉いのかよ!

ママの自慢のために私は居るの?
なんで、いっつも順位でばっかりで、私を見るの?
なんで、勉強しなきゃなんないの?
なんで、いっつも人と比較するの。
私はママに、なあんにも褒めてもらえない子なの?
なんでいつもいらついてるの?
なんで、いっつも私に要求ばっかりするの?

子どもは、親の恋愛に、決して寛大にはなれません。例え、現在の親がシングルであっても。
そこに、オスやメスを感じるからなのです。子どもも勝手な生き物で、だからって、それは、
責められるべきものなどではありません。そういう生き物なのですから。
「不潔!」。幼い頃なら、「捨てられる」という恐怖。相手を「泥棒」。
自分と親を引き裂く侵入者、立ち向かえない弱者という自分を認識しなければならない苦痛。


そして、私(俺)は私(俺)、あるがままの姿を、存在を認めて、受け入れて~~~!
そんな、悲痛な叫びが聞こえるようです。
という私も、姉妹間の比較の中で生きてきて、強い強いシスターコンプレックスに
苦しんできました。そんな中で、人の痛さが、僅かでも、自分の肌で感じられる人間に
なれたことは、充分に私を傷つけたそれ以上の愛を同時にくれた母、その母の人生は、
時代に、まわりの大人たちの慾に振り回されたそれでもあったのに、です。そのことと、
遠く離れた地で、今尚私に無言のメッセージを送り続けてくれる人がいるのです。私が
バカな事もせず、いくらなりとも人の痛みがわかる人間でいられるのは、その人の存在
を抜きには語れません。
思春期に、悩みまくっていた私に、一言。
「レイコチャンはレイコチャンのままでいいのよ」
そして、最近。 いい年をしてても悩んでる私に、彼女は素晴らしい言葉をくれました。
「ピカイチよ!」・・・これを、自分を見失いそうなすべての人におすそ分けします。
だって、涙が溢れて、嬉し泣きしちゃったのよ。ヒタヒタと、幸せな思いが湧いてきたのよ。
嬉しいことは、独り占めしてはいけないのですもの。
老若男女に! 悩むのは、若者だけの専売特許じゃないのです。
あなたが居てこそ、世界は構成されてるのですもの。
心の傷を癒すのは、心の空洞を埋めるのは、お金・セックスでは、癒されない、埋められない事を
知って欲しいと、思うのです。

今、マスメディアの大きな操作がなされていることに気付いて!
一部の人間による、頭脳操作。ウッソーって思う? それならチャンと自分を語れるかしら?
提供される様々なウソ、下品に、汚染されてないって言い切れる? みんなが・・・っていう
セリフに逃げてない? 悪貨は良貨を駆逐する のよ。一人一人が踏ん張らないと!
まず、身近なマスメディアを断ち切りましょう。
「エーッ、そんなことも知らないの?」
そんなセリフに怯えないで!言ってる本人も怯えながら受け売りをしているだけよ。
操作されてることに気が付かないのよ。
「ウン、知らない。それがどうしたの?」

今の世の中、知らなくていいことが横行しています。
それらを提供してる人たちは、あなたがたを愛しちゃいないのよ。
薄ら笑いをしながら、自分の慾を満たしているだけ。
恐らく、その人も大きなトラウマの中であがいているのかも知れないわ。

「〇〇の日」、いやらしい! 今日、敬老の日。いっつも邪険に、無視 しててごめんなさい。
そういう日だったのでしょう? お年寄りを、社会で見ましょう。 これは、肉親に愛されなかった人の
すり替え、意趣返し。もっともらしい表現でね。社会でみましょう?冗談を言うのはやめましょう。
肉親が見るのが当たり前のことで、順送りです。そして、又、して欲しいことばっかり言う
人間になってはいけません。「いらない」と言える人は強いのよ。絶対に取られる心配のないものを
貯めましょう。 どこに? 心に頭にね。

そして、傷ついた、病んだ心は何で癒されるのでしょうか?
「愛」しか治せないと思います。それは、無償のもので、見返りのないものでしょう。
傷ついて、病んだ心を持っている人は、簡単に親になってはいけません。自分の子どもに
嫉妬する人間になるからです。我が子であっても、彼等の幸福をねたむ親になってしまうから。
人は、学習する生き物ですから、痛めつけられてきた人は、必ず報復を、復習(復讐)をします、
無意識に。本人も気付かぬうちに。その対象が、我が子であっても。学習してこなかった事の
おさらいは、出来ないのです。

折に触れて、ギュウッと抱きしめられて、「いい子ねぇ。だ~い好きよ」。ってされてこなかった
人が、どうやって人を愛して、許すことができましょう。
そして、飢えた心は、死ぬまで愛を欲し続けます。砂漠に豪雨が必要なのです。 
かつては、その治療者は、近所のおばあちゃんだったり、シッカリ怒ってくれる他所のおじちゃん
だったり。怖いなぁって、思いながらも、惹かれていったものでした。だって、ニッコリ
ほほ笑んでくれるその顔には、「いいんだよ、そのままで」って、書いてあったのですから。
そして次が宗教家でした。
けれども今、神は最新兵器で、殺し合いをしています。
では、今は誰を頼りに? そう、心理カウンセリングで、トラウマを払いのける事がいいかも
知れない。思いのたけを吐き出すのです。悲しみ・苦しみ・恐れ・ありとあらゆる「負」の
感情を吐き出すことから、始まると思うわ。

どういう状況下であっても、あなたは愛されたい、愛されなくてはいけないのです。
まず、あなたの心を癒して、充分に愛を育ててから、次の命をこの世に送り出しましょう。
そうして生まれた子どもは、産んでくれたあなたに感謝して、愛をあげられる人になるのです。

 日本人が素直に言えない言葉を、あえて贈ります。「大きな、抱えきれない愛をあなたに!」
   だって、世界にあなたという人はあなただけ。どんな宝石よりも価値ある存在よ。   
 そしてあなたに上げるそれは、アガペーです。 決して決してエロスじゃあない愛です。

    ☆本日の言葉・・・悪貨は良貨を駆逐する
             意趣返し
             アガペーとエロス