さて、昨日の続きですー
外科医(消化器外科)からの話しは、予想していた手術とは違う内容でした。
私とヒョロナガは、膿瘍を取り除く手術だと思っていたのですが、そうではなく、
膿瘍に膿を出している炎症場所が分からない為、とりあえず膿瘍はそのままにして、
代わりに、その膿瘍に膿を運んでいる膿管(膿の通り道)を切断する。と言う話でした。
①今回もう一度大腸内視鏡検査をした結果、
腸閉塞を起こした回盲部(小腸と大腸の間)に、大きな穿孔(腸壁に出来た穴)が見つかっているので、そこも切除。
②更に、小腸内視鏡検査の時、小腸3mくらいから先に行けないほどの狭窄(腸壁が狭くなっている)もあるので、そこも切除。
③上記の回盲切除後の大腸部分と小腸切除部分を繋ぐー
ここまでなら、まだ何とかストマは避けられる可能性もあるのですが、
問題は、小腸の癒着部分。
④以前の内視鏡検査で見えなかった3mより先の部分、
造影剤CTで診て、恐らく癒着しているであろうグチャグチャになっていた所。
ここは兎に角お腹を開けてみないと、どうなっているか分からない。
もしこの癒着が、S字結腸など直腸方面までガチガチに巻き込んでいた場合、
当然その辺りも切除となるので、その場合ストマは避けられないー
消化器内科の担当医からは、
「とにかく膿瘍が治まらないと、これ以上クローン病の方の治療が出来ない。
かといって、このまま普通食に戻したら、膿瘍が悪化して脊髄にいってしまう。」
今、膿瘍を抑えるために投与している抗生剤。
絶食を止める為には、ここからレミケードなどに変えていかないといけないのですが、
そうすると、どうしても免疫力が下がるので、今度は脊髄炎を起こす可能性がある。とー
つまり、このまま行っても結局行きつく先は手術。
ならば、悪くなって緊急手術になるよりは、調子が比較的良い今のうちにした方が良いー
「ストマは絶対に嫌だ!」と言っていたヒョロナガと私ですが、
もう逃げ場がありませんでした。
手術を断るすべを無くしたヒョロナガと私は、手術を受け入れるしかありませんでしたー
そのすぐ後に知ったのですが、今回のヒョロナガの病状、
クロ-ン病から膿瘍が出来るのは、そんなに珍しい事ではないのですが、
問題はその膿瘍の出来た場所。
脊髄の内側と仙骨の裏側に膿瘍が出来るー
これ、この大学病院始まって以来の症例なんだそうです。
それを聞いて納得。
どうりで、ネットでどれだけ探しても、ヒョロナガと同じ症状が見当たらない訳です。
そして、ヒョロナガに沢山の科の医師が関わっていたのも納得です。
前例がない症例だったからー
ちなみに、手術の説明をしてくれた外科医も、後から調べてみたら、
消化器外科の医局長兼准教授でした。
ヒョロナガにそれを伝えると、
ヒョ 「たかが腸の手術でわざわざ医局長が出て来るとか。俺、ちょっとだけVIP待遇?
」
なんて笑っていました。
兎に角、ヒョロナガの手術は決まりました。
私も腹を括りました!
今月中には手術が行われます。
手術の結果がどうなるかは、お腹を開いてみないと分かりません。
でも、とりあえず命の危険はない。と思います。
ヒョロナガに
私 「アンタがどうなっても大丈夫だから!私はこれでも介護福祉士なんだから!
」
と言うと、
ヒョ 「そんなに俺の介護したいわけ?
」
呆れたような顔で言われました。
いや、そういう意味じゃないんだけどなあ・・・
☆ 後から思ったんだけど、もし今回の手術が上手く行って、予定どうり小腸と大腸をくっつけたとしても、
脊髄裏と仙骨裏の膿瘍は残ったままなんですよねえ~
消化器内科の担当医の話しでは、「膿管さえ無くなれば、後は小さくなっていくハズー」
との事だったけど、
もしそのまま残るような事があれば、また手術になるんだるんだろうなあ~
外科医(消化器外科)からの話しは、予想していた手術とは違う内容でした。
私とヒョロナガは、膿瘍を取り除く手術だと思っていたのですが、そうではなく、
膿瘍に膿を出している炎症場所が分からない為、とりあえず膿瘍はそのままにして、
代わりに、その膿瘍に膿を運んでいる膿管(膿の通り道)を切断する。と言う話でした。
①今回もう一度大腸内視鏡検査をした結果、
腸閉塞を起こした回盲部(小腸と大腸の間)に、大きな穿孔(腸壁に出来た穴)が見つかっているので、そこも切除。
②更に、小腸内視鏡検査の時、小腸3mくらいから先に行けないほどの狭窄(腸壁が狭くなっている)もあるので、そこも切除。
③上記の回盲切除後の大腸部分と小腸切除部分を繋ぐー
ここまでなら、まだ何とかストマは避けられる可能性もあるのですが、
問題は、小腸の癒着部分。
④以前の内視鏡検査で見えなかった3mより先の部分、
造影剤CTで診て、恐らく癒着しているであろうグチャグチャになっていた所。
ここは兎に角お腹を開けてみないと、どうなっているか分からない。

もしこの癒着が、S字結腸など直腸方面までガチガチに巻き込んでいた場合、
当然その辺りも切除となるので、その場合ストマは避けられないー
消化器内科の担当医からは、
「とにかく膿瘍が治まらないと、これ以上クローン病の方の治療が出来ない。
かといって、このまま普通食に戻したら、膿瘍が悪化して脊髄にいってしまう。」
今、膿瘍を抑えるために投与している抗生剤。
絶食を止める為には、ここからレミケードなどに変えていかないといけないのですが、
そうすると、どうしても免疫力が下がるので、今度は脊髄炎を起こす可能性がある。とー
つまり、このまま行っても結局行きつく先は手術。
ならば、悪くなって緊急手術になるよりは、調子が比較的良い今のうちにした方が良いー
「ストマは絶対に嫌だ!」と言っていたヒョロナガと私ですが、
もう逃げ場がありませんでした。
手術を断るすべを無くしたヒョロナガと私は、手術を受け入れるしかありませんでしたー

そのすぐ後に知ったのですが、今回のヒョロナガの病状、
クロ-ン病から膿瘍が出来るのは、そんなに珍しい事ではないのですが、
問題はその膿瘍の出来た場所。
脊髄の内側と仙骨の裏側に膿瘍が出来るー
これ、この大学病院始まって以来の症例なんだそうです。

それを聞いて納得。
どうりで、ネットでどれだけ探しても、ヒョロナガと同じ症状が見当たらない訳です。
そして、ヒョロナガに沢山の科の医師が関わっていたのも納得です。
前例がない症例だったからー
ちなみに、手術の説明をしてくれた外科医も、後から調べてみたら、
消化器外科の医局長兼准教授でした。

ヒョロナガにそれを伝えると、
ヒョ 「たかが腸の手術でわざわざ医局長が出て来るとか。俺、ちょっとだけVIP待遇?

なんて笑っていました。
兎に角、ヒョロナガの手術は決まりました。
私も腹を括りました!
今月中には手術が行われます。
手術の結果がどうなるかは、お腹を開いてみないと分かりません。
でも、とりあえず命の危険はない。と思います。
ヒョロナガに
私 「アンタがどうなっても大丈夫だから!私はこれでも介護福祉士なんだから!

と言うと、
ヒョ 「そんなに俺の介護したいわけ?

呆れたような顔で言われました。

いや、そういう意味じゃないんだけどなあ・・・

☆ 後から思ったんだけど、もし今回の手術が上手く行って、予定どうり小腸と大腸をくっつけたとしても、
脊髄裏と仙骨裏の膿瘍は残ったままなんですよねえ~

消化器内科の担当医の話しでは、「膿管さえ無くなれば、後は小さくなっていくハズー」
との事だったけど、
もしそのまま残るような事があれば、また手術になるんだるんだろうなあ~
