蒲田耕二の発言

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Je suis Charlie.

2015-01-13 | 国際
テロはいかん。犯人は射殺されて当然だ。イスラム国やボコ・ハラムは、人間性を失った狂犬集団でしかない。イスラムの名が廃る。

ただね、フランスの週刊誌が掲載したムハンマドの風刺画って、本当に風刺画なワケ?

風刺ってのは、力を持たない弱者が強大な力の支配者に対抗する数少ない手段の一つじゃなかったかね。

江戸時代の戯作者、山東京伝は黄表紙で幕政を風刺し、手鎖50日の刑を受けた。韓国の詩人、金芝河は現大統領の親父の軍事政権を『五賊』で風刺し、のちに死刑判決を受けた。風刺とは体制の内部で、体を張って権力に抵抗することだ。

それに対してシャルリー・エブドは、外側の安全な立ち位置から価値観の異なる他者をからかっただけと違うか。

ムハンマドは宗教権威には違いない。しかし大多数がカトリックのフランス人にとっては、権力でもなんでもないだろう。少数派の移民にとっての権威にすぎない。

フランスのメディアはフクシマ後、GK川島の画像に4本の腕を生やしたり、ガリガリに痩せた3本足の力士を描いたりした。あれが風刺といえるか。被災者に追い打ちを掛ける嘲笑、弱い者いじめではなかったか。


大体、テロ犯の母国アルジェリアに憎悪のタネを蒔いたのはフランスだ。

だからテロは身から出たサビだ、とオレは言ってるんじゃないよ。しかし、フランス人が被害者ヅラで大デモとかやってるのを見ると、なんか違うなあ~って感を否めないんだよな。片腹痛いわ、とは言わないまでも。

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