蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

運命のいたずら

2012-08-30 | スポーツ
って、オーバーだけどさ、オレが観ると負ける、観ないと勝つ。これ、最近のロッテのパターンなんだよね。

7月まで首位を走っていたロッテが、オールスター明けからズルズル転落。いまじゃBクラスだ。逆転負けが数え切れないほど多い。

昨夜の対楽天戦も先取点を獲ったのに逆転されて、あ~もうアカン、いまのロッテに再逆転の力はないと諦め、テレビを消して風呂に入ってしまった。

ところが! 今朝ネットで確かめると、なんと逆転サヨナラ勝ちしてるじゃありませんか。しかも、オレの大好きな福浦と岡田の活躍で。

そりゃ滅多にないシーンを見逃したのは自分のそそっかしさのせいだけど、なんか運命の悪意を感じるんだよね。

前にも、オレが観れるのに観なかった試合で普段ロクに打たない福浦が突如、大活躍したことがあったもんなあ。

これって、昔はやったマーフィーの法則の一つかね。

話変わって、福島では発がん率が上がり、奇形児が生まれる懸念があると指摘した公益法人の会長が、差別発言だと非難されている。

しかし、会長をバッシングして済む話かね。会長は、冷徹な科学的事実をごまかすことなく指摘しただけと違うか。非難すべきは、原発安全神話で国民をだまし、福島その他に放射能をまき散らした東電、経産省、旧自民政権の方だろが。

会長の指摘はむしろ、責任追及と賠償で福島の強力な援軍になるんじゃないか。
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いじめ

2012-08-27 | 社会
そういや近ごろ、おすぎとピーコとかいう双子のジイさん(バアさん?)、とんと見かけなくなったね。芸人の世界は厳しい。賞味期限が切れたらポイ捨て。

あれだけ長いあいだテレビの常連だったのが不意に切られるってのは、傲岸不遜が度を超したからと違う?

昔、女をいじめる男は男の風上にも置けない男だった。それが20世紀後半、女がやたら強くなって、女をいじめる男はむしろ男らしい男になった。昔の学生はガールフレンドを「君」と呼んだが、いまの学生は「お前」という。

代わって風上に置けなくなったのは、オカマをいじめる男だ。世間が許さなくなった。そこでおすぎとピーコの傲岸不遜がまかり通った。

おすぎって、大江健三郎が『取り替え子』に怒りを込めて書いているが、故・伊丹十三が『ミンボーの女』で暴力団に襲撃されたとき、アタシてっきりヤラセだと思ったワと無神経きわまりない放言をしたヤツなんだよね。

しかし、何ごとも調子こき過ぎはシッペ返しを食う。

オレも最近、傲慢が目に余るようになったヤツとの付き合いを切ったばかりだが、傲慢は自分じゃ歯止めが掛からない。傲慢かましてると気分がいいからね。その状況を相対化できるのが知性というものなんだが、それだけの知性を備えた人間は、そうはいない。

いじめも基本は、いじめる側の傲慢であろう。ボクシングなど相手と対等の格闘技とは本質的に異なり、いじめは自己チューの快楽だから相手の抵抗が弱ければ弱いほど気持ちがいい。

いじめの犠牲者に関する記事を読むと、抵抗した形跡がほとんど見られない。なんで、と思うが、いじめられっ子は多分、自衛を封じられた子供たちなのだ。

神経質な親、気の小さい親は、自分の子供を「いい子」に仕立て上げたがる。箸の上げ下げ、一挙手一投足にまで口を出す。子供を余裕で見守ることができない。ひたすら従順を強いる。いい子とは、親にとって都合のいい子である。

子供が言うことを聞かず、口答えでもしようものなら泣くか喚くか怒り出すか、子供の心にPTSDを遺すような反応をする。親不孝親不孝と呪いをくり返す。いじめで子供に死なれた親御さんが全部そうだとは言わないけどさ。

親の言いなりになるよう強いられた子供は自分で考えることをやめ、判断力、抵抗力、自衛力を失う。こういう子供がいじめの格好の餌食になる。

逆に、沢尻エリカや村田諒太のような、考える力のある人間は、いじめの対象にならない。エリカにはハーフ共通の受難があったかも知れないが、あの気の強さじゃ、いじめる側が早々にシッポ巻いて退散しただろう。

彼女は生意気だの傲慢だのと言われてるが、実は自分に正直な人間なんだとオレは思うよ。調子こいてるのとは次元が違う。芸能ジャーナリズムには、本当に救いがたいバカがいるもんね。リポーターと編集者とかさ。彼らに対する嫌悪感を、彼女は正直に表してるだけだ。

村田って男もまた、自分の考えがしっかりしてるね。ボクシングは一区切り、新しいことに挑戦したいんだと。プロ界から契約金1億の声が掛かってるんだよ。どこまでカッコいい男なんだろうね。
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密約

2012-08-24 | 国際
大前研一の『ニュースの視点』というニュースレターを購読してるんだが、最近のNo. 428にちょっと面白いことが書いてあった。いわく、

『尖閣諸島の最も大きな問題は、かつて自民党が中国と「密約」を結んでおり、それを国民はもちろん、民主党の議員さえも知らされていなかったという点にあります。その密約の内容は以下の様なものだと言われています。

・中国は、実効支配の原則から尖閣諸島を日本領土として認める
・しかし一方で、中国も国内法では領土権を主張する』

だから、『活動家が尖閣諸島に上陸した際には、日本で裁判にかけるのではなく、逮捕して中国側に送り返すというのが、「密約」に従えば「正解」』なんだと。

大前さん、なんでこんなウラまで知ってんのかね。『民主党の議員さえも知らされていなかった』というのに。

あ、そうか。権力ベッタリの経済学者なんだ。

それはともかく、もひとつ『日本政府と米軍の間には日本国民には知らされていない「沖縄返還の条件」があり』って、沖縄に関する密約じゃ、米軍用地の復元費用10億を日本が肩代わりしたことが、西山元記者のすっぱ抜きで有名だよね。

当時の佐藤・自民党内閣は不倫スキャンダルに問題をすり替えて揉み消したが、アメリカの公文書公開で結局バレた。

だが、それだけじゃなく『「民政」的には沖縄を返還するが、「軍政」的には現状(米軍)のまま、というのが、沖縄返還の条件だった』んだと。現実を見れば、誰だってそうだろと思うけどさ。

だから、『実は「オスプレイは日本から要求して然るべきものであり、拒否するというのは考えられないもの」なのです』って、この人、どこの国の人?

いや、大前個人の批判なんかやってる場合じゃない。彼自身が認めているように、『沖縄返還を実現したのは当時の自民党ですが、表では沖縄返還という大きな成果を発表しながら、裏では「軍政」は米軍のままという条件を日本国民に隠した』ことが大問題なのだ。

国民に隠れてコソコソ国益に反することをやる。主としてアメリカに日本国民の財産を献上する。その過程で、リベートの形で私腹を肥やす。自民政権の最大の罪は、そこにあった。それに対して国民の怒りが爆発したからこそ3年前、政権交代が起きたのではないか。

民主政権の無能は確かに目に余る。だが、自民も解散しろだの首相問責だのと、デカい口を叩けた義理か。大体、国土強靱化とは何か。てめーらの利権強靱化だろが。

ひょっとしたら、竹島に関しても日韓国交回復当時の朴正煕政権と密約があったのかもね。あの当時、自民や旧民社(民主の母体)の右派議員は、むやみに韓国の強権政治を擁護してたもんな。竹島が日本の領土だとは、オクビにも出さないで。
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内憂外患

2012-08-16 | 国際
やってくれるよなあ、韓国も中国もロシアも。ここまでナメられるのは、やっぱり日本の政治家がボンクラだからだろ。「近いうちに」解散しろのなんのと、ケチな政局やってる場合か。

中韓がこれだけアグレッシヴになるのは、やっぱり根底に植民地支配と大陸侵攻の恨みがあるからだろうな。つまり、原因を作ったのは日本の国家主義者だ。

20世紀初め、日本は世界から愛され、憧憬される文化の国だった。浮世絵に始まるジャポネズリーは西欧を席巻し、ゴッホ、ルノワール、マネ等々、多くの美術家を魅了した。アール・ヌヴォーの形成にも少なからぬ影響を与えている。オペラ『蝶々夫人』も、日本への憧れの産物だ。

それなのに日清、日露の勝利に浮かれた国家主義者が調子こいて満州事変→国際連盟脱退→日中戦争→太平洋戦争へと突き進み、日本の高貴な対外イメージをメチャメチャにした。

彼らの暴走が一般市民をどれだけ苦しめたか、日本人は第2次大戦の敗戦で骨身にこたえたはずだ。

とはいえ、これだけ領土侵犯が続くと、オレ自身の中からも国家主義的衝動が突き上げる。それが怖い。橋下、石原人気にある部分、同感しちゃったりするもんなあ。

一番許せないのは、ロシアのメドベージェフって野郎だね。国後で薄笑いを浮かべて「日本人は怒るだろうね」とほざきやがった。サハリン2の開発計画で日本にさんざんカネを出させといて、完成間際に美味しい部分をかっさらっていった野郎だよ。

尖閣、竹島じゃカリカリ逆上するネトウヨが、ロシアに対してはいま一つ鈍いのは、どういうわけだ。
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閉会式にポールが出て

2012-08-14 | スポーツ
東京新聞の社説にいわく、「クラシックが、すべてバッハに行き着く」だと。バカ言っちゃいけないよ。

そらベートーヴェン、ブラームス、ヴァーグナー等々、大げさで物々しい中欧の音楽はバッハがルーツだろうよ。だけどモーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディのどこがバッハなんだよ。あんなもん、メンデルスゾーンが復活させるまで、ヨーロッパ人にとってもカビの生えた骨董だったではないか。

西欧、というより英語圏文化一辺倒で、トルコ、アラブ、ペルシャ、アフリカ方面を軽視してるから、こんなトンチンカンな知ったかぶりを書いてしまうんだよ。

ヨーロッパ声楽がオペラもオラトリオも、多くがレチタティーヴォ+アリアの複合形式を採る習慣は、間違いなく9世紀イベリアのアラブ・アンダルース音楽に端を発する。そのメロディ・パターンにも、アラブ、セファルディの遺産がある。

クラシックだけじゃない、ポピュラーだっておんなじだ。ファドやレンベーティカやシャアビやトルコのアラベスクやクロンチョンや、ブルースともロックとも無縁な音楽は掃いて捨てるほどある。

それに対して東京の社説は、上記に続いて「世界中の音楽シーンが、今も(ビートルズの)四人につながっている」と続くのだが、これもロックしか見えない無知が吐かせた言葉だろ。

もっともらしいことを書く前に、地球上の音楽は英語の4ビートの歌だけじゃない、という当たり前の事実を再認識しといてもらいたいもんだね。

それにしてもマスコミは、いまだに五輪絡みじゃなきゃ何も書けんのかね。
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