蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

死の街-2

2011-09-11 | 政治
経産相の失言騒ぎに自民がさっそく「首相の任命責任追及」。定石どおりとは、このことだね。

確かに「放射能つけちゃうぞ」はマズいよ。親父センス丸出し。新聞記者相手にいう冗談じゃない。なぜなら、メジャーの新聞社には官僚の息が掛かってるから。

河野太郎のブログによれば、鉢呂は利権の巣窟、経産省の大幅改革を目論んでいたんだとか。既得権益死守の官僚としては、彼を追い出すために虎視眈々だったことだろう。そこへ失言してくれたんだから、思うツボだったワケね。

河野さんいわく、「失言でやめさせるのではなく、誤った政策でやめさせるべきだ。失言した分を取り返すために死にものぐるいで働いて、正しい、推進するべき政策を進めるほうがプラスが大きい」。

これこそ正論ではないか。しかも主張してるのは、ライバル政党の代議士だよ。

いまこの国のマスコミは、政治家の活動実績の報道よりも、正負どっちかのイメージ作りに血道を上げている。だれがホントに有能でだれが役立たずなのか、国民に見えにくくなっている。いや、見えにくくされている。裏で官僚が、自分たちに都合のいい政治家だけ残すために、糸を引いているとしか思えない。

ところで、自民の石原伸晃が9.11のテロを「キリスト教支配に対するイスラム圏の反逆、歴史の必然」と発言したんだってね。これ、この男が政治家になって以来、最初(で多分、最後)のまともな発言と違うかね。
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死の街

2011-09-09 | 社会
新任の経産相が福島原発の周辺を「死の街」と形容したってんで、朝日を含むマスコミが噛みついている。新内閣、早くも人材不足を露呈。

と言いたいところだけどね、原発事故の被災地域を「死の街」と表現して何が悪い。なんで非難されなきゃならん。放射能汚染で人が住めなくなった地域は、文字どおり死の街ではないか。

非難されるべきは、死の街を創り出した原発、東電、そして原発建設を推進してきた歴代政府だろうが。

大体、政府もマスコミも原発は安上がりのクリーン・エネルギーなどと嘘八百をほざいて、土壌汚染と日本製品の信用失墜と風評被害まで含めたら、いったい何十兆の被害になるのか分かってるのか。

鉢呂経産相はむしろ原発への怒りと、事故によって故郷と住み処を奪われた犠牲者への同情を込めて「死の街」と表現したんだと思うよ。
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