蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

ショーン某

2016-03-18 | テレビ
って、「クヒオ大佐」を地で行く感じだね。あの映画のモデルになった結婚詐欺事件は40年前の出来事だが、日本人の白人コンプレックスはいまも変わらず続いていたわけだ。

整形しまくりでアメリカ人に化け、バレると、これからどうやってメシを食おうとションボリってとこがクヒオ。映画の方の詐欺師は銀座のホステスをだまそうとして歯が立たず、逆にカネを巻き上げられそうになってショボーンとしてたけどね。

しかし、結婚詐欺なんてケチな犯罪はやらず、巨大権力のテレビ局を法に触れることなく手玉にとったんだから、ショーンて男、むしろあっぱれじゃないですか。身をもってテレビの虚構性を暴いて見せた。

それと、顔は作り物でもあのバリトン・ヴォイスは作り物じゃないだろう。声は発声訓練で響きを改善することはできるが、声質そのものは変わらない。変えようがない。

コメンテイターだの経営コンサルタントだのと背伸びをせず、オペラ歌手でもやってればよかったんだよ。それなら、ひとかどの存在になっていたと思うけどねえ。

クローズアップ現代の国谷キャスターがとうとう最終回を迎えてしまった。あれだけ凛と背筋の通ったジャーナリストは、なかなかいませんよ。知的で上品で。

報ステが彼女をMC、もしくはせめてコメンテイターに迎えてくれたら少しは見直すんだけどね。ま、いまの会長じゃ無理だろな。
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長州力

2016-03-05 | 社会
受信料制度PRにNHKが準備していたサイトの開設を急遽、中止することにしたんだと。その理由を読んで、ハラを抱えましたよ。

ガイド役の長州力の名前が「徴収」を連想させ、高圧的な印象を与えるとの批判が来たからだそうだ。NHKらしいわ。くっだらねー批判を言う方も言う方だが、それを真に受けて、あわてて取りやめにする方もする方だ。

一から十まで事なかれ主義の体質、まざまざ。

昔オレがNHKでラジオDJをやっていたころ、マリの放送局から提携を求める手紙(メールじゃなく)が舞い込んできたことがある。で、その手紙をラジオセンターのボスのところへ持って行った。すると、返事がこうだよ。

「この手紙は蒲田さん宛てに来たものだから、NHKは受け取れません。提携したいなら、改めてNHKの海外担当部署宛てに出し直すよう先方に言ってください」

そんなガキの使いみたいなこと、できるかよ。

要するに、ラジオセンターは海外関係の事業をする部署じゃないから差し出たマネはできない、担当部署からねじ込まれるのが怖い……ってことだろ。いかにも縦割りセミ役所らしい言い分だよな。

なんせラジオセンターてのは、定年まで波風立てずに勤めおおせて年金をもらうのだけが楽しみ、みたいな連中の吹き溜まりだったからね(NHKの年金て、めっちゃくちゃ大盤振る舞いなんだよ。原資が、濡れ手で粟の受信料収入だから)。

オレはプロレスに不案内だから長州力がどんな人物か知らないが、普通に常識を持っていれば、開設中止の経緯にはハラを立てるより、あきれ果てたんじゃないの?
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