蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

環境相

2013-01-30 | ステージ
縊死魔羅の息子、手抜き除染の横行認めず。いわく「過去の政権で行われたこと」。

ほ~ら始まった。自民てのは元来、土建屋の献金で食ってきた政党だ。政策上、ゼネコンのご機嫌を損ねるようなマネはしないんだよな。環境相は、そのためにある。環境保全ではなくゼネコンの利益保全のためにある。

3年前、国民に見放される原因になった体質は、結局、何一つ変わってないことがよく分かるね。予算案の公共事業費5兆(!)のうち、道路族の吸う甘い汁はいくらに上ることやら。

これで怖いのは、ふたたび国民が政権に失望してしまうことだ。自民はいまのところ、国家主義の維新その他へ国民の支持が向かわないための防波堤になっている。それが崩れたら日本はいつか来た道、破滅へ向かって一直線だ。

維新と言えば、みんなとの口ゲンカ、おもろかったね。近親憎悪とは、あのことじゃないか。
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社会文化会館

2013-01-27 | ステージ
オレは社会党/社民党の支持者だったことが一度もないので、三宅坂の党本部が取り壊しになると聞いてもなんの感慨もないが、ただ一つ、この建物にまつわる想い出がある。

いま劇団☆新感線が上演している『ロッキー・ホラー・ショー』の日本初演が、ロンドンからのツアー・カンパニーによって、ここのホールで行われたのだ。たしか1975年の夏。宣伝不足がたたって初めのうち入りはガラガラだったが、口コミで次第に評判になり、翌年も再演された。

ゲイ、トランスヴェスタイト、ホラー、SF等々、70年代の記号をちりばめたこのロック・ミュージカルは、場末のうらぶれた映画館で上演されるのが慣例だった。それが、なんで労組と左翼政党の牙城で上演されることになったのか経緯は知らないが、そのミスマッチングな取り合わせも70年代的で面白かった。

当時の社会党は55年体制の一端を担う大政党だったから党本部も立派なもので、地下には小ぎれいなレストランもあった。ロッキーを演じる役者が開演前にメシを食っていて、なぜかフォークじゃなくチョップスティック(箸)をくれと要求し、蝶ネクタイを締めたウェイターが理解できなくてヘドモドしたりしていた。

ヘタウマな歌とプレイ、チープなサウンドのB級ロックンロールの楽しさに、あのときオレは開眼させられたんだよなあ。この作品は新感線のように、鍛え上げた芸と確かな存在感を持つ役者が演じると、かえって面白くない。といって、2年目の来日公演のように、まったくのシロウト芸では話にならないのだが。

ともあれ、あれから間もなく40年。未来が限りなく明るかったあのころの日本は、いまどこに。
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体を張る

2013-01-22 | 映画
遠い昔、日本がまだ世界最貧国の一つでアメリカ物質文明がまぶしく見えたころ、その輝きを象徴する一つに「ブロンディ」というマンガがあった。朝日に連載されてたんじゃなかったかな。

タイトルはヒロインの主婦の名で、亭主のダグウッドは隣家の主と実によくケンカする。といっても日本によくあるような、近いもの同士の感情的対立ではなく、普段は仲がいいのだが、ちょっとした口ゲンカから手が出てしまうのである。食事中の場合が多く、ナイフやフォークや皿が乱れ飛ぶ。

同じころウェスタン、というより西部劇も大人気で、そこでもやはり登場人物がしょっちゅう乱闘騒ぎを演じていた。

それを観て、つくづくアメリカの男はケンカ好きなんだなとオレは子供心に思った。そのケンカはどこかのどかで爽快で、見る者を不愉快にしなかった。むしろ、カラリと明るい笑いを誘った。

そういうケンカを久しぶりに見た。大島渚追悼で放送された古い映像の一コマで、野坂昭如がマイクに向かって何かしゃべったかと思うと、そばに立つ大島のアゴにいきなりパンチを見舞った。不意を討たれた大島もすぐに応戦し、手にしたハンドマイクで野坂の頭をぽかぽか殴る。

実にカッコよかった。子供っぽくて同時に男らしかった。聞けば、二人は大の親友なんだという。だからこそ、あんなケンカができたんだろう。

こういう「暴力」は、楽しい。どっちも対等に殴り合っている。お互い、反撃されることを期待している。つまり、体を張っている。それは、優位な立場を利用して自分は安全にサディズム欲をみたす体罰、イジメとは根本的に異なるものだ。だから、カッコいい。
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御用学者

2013-01-21 | ステージ
イタリアで大地震の前に安全宣言を出していた学者が、「政府のメディア操作に協力した」罪で有罪になった。ヨーロッパを崇拝するワケじゃないが、さすが市民の権利意識は日本より高いみたいだね。

だってさあ、あれだけ原発の安全神話作りに協力した無数の学者の中で、だれか有罪になってムショにブチ込まれたヤツって、いる? 一人もいないじゃん。これって、なんかヘン。

あ、そうか。原発反対のデモはあるが、個別の学者や役人を告発した例は一つもないもんなあ。告発されなきゃ裁判にはならない、したがって有罪にもならない道理。

御用学者は起訴されないが、小沢のように、鬼の検察特捜部さえ二度も起訴不可能と判断した案件でも、極右が強制起訴に持ち込めば裁判になる。で、アンチ官僚の小沢は政治生命を絶たれる。これが日本て国なんだよな。
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慢心

2013-01-18 | 自公政権
昔ヤンキー上がりの教師で名を売った義家某が、民主党の代議士のあとに紹介されたのが気にくわないと、どこやらの成人式でねじ込んだとか。

「民意を否定する話だ」ってよ。おいおい、てめーが民意を代表しているつもりかよ。オレはアンタにオレの民意を託した覚えねーよ。

これって本質的に一昨年7月、復興担当相だった松本ナントカが、被災地の県知事に待たされたってんでヒステリー起こしたのと一緒じゃん。

自民の慢心ここにも表れたり、だね。この調子だと民主政権と同じく、安倍政権の支持率もガタ落ちの日は遠くなさそうだ。
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