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  <title>蒲田耕二の発言</title>
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  <dc:creator>kohji-en</dc:creator>
  <dc:date>2025-06-19T15:57:01+09:00</dc:date>
  <language>ja</language>
  <copyright>&#9400;NTT DOCOMO, INC. All Rights Reserved.</copyright>
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   <title>蒲田耕二の発言</title>
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   <description>コメントは実名で願います。</description>
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  <description>コメントは実名で願います。</description>
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   <title>引っ越し先変更のお知らせ</title>
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   <description>
<![CDATA[
gooブログがサービス終了に伴い、一度はnoteに引っ越しをと思いましたが、noteにはちょっと使いづらい点があり、引っ越し先を<a href="https://kohjien1940.hatenablog.com/">はてなブログ</a> に変更しました。<br>
<br>
お手数ですが、再度ブックマークの更新をお願いします。<br>
https://kohjien1940.hatenablog.com/<br>
<br>
といっても、はてな もどれぐらい続くか分かりません。最近の世の中、どんどん不寛容になってますもんね。<br>
<br>
プーチン、トランプを含む内外の権力者を批判したり、大手事務所所属のタレントのヘタくそな演技をこき下ろしたりすると、ネトウヨやファンがサイトの運営や事務所へ御注進。事務所からはクレーム。すると運営は、問答無用で投稿禁止にする。ページを閉鎖してしまう。サイトが荒れると困るし、何よりも、権力のご機嫌をそこねたくないからね。<br>
<br>
こういう処分に遭った人は結構いるようで、noteでは「年間読書人」なる御仁がアマゾンのレビュー投稿をシャットアウトされた恨みを縷々綴っておられる。この人の言うこと、言葉はキツイが決して見当外れの悪口でも誹謗中傷でもない。真っ当な辛口批評です。しかし運営側にとっては、投稿内容が正当か否かは問題ではない。波風の立つことが問題なのだ。<br>
<br>
ちなみに、アマゾンのレビューはアテクシも出禁になってます。理由は「ガイドライン違反」の一点張り。どこがどう違反してるのか問い合わせても、説明は一切ない。<br>
<br>
gooブログは比較的自由に書かせてくれたと思うが、それでも「ガイドライン遵守」を促す警告が時々、出ていた。オレ個人宛てなのか、ブロガー全般への注意喚起なのか知らないが。<br>
<br>
しかし、批判的視点を含まない批評なんか、ただのゴマスリに過ぎない。なので、オレは今後もズケズケ悪口を含む批評を書き続けるつもりです。ブログの短命は覚悟の上。
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   <category>文化</category>
   <dc:date>2025-05-11T10:03:24+09:00</dc:date>
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   <title>「差別は、ない」？</title>
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   <description>
<![CDATA[
『インビジブル・マイノリティー』なる<a href="https://digital.asahi.com/articles/AST4M2DNBT4MUHBI001M.html?iref=pc_ss_date_article">特集</a>を朝日が連載している。フランスでのアジア人差別に関する記事である。<br>
<br>
仏国立科学研究センターの作業グループが在仏日本人を対象にインタビュー調査を行ったところ、「人種差別には遭ったことがない」という返事があったそうだ。「日本人だから差別されるわけがない」「差別された経験がないから気がつかない」<br>
<br>
こういうアホなことを言う連中の心理って、分かるなあ。同情はしてないけど。<br>
<br>
パリで日本人差別がないわけがない。銀行やホテルでは理由不明のつっけんどんな対応をされ、タクシーの順番では後から来た白人が先に乗り、レストランでは目の前に空席があるのに満席だと断られ、日常の小さな差別を数え上げたらキリがない。一々いきり立っていたら神経が擦り切れてしまう。<br>
<br>
だから、差別はないことにする。自分たち日本人はフランス白人と同格だから差別はない、と考える。差別は、闘うより「ない」ことにした方がずっとラクだもんね。リンク先の記事も、在仏日本人には「中国や韓国、東南アジアの出身者と自分たちを同じアジア出身者と考えない『優越感』のようなもの」がある、と伝えている。<br>
<br>
かつてアパルトヘイト時代の南アで、「名誉白人」なる蔑称（お前は白人じゃないが白人扱いしてやるからありがたく思え、と言われてるも同然だから、蔑称である）を与えられてヤニ下がっていた駐在日本人商社マンを思い出すね。<br>
<br>
そういえば数年前、来日したサッカー仏代表のデンベレとグリーズマンが宿泊先のホテルで、日本人スタッフを汚い言葉で侮辱した事件があった。あの時も、当時パリに住んでいた辻仁成やひろゆきが、あれは差別じゃないとか言っていた。バカ言ってんじゃないよ。「こいつらの汚いツラ Toutes ces sales gueules」だの「(日本語は）ひでー言語 Oh putain la langue」(putain＝淫売）などという言い方が、なんで差別じゃないんだよ。<br>
<br>
その少し前に亡くなったジュリエット・グレコの追悼で、このブログに、保守的なフランス人にとって彼女は「淫乱女以外の何者でもなかった」と書いたら、前後の文脈をすっ飛ばして、グレコが淫乱女とは何事だ、取り消せと噛みついてきたバカがいた。あれもフランス在住の日本人だった。大方、お慕い申し上げるフランス白人様を日本の売れない物書きごときが侮辱するとは許せん、て気分だったのであろう。<br>
<br>
朝日の記事は、アフリカ人やアラブ人と違ってアジア人は反差別の声を上げないからインビジブル（不可視）だったと報じている。声を上げないのは、おそらく諦めだけではなかった。権力者たる白人にへつらう「同化させてイタダキマス」根性がそこにあった（いまもある）からなのは間違いないと思う。
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   <category>国際</category>
   <dc:date>2025-05-06T17:53:56+09:00</dc:date>
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  </item>
  <item>
   <title>権力中毒</title>
   <link>https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/656b5ccd611c6299dcd4761851458d5b?fm=rss</link>
   <description>
<![CDATA[
一言、相互関税を課すと言えば株式指数が何千ドルも一気に下がり、一時保留すると言えば何千ドルも上がる。自分の発する一言一言で世界が右往左往する。トランプはいま、世界最強の権力を握った快楽に酔い痴れていることだろう。<br>
<br>
こういう快楽はサディズムと同じく中毒性だから、この世界中でもっとも下品で愚かでデタラメで無責任な権力者は、今後も非常識な場当たり政策を次々、発表するのではないか。ただひたすら、みずからの快楽のために。<br>
<br>
株価の乱高下は、その陰で全財産を失う者も生めば、一夜で巨万の富をつかむ者も生む。トランプに近い連中は当然、後者だろう。トランプが大統領の座にあれほど執念を燃やし、ヴァンス以下の取り巻きたちがゴマを擦りまくる動機の一つかもしれない。大半の男にとって、カネと権力以上に欲望を刺激するものはない。<br>
<br>
さすがに民主党議員が株価操作の疑いで捜査を要求し、民間では反トランプ・デモが起きたりもしているが、国全体を揺り動かすほどの大きなうねりにはなっていない。中間選挙で共和党が大敗でもしない限り、４年後には本当に史上最強・最悪の独裁者が出現するかもしれない。<br>
<br>
大谷以下ドジャースの面々がホワイトハウスを表敬訪問したことが、トランプによる政治利用だと一部で批判されている。リベラル色の強いカリフォルニアでトランプが支持拡大に大谷の人気を利用しようとしたのは間違いないだろう。しかし、それに対する大谷の<a href="https://news.ntv.co.jp/category/sports/46718321f3e54e0e861dc550db1f87d7">答え</a>が秀逸だ。「僕は日本から来てここでプレーさせてもらっているので、１日１日この国に感謝してますし、その国のトップの方に会えた事は光栄だと思っています」<br>
<br>
なんと聡明な躱し方か。一流のアスリートは一流の体力だけではなく一流の知力を備えている。そのことが、改めて証明されたよな。
]]></description>
   <category>国際</category>
   <dc:date>2025-04-12T17:46:44+09:00</dc:date>
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  </item>
  <item>
   <title>反トランプ・デモ</title>
   <link>https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/f49a988de2d29c4a953df7c56fbbcd62?fm=rss</link>
   <description>
<![CDATA[
トランプの返り咲きを許すなんてアメリカ人はバカかと思っていたが、やっぱり見どころのある人々も多いんだね。リンク先の<a href="https://www.buzzfeed.com/jp/michaelabramwell/best-signs-from-hands-off-anti-trump-protests-1">記事</a>を読んで、改めて彼らに好感を抱いた。ロシア人や中国人じゃ、こうは行かないんじゃないか。<br>
<br>
第１次政権の時にも、ニューヨークのグッゲンハイム美術館（だったかな）のキュレーターがゴッホの絵を貸せとのトランプの要求に、ゴッホはダメだが代わりに「アメリカ」と題する黄金の便器（マウリツィオ・カテランなる美術家の作品）なら貸せると返事したり、犬の散歩中にドロッピングの始末をする紙袋（雑貨店で売っている）にトランプの似顔絵を載せたり、アメリカ人の風刺は常にジョークが効いているところがいい。<br>
<br>
今度のデモのプラカードでは、いちばん下にある自由の女神像がオレは気に入った。女神がイヤリングを外そうとしていて、「(トランプと戦うから）持ってて」という意味の言葉が添えてある。こういう風刺を思いつけるセンス、これが生きてるあいだはアメリカも大丈夫なんじゃないか。<br>
<br>
しかしそのトランプ、早くも<a href="https://www.bbc.com/japanese/articles/cy0xg887615o">第３期</a>を狙っているらしいね。執念とカネで世界最強の権力を取り戻した権力亡者が、１期だけでやすやすと獲物を手放すわけがないと思っていたら、案の定だ。<br>
<br>
事実上、政権交代のないプーチンや習近平がうらやましくてならないのだろう。自身も終身大統領になるべく、あらゆる悪知恵を働かすだろうね。そのとき、自由の国アメリカは本当に終わる。ヒトラーより悪質な独裁者の出現である。
]]></description>
   <category>国際</category>
   <dc:date>2025-04-08T14:38:18+09:00</dc:date>
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  </item>
  <item>
   <title>映画『パリタクシー』</title>
   <link>https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/f48b69c19b46784e7bd2da8acc4ad8e8?fm=rss</link>
   <description>
<![CDATA[
<p>映画 パリタクシー (2022) - allcinema</p><p>　「戦場のアリア」「フェアウェル　さらば、哀しみのスパイ」のクリスチャン・カリオン監督が、ともに国民的スターのリーヌ・ルノーとダニー・ブーンを主演に迎え、本国フ...</p><p><a href="/portal/tags/allcinema">allcinema</a></p><a href="https://www.allcinema.net/cinema/386865" class="ogp-card-link"> </a><br>
アマゾン・プライムで偶然拾った映画。何気に見始め、出演者紹介の字幕で目をこすった。<br>
<br>
Line Renaudって、あのリーヌ・ルノー？　カジノ・ド・パリの看板スターだった、「カナダの私の小屋」の、「針仕事に精をお出し」の、「トワ・マ・プティット・フォリー」の？<br>
<br>
半信半疑でネット情報を漁ってみたら、やっぱりそうだよ。あのリーヌ・ルノーだよ。よくよく見れば、グリーンの陶器みたいな瞳は昔のまま。それにしても、若い。<br>
<br>
映画の中の彼女は、さすがに足取りにはちょっと頼りないところも見られたが、長ゼリフを淀みなくしゃべり、舌がもつれるようなことは全くない。<br>
<br>
この人、1928年生まれだから、映画の撮影当時、92か３だよ。タマげるね。ノーベル平和賞受賞でオスロまで出かけて行って演説した被団協の田中熙巳さん (92) にもタマげたけど。<br>
<br>
グレコとかバルバラとか、歌はヘタだが持ち味で聞かせるタイプが多いフランスの女性歌手の中で、ルノーは際立って歌がうまい歌手だった。といってもピアフのようにたくましい歌唱力があるわけではなく、ジャクリーヌ・フランソワのようにうまいがよそよそしいわけでもなく、どちらかと言うと若いころのドリス・デイやパティ・ペイジのようなキュートな魅力のある歌手だった。<br>
<br>
大先輩の蘆原英了さんは「トリモチのような声」と、よく分からない比喩で讃えておられたが、一度聴いたら後を引く、という意味だったのかも。<br>
<br>
映画は毒を抜いた女性版『最強のふたり』といったところ。肩の凝らないエンターテインメントであり、感動を覚えるような深みこそなかったが、懐かしい人の活躍もあって、いっとき幸せな気分にひたらせてくれた。
]]></description>
   <category>映画</category>
   <dc:date>2025-03-03T14:29:49+09:00</dc:date>
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   <title>落穽下石 2</title>
   <link>https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/74dbbd94ab2893ebfacccd3f2a63445b?fm=rss</link>
   <description>
<![CDATA[
ゼレンスキーはどうやら、ハメられたみたいだね。<br>
<br>
トランプは第一次政権の頃から、奇怪な親近感をプーチンに示していた。中ロ間にくさびを打ち込むためだという説もあるが、トランプにそんな才覚があるとは思えない。単に、独裁者の体質が好きなだけだろう。<br>
<br>
ともあれ、ゼレンスキーがいきり立ったために、アメリカは誰に遠慮する必要もなく手を引くことが可能になった。ロシア寄りの和平を工作できるようになった。<br>
<br>
会談前からプーチンはレアアース権益の50％をよこせ等々、ゼレンスキーが到底呑めないような無理難題をふっかけていたが、実はウクライナのレアアース採掘には途方もないコストがかかり、採算が取れないのだという。<br>
<br>
つまり、プーチンの真の狙いはレアアースではなく、これもゼレンスキーを怒らせるワナの一つだった。<br>
<br>
こうしたプロットを単細胞のトランプが考えつけるはずはないので、大方ヴァンスあたりが書いたシナリオだろう。そして副大統領は、ゼレンスキーにケンカを売るチャンスを虎視眈々と待っていた。<br>
<br>
挑発にやすやすと乗ってしまったゼレンスキーは、確かに愚かだった。しかし、誰が彼を責められるだろう。オバマもバイデンもトランプもプーチンを止められなかったのは事実。アメリカの外交に疑問を呈するのは当然だ。<br>
<br>
国家間のパワーゲームの前で、モラルだの正義だのといった美しい概念はいかに無力なことか。その事実をこれほど具体的に突きつけた事件は、ナチスのポーランド侵攻以来ではなかろうか。
]]></description>
   <category>国際</category>
   <dc:date>2025-03-01T20:04:43+09:00</dc:date>
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  </item>
  <item>
   <title>落穽下石</title>
   <link>https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/e5b6b0a42f656eb8874ef0310f634601?fm=rss</link>
   <description>
<![CDATA[
強盗に入られ、重傷を負った被害者に、助けて欲しけりゃ家の権利書を出せ⎯ ⎯ここ数日来、トランプがゼレンスキーに要求してきたのは、そういうことではないのか。足元を見る、なんて生やさしいものではない。すでに瀕死の相手を、ここを先途と攻めまくる。<br>
<br>
ゼレンスキーがどれほど短気な愚か者だったとしても、アメリカの助けがなければウクライナは立ちいかないことぐらいは骨の髄まで分かっているはずだ。それでもなお、彼はトランプの要求を拒否せざるをえなかった。こうした前提が、会談決裂の事態を招いたのだろう。<br>
<br>
トランプはおそらく、非常識なぐらい自国に有利な条件で、日米地位協定よりももっとひどい不平等条件で、レアアースをよこせと迫った。そして、安全保障の見返りは与えなかった。<br>
<br>
数日前の記者会見で、トランプはウクライナの安全保障に口を濁している。アメリカの存在自体が安全保障になる、などと意味不明のごまかしを言っていた。プーチンの機嫌を損ねたくないのだろう。<br>
<br>
ロシアはすでにブダペスト覚書に違反してウクライナに侵攻している。ゼレンスキーが、プーチンは信用できない、あなた方はどんな外交をしているのかと訴えるのは当然であろう。それに対してヴァンスは、お前の言うことはアメリカに対して非常に無礼だ、などと非難したそうだね。<br>
<br>
殿の御馬前とばかりに、トランプの前でゴマをする様子が目に見えるようだ。吐き気がする。<br>
<br>
これが、日本もすり寄る世界最強の大国のリーダーたちなのだ。あー見苦しい、と高みの見物で笑ってられないのが辛い。いや、恐ろしい。
]]></description>
   <category>国際</category>
   <dc:date>2025-03-01T09:31:32+09:00</dc:date>
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  </item>
  <item>
   <title>毒舌の楽しさ</title>
   <link>https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/afc99112c49ca5ed2d3c298064c0b5c0?fm=rss</link>
   <description>
<![CDATA[
遠藤周作という作家は、悪口の名人だった。文春か何かに連載していた『狐狸庵閑話』なるコラムは毎回悪口満載で、その主たるターゲットはたいてい友人の北杜夫だった。懸賞のビールを進呈するという遠藤のニセ電話に杜が引っかかって間抜けヅラを晒しただの、正月になるとおせちを食い荒らしにやってくるだのと他愛ない悪口を綴っていて、それがなぜかハラが痛くなるほどおかしかった。<br>
<br>
遠藤周作とは、悪口で人を笑わせることのできる名人だった。その名人芸を、久々に味わった。<br>
<br>
もちろん遠藤はとっくに鬼籍に入っているから最近の話ではない。河出文庫で出た『狐狸庵交友録』の読者が紹介した<a href="https://yamdas.hatenablog.com/entry/20250203/endo-shusaku-wedding">エピソード</a>が、またたく間にネットで拡散されたのだ。<br>
<br>
遠藤は息子の結婚の仲人を作家仲間の三浦朱門に頼んだ。事前に資料を渡しておいたのに三浦は一瞥もくれず、披露宴の当日、アドリブでスピーチを始めた。作家は空虚な美辞麗句を極度に嫌うから、アドリブで口にするのはたいてい悪口である。で、三浦は開口一番、「新郎の父、周作はクワセものであります」とやった。この程度なら遠藤も驚かなかった。しかし、次の言葉がまずかった。<br>
<br>
「新婦は〇〇学院の卒業生で、この学校はうちの女房も出た学校ですから、よく知っていますが……この学校の卒業生にはバカが多いのです」<br>
<br>
三浦も言ってしまってから飛んでもないことを口走ったと気づき、頭にカッと血がのぼって後はあらぬことばかり言い続けたそうだ。<br>
<br>
次いでスピーチに立った阿川弘之は、この日のために原稿をひと月ほども推敲したと聞いていたので、三浦の名誉挽回をしてくれるものと遠藤は期待した。ところが、いざ喋りだすと、それは三浦に輪をかけたひどさだった。<br>
<br>
阿川はまず、遠藤からあれを喋れ、これを喋れと注文をつけられたと文句を言い、結婚式にはカネがかかると遠藤が愚痴ったとばらし、あげくに遠藤はアルツハイマーの兆候がある、こういう半狂人の義父に仕える嫁が気の毒だと嫌味を言って話を結んだ。<br>
<br>
これにはさすがの遠藤も口あんぐり。「真面目な嫁側の招待客のなかには『あんな家に嫁にやって大丈夫でしょうか』と思った方もおられたときいた」<br>
<br>
後日、遠藤は三浦家を訪れる。<br>
<br>
「あんなひどい仲人には仲人料は払う必要がないと私は言い張ったが、嫁側の御両親に説得され、仕方なく両家で仲人料を三浦家に持っていった。<br>
『とんでもない。主人があんな御挨拶をして』<br>
　と言って返してもらえると思っていたのに、曾野綾子夫人は、『まあ、こんなお心づかいをしてくださって』と巻きあげてしまった」<br>
<br>
「返してもらえると思っていたのに、」のくだりでオレは爆笑したのだが、リンクを貼ったブログの筆者は、どうも全体としてネガティブなニュアンスで読んだようだ。遠藤の悪口を本気の恨みつらみと捉えているらしい。<br>
<br>
毒舌をユーモアとして楽しむ余裕は、いまの日本にはもはや求められないのかもね。
]]></description>
   <category>文化</category>
   <dc:date>2025-02-04T10:22:10+09:00</dc:date>
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  </item>
  <item>
   <title>町田康訳『コブ取り爺さん』</title>
   <link>https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/174db8fd4af269bcfeea8193e876d5e6?fm=rss</link>
   <description>
<![CDATA[
町田康の奔放な<a href="https://web.kawade.co.jp/bungei/3393/">口語訳</a>は数年前にネットで公開されて評判になり、当時天声人語で紹介されたりしたが、文庫本になったせいか、最近また話題になっている。で、改めて読んでみた。何度読んでもおかしい。<br>
<br>
特に、前半のスピード感ある鬼の群れの描写が秀逸。オレにとってとりわけ印象的なのが「かと思うと目が二十四もあって、おまえは二十四の瞳か、みたいな奴もおり、」という、一見ナイーブなフレーズだ。<br>
<br>
日本語の文章は通常、同語反復を嫌うから、センスの悪いライターだとここのところ、間違いなく「目が十二対もあって、」と書く。すると文章は途端に理屈に落ち、ナイーブなフレーズが持つおおらかなおかしみが失われてしまう。町田康とは、そういう微妙な感覚を知っているライターだと思う。<br>
<br>
編集者も同じレベルで鋭い文章センスを持っているかと言うと、これがはなはだ心許ない。河出クラスの文芸出版ならまず問題はないだろうが、オレがかつて仕事の場にしていた音楽関係の出版社やレコード会社の文芸部はほとんど絶望的に無神経だった。いちいち具体例を挙げたら愚痴になるからやめておくが、無知なヤツほど意味なく人の文章をいじりたがる。いじった結果、すべて悪くなる。どころか、間違っていたりする。<br>
<br>
いつだったか、宮藤官九郎が皮肉っぽく言っていた⎯ ⎯ NHKには優秀なスタッフがいて、あらゆる台本をNHKで放送するに相応しい状態にする。そのおかげで、歴代の大河ドラマ中、視聴率最低を記録した『いだてん』はオリジナルをズタズタに改変されてしまったらしい。それでもなお、あれは傑作だったと言う意見もあるが、作者のクドカンとしてはよほど口惜しかったのであろう。気持ち、分かるなあ。
]]></description>
   <category>文化</category>
   <dc:date>2025-02-02T08:38:55+09:00</dc:date>
   <guid isPermaLink="true">https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/174db8fd4af269bcfeea8193e876d5e6</guid>
  </item>
  <item>
   <title>島国根性</title>
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   <description>
<![CDATA[
なんでこう、寄ってたかって足を引っ張るかね。<br>
<br>
佐々木朗希のドジャース入団会見を伝える<a href="https://www.jprime.jp/articles/-/35261?display=b">ニュース</a>、ネットで読むとディスりのオンパレードだ。いわく、「自分の都合ばっかり」「中身が薄い」「あと２年待てばロッテに莫大な譲渡金が入ったのに」<br>
<br>
23歳の若者に、キング牧師の「私には夢がある」クラスの名スピーチをしろってのかよ。<br>
<br>
大体、大谷だってマイナー契約で海を渡った。古巣の日ハムには、そりゃ佐々木の譲渡金よりは多いが、そんなにびっくりするほどでもない金額の移籍金しか支払われなかった。<br>
<br>
なんで佐々木だけが、育ててもらった古巣球団に対して恩知らずとかって非難されなきゃならないんだよ。別にロッテが文句を言ってるわけでもないのに、外野がごちゃごちゃ口出す問題じゃないだろ。<br>
<br>
オレなんかむしろ、いつ怪我するか分からないからできるだけ早くメジャーに行きたかったと率直に語る佐々木に、若者らしい爽やかな印象を受けたね。<br>
<br>
こういう事態が起きると、いやでも往年のイラク人質問題や、古橋水蓮会長が千葉すずを目のカタキにした故事を思い出す。日本の若者が海外に飛翔すると、かならずバッシングするヤツがいる。自分と違って言葉の壁も文化の違いも恐れない若者の勇気と才能がまぶしくて、くやしくて仕方がないのだろう。<br>
<br>
いわゆる同調圧力は、嫉妬の１形態にほかならない。日本人は嫉妬深い。佐々木朗希をディスる報道にも、底流に嫉妬が匂う。<br>
<br>
聞けば朗希はメンタル強者で、人一倍鼻っ柱が強いという。そのことも、どちらかと言うとネガティブなニュアンスで報じられていたのだが、むしろ救いだね。ケチな言い掛かりなんかにめげず、メジャーで伸び伸び活躍してほしいと思う。
]]></description>
   <category>スポーツ</category>
   <dc:date>2025-01-24T17:05:02+09:00</dc:date>
   <guid isPermaLink="true">https://blog.goo.ne.jp/kohji-en/e/4391f57c5fee9cf0480c5e633e6e6059</guid>
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