蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

スマホが鳴らなくて

2021-04-30 | 文化
iPhoneの着信音が鳴らなくなった。不在着信の通知が幾度かロック画面に出ていたが、大方セールスの電話か何かだろうと思って放っておいた。なんで電話に出ないんだよと知人からメールが来て、初めて鳴らなくなっていたことに気づいた。

電話は、鳴れば気づく。鳴らない不具合には気づきにくい。

で、独り暮らしの巣ごもりで電話1回線ではやっぱりヤバイなあと、もう1台契約。楽天モバイルである。1年間データ通信無料。1年過ぎても1GB以内なら無料。通話も、楽天の電話アプリを使えばほとんど無料。

LINEもフェイスブックもツイッターもやらず、メールは大抵WiFi経由でパソコンないしiPadから発信のオレには打ってつけの条件である。支払うのは事実上、端末代だけ。契約しない方がバカみたいだ。ドコモ解約して、楽天をもう1台買おうかな。

購入したのはシャープの端末だが、ビックリしたなあ。価格はiPhoneのほぼ4分の1なのに、機能的にはそれほど差がない。というか、動作は体感的により機敏に思える。画面は液晶だが、iPhoneの有機ELに見劣りしない。iMacやiPadとの連携は、さすがにちょっと面倒だけどね。

とにかく、iPhoneがいかにボッタクリであるか、ということです。確かにアップルの製品には、パソコンでもスマホでも独特の魅力があるんだけど。

iPhoneの着信音が鳴らなくなるトラブルは、わりと多いらしいよ。ネット検索すると、再起動やブルートゥース・オフその他、対策を記したページにゾロゾロヒットするもの。そのすべてを試してみたが、治ったと思ったら再発の繰り返し。どうも安心できなくて落ち着かない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ひととき」

2021-04-19 | 社会
朝日の名物コラムが誕生して、今年で70年だそうだ。いうまでもなく、女性読者の投稿欄である。いまはデジタル版を購読しているので読んでないが、紙版を取っていた頃はオレもちょくちょく読んでいた。

その「ひととき」の歴史でいつごろのことだったか、印象に残った出来事がある。たしか、秋田のかなり高齢の女性だった。自宅の庭で目に留まった草花や昆虫の様子を、みずみずしい筆致で綴っていた。

しかし、その本文は通常の形では掲載されなかった。投稿者の女性があわてたように掲載取り止めを懇願する手紙が代わりに掲載された。

女性は、親しい茶飲み友達に「ひととき」投稿の話をしたらしい。すると、意外な反応が返ってきた。そんな出しゃばった真似をすれば、あんたは村で浮いてしまう。目立ちたがり屋だと村人に後ろ指を指される。

朝日は、あなたはどう思うか、と読者に判断を委ねる形で彼女の手紙を掲載した。なんとか了承を取り付けたようで、本来の投稿も掲載された。内容の素直な美しさから、村の閉鎖性、前近代性がいっそう明瞭になった。

あの出来事が明らかにしたのは、何よりも、日本では何よりも和を尊ぶ、そのために女が女の足を引っ張る、という事実だったと思う。「ひととき」の、朝日の功績の一つだろう。

伊藤詩織さんに加えられているバッシングや杉田水脈の一連のバカげた発言が、その事実をいまも証明し続けている。世界の男女平等ランキングで日本が順位を下げ続けているのも無理はない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする