蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

談志

2011-11-24 | ステージ
なんによらず、家元、名人などと自称している連中が嫌いである。とりわけ大御所気取りの噺家が嫌いだ。庶民の話芸である落語の担い手が、エラそうな顔をしてどうする。精神の退廃ではないか。

だから小さんも圓生も嫌いだった。談志は特に嫌いだった。名人になってもエラそうな顔をしなかったのは、志ん生ぐらいのもんじゃないか。

談志が嫌いになったきっかけは、代議士になって時の政権与党に入党したことだった。野党だったら違っていた。のちに、居眠りしている客を高座から見つけて追い出したと聞いて、ますます嫌いになった。客が居眠りするような噺をするな。

大体、あんなに嚙んでばかりいる談志の噺の、どこがいいのだ。客に文句を言えた義理か。

これは、故人に贈るにふさわしい文章ではない。死者は責めないのが日本の美徳である。しかし、少なくとも偽善ではない。NHKはじめ、やたら故人を讃えてばかりの報道ほどは。
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巨人内紛

2011-11-12 | スポーツ
ナベツネ爺さんの専横には、さすがに部下も黙ってられなくなったみたいだね。相手は読売グループの総帥で、政界にも顔の利く大ボスだ。楯突くには、相当勇気が要ったと思うよ。つまり、それだけ我慢を強いられてたワケだ。

オレはアンチ巨人だけど、清武代表は嫌いじゃなかった。数年前、育成選手に彼が直接、今年はだれも上に揚げないと伝える様子をテレビで見たが、その時の辛そうな顔つきは忘れられない。もともと暗めの顔つきだけどさ。

普通、球団代表が育成選手のところまでワザワザ出掛けていったりするのかね。メールでも電話でも済む用件だのに。あれは清武代表なりの誠意の表し方だったんじゃなかろうか。

まあ情に棹させば流されるのが勝負の世界だが、今度のゴタゴタで代表が更迭されでもすれば、巨人の人気はさらに落ちるだろうなあ。逃げ腰のオーナーが見苦しい。

江川にとってもハタ迷惑な話だね。「入団の際、小林繁氏に迷惑をかけたように今度も迷惑をかけるので」コーチ就任はありえない、と語ったとか。分かってるじゃん。
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