蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

ダメ押し

2024-07-16 | 国際
紺碧の空と星条旗を背に、耳から血を流しながら拳を突き上げるトランプの写真を、米TIME誌が表紙にするそうだ。まったく、これぐらいピタッと壺にハマった写真が撮れたの、奇跡に近いよな。

アメリカ人は硫黄島に星条旗を立てる写真と同じぐらいの、ひょっとすると、それ以上の栄光、神々しさをこの写真に覚えるんじゃなかろうか。なにしろ力こそ正義の国だから。

バイデンはただでさえ討論会の醜態で青息吐息だったのに、これで当選の目は完全になくなったね。ハリスその他の候補に変わっても、巻き返しは無理だろ。

トランプってつくづく強運の持ち主だと思う。銃弾があと1センチ右にずれていたら、クレオパトラの鼻の高さどころではない、世界史の今後が大きく変わっていた。なんか、もはや神がかりって感じ。

人間、気が強いと本当にトクをする。幸運さえ呼び込んでしまう。

トランプの肩を持っているように聞こえると困るが、このカリスマの強烈な存在感を前にして凡人バイデンは所詮、敵ではなかったということだろう。

もう知らんわ。なるようになれ。オレは早いとこ墓に行く。
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勝負あった?

2024-07-01 | 国際
とっくに不適格をさらけ出しているのに、なりふり構わず政権にしがみつこうとするところ、バイデンてこの国の首相にそっくりだね。あさましや。権力って、そんなに美味しいモノなのか。

かつてオバーマも、初めて大統領選の討論に臨んだ時は共和党のロムニーに大敗したが、その後盛り返した。バイデンはそういう具合にいくまい。オバーマは若かった。バイデンはトシを食ってる。食いすぎてる。

しかし4年前の予備選で民主党の候補者は、左翼ありアジア人女性ありゲイありと多士済々だったが、みんなどこへ消えてしまったのかね。花はどこへ行った。どれもこれも帯に短し、だった?

バイデンという老害が撒き散らす毒のせいで、枯れてしまったのと違うか。

もはやトランプ再選決定みたいな状況だが、日本にとってはその方がいい、などと言ってるバカがネットには多い。例の思いやり予算を思いっ切り増額しろとか、台湾有事には出兵しろとか要求されても、そんな太平楽を言ってられるのか。

1期めのトランプは、それでも2期めをにらんで主張を抑えるところがあった。3選はないから、今度はなんの遠慮もなくやりたい放題やるだろう。思いやり予算は1兆ぐらい要求してくるかもしれない。日本は米国の軍事予算にタダ乗りしていると思い込んでるんだから。

アメリカがトランプならフランスはルペン。西欧民主主義は風前の灯。
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『ナイジェリアン・ギター・ルーツ』

2024-06-27 | 文化

アフリカ音楽の泰斗、深沢美樹氏によるパームワイン・ミュージック3部作、完結。第1集の『パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ』が出たのが2017年、足掛け8年かかっている。各巻2枚組で、いずれも50曲以上収録。音源を集めるだけでも大変だ。ほかに類を見ない労作である。

押さえておきたいのは、これらが民謡・民族音楽の類ではなく、アフリカのポピュラー音楽であることだ。つまりこれは大昔の文化の遺品・出土品ではなく(第2次大戦前の録音も入ってはいるけど)、我々の時代とも断絶していない生きた音楽なのだ。

そらまあ民謡も、生まれた当時は人々の息吹を載せたポピュラー音楽だったんだろうけどね。

ま、門外漢のオレがあんまり知ったかぶりをやるとボロを出すからこの辺でやめとくが、ともかく世界を見渡してもこんなに突っ込んだ、筋の通ったアフリカ音楽のコンピレーションてないと思う。聴いて楽しむとともに資料として記録として、稀な永久保存盤の一つであろう。

いつもながら森田潤さんのマスタリングが素晴らしく、古い音源が生き生きと精彩に富んだ音でよみがえっている。戦前の録音も、聴く上で何の不都合もない。

去る6月23日、このアルバムの発売記念に渋谷のLi-Poでレコード・コンサートが開かれた。いつものように満席の店内は、なごやかな笑いに満ちて和気あいあいムード。ワールド・ミュージックの集いって、なぜか見知らぬ者同士の垣根が低くなるんだよね。ロックやポップスでは、ギスギスしてるけどね。

しかし残念ながら、Li-Poは今月限りで閉店。ナイジェリアン・ギターが最後のイベントになってしまった。Madam Lipoの伊藤さん、お疲れ様でした。そして我々ワールド・ミュージック・ファンに憩いの場を提供してくださって、本当にありがとうございました。
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美空ひばり・東京ドーム1988

2024-06-12 | 音楽

いまごろ何言ってんだ? ごもっともです。

でもねオレ、特にひばりのファンというワケではないんだよね。うまいとは思うが、彼女がド演歌を歌うときに使う、あの下卑た鼻声にはどうしてもなじめない。

なので東京ドームのコケラ落としにして、ひばり唯一のコンサート・ライブたるこのビデオ、初回発表当時は観る気もしなかった。だが先だって、NHKがデジタル修復版とやらをオンエアしたので、とっておいても損はないかと録画した次第です。おかげで初めて、通しで観た。

もとがアナログ収録のせいか、なんかボヤ~とした画質。55インチの画面だと、目鼻立ちもはっきりしない。アスペクト比4:3だしね。(一般にデジタル録音はひどい音質だが、録画は断然デジタルの方がいい)

そんなワケで、視覚的にはあんまり修復のありがたみが感じられないのだが、感心したのは音質だ。ひばりの声にもバックバンドのサウンドにも古い録音特有の歪み感や鈍さがなく、実に伸びやかな雰囲気で温かく豊かに鳴りひびく。

当時、ひばりはすでに大腿骨骨頭壊死と間質性肺炎を発症していて、万全の体調ではなかったと聞いている。確かに前半では、ファルセットの高音がうまく出せなくてちょっと伸びを欠く時もあるのだが、その声さえもが耳障りではなくナチュラルな発声に聞こえる。

これは、NHKの技術陣が腕を振るった成果なのか。それもあるだろう。しかし根本的には、ひばりのうまさだと思う。すぐれた歌手は、すぐれたセンスで汚い声を美しく聴かせることができる。

それより何より、体調不良をおして前後2時間の長丁場を無難に乗り切った精神力に圧倒される。最後の1曲まで危なっかしい隙を一瞬も見せず、途中ビートに合わせて激しく体を揺すったりもする。フィナーレでは、笑顔を振りまきながら長い長い花道をゆっくりと歩いていく。立っているだけでも痛いはずなのに。スモークで客席の視線から遮断された瞬間、スタッフの腕の中に倒れ込んだとどこかで読んだ。

プロ歌手のプロフェッショナリズムを嫌と教えてくれるライブ。やっぱり録画しておいて、よかった。

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沖縄の海兵隊

2024-05-06 | 国際

ネットでちょっと気になる記事に出くわした。

かいつまんで言うと、オランダ軍の海兵隊が沖縄で行われている米海兵隊の訓練に参加していたってこと。同盟国でもなんでもないオランダの軍隊が、なんで日本国内で軍事訓練するわけ? できるわけ?

これ、どう角度を変えて眺めても主権侵害にしか見えないが、沖縄の当局はオランダ軍が来日していたことすら知らなかったんだと。つまり、米軍は公式には事前連絡してこなかった。ところが、彼らのSNSでは米オランダ合同訓練のことを報じてるそうだから、日本もナメられたもんだよな。

聞くところによると、沖縄はオレたちが戦争で勝ち取った地域であり、オレたちはこの島で一番エラいとの根強い思い込みが米軍にあるそうだ。だから日米安保条約などなんのその、大なり小なり条約違反が日常的にまかり通っているらしい。沖縄に関しては、日本政府が文句を言わないとも知ってるし。

ネットでこの件を報じているスローニュースなるサイトは、初めて訪問したのでどれだけ信用できるか知らないが、元ネタの沖縄タイムスは間違いなく信用できる。確か、極右の百田尚樹が叩き潰さなアカンとか言っていた新聞社だ。だから、信用できる。

それにしても不思議なのは、この主権侵害を本土のメディアがまったく報道しないことだ。右派の新聞や腰抜けテレビ局だけではなく、朝日や東京もまったく報じない。オランダのオの字も出てこない。沖縄米軍の違犯事例が多すぎて、もはや不感症になっているのだろうか。

沖縄県民が辺野古への基地移転に頑強にと反対するの、無理ないよな。

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