蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

戦犯

2017-07-31 | 政治
野田佳彦って、民主党政権にとどめを刺し、安倍一強体制に道を拓き、秘密保護法、安保法制、共謀罪成立の遠因を作った日本憲政史上最悪の政治犯の一人だが、日報隠蔽疑惑でまたも利敵行為をやったね。

29日付けの日刊ゲンダイによれば、防衛相の稲田は省内で嫌われまくっていたそうだ。そういや一昨年だったか、秋田の自衛隊員募集のポスターで「大臣は頼りないが」なんて文言が使われて物議を醸したよね。嫌われていたというより、軽蔑されていたという方が正確かも知れない。

無理もないよな。あのアタマの悪さだもん、だれだって組織の長とは仰ぎたくないだろ。

だもんで、陸自の幹部を国会に参考人招致するよう民進に要求されたらドナイショウと、安倍はビクビクしていたらしい。稲田に義理も遠慮もない幹部がズケズケ本当のことを証言してしまう可能性大。そうなったら加計問題の前川証言の二の舞だもんね。

ところが蓮舫の代表辞任で、民進は日報問題追及どころじゃなくなった。少なくとも民進の代表選が決着する9月中旬まで、安倍は失点隠しにジタバタする必要がなくなった。

9月も半ばともなれば、暑気とともに世間の逆風もかなり鎮まっているだろう。安倍政権延命の芽が出てくる。改憲の道筋が現実化する。

野田と蓮舫は、つくづく罪が深いね。野田が幹事長に就いたときから民進は坂道を転がるように転落を加速したのだ。もはや解党した方がいいかも。

せめて次の代表には、枝野になって欲しいよ。改憲の前原じゃ、第2自民になってしまう。
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「記憶にないから、言ってない」

2017-07-24 | 社会
「総理は自分の口から言えないから代わりに言う」の和泉洋人首相補佐官、今朝の参考人証言で「こんな極端な話をすれば私の記憶に残っている。そうした記憶は全く残っていない。したがって言っていない」だとさ。

こいつは小学生か。

つい先日、あのアホ女、稲田が自分の政治姿勢と真逆だから隠蔽などするはずがない、とほざいて失笑を買ったが、それと同じレベルだね。

市民ドライバーが、オレの生活姿勢と真逆だからスピード違反などするはずがないと言えば、警官は納得してくれるのか、と報ステで小田嶋隆が述べていた。そういうことだよ。

いや、つい小学生に対して失礼なことを書いてしまったが、こういう道理は小学生だって分かるよな。

それが分からない低脳の大人が、日本の政治を動かしている。その事実に改めて慄然とする。

自民の地方選連敗が、せめてもの救いだね。
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狂人

2017-07-23 | 社会
夏なお寒き、とはこのことだ。1年前、相模原の障害者無差別殺傷事件を起こした植松聖なる男が共同通信に宛てた手紙を見て、背筋の凍る思いをした。

キメの粗い新聞写真だが、見えるかぎりでは、この男の筆跡は非常に達筆である。文筆業をしていたオレが逆立ちしてもかなわないほど、すべての文字が端然と整い、書き損じは1字もない。近ごろの若者と違って、センテンスの終わりに句読点を置き忘れることもない。

文章自体も技術的には理路整然としていて、文意に濁りがない。知能指数を測ると、多分この男は高得点をたたき出すだろう。そこが怖ろしい。

高度の知能を持った人間が、「私は意思疎通ができない人間を安楽死させるべきだと考えております」と綴る。そこに、なんの疑問もためらいも見せない。その氷のような非人間性に、オレは心底ゾッとした。

たとえば、双子の生体を縫い合わせて静脈を共有させるなどの人体実験をしたアウシュヴィッツの「死の天使」メンゲレ。あるいは、猿と人間を合体させようとした旧ソ連のイワノフ医師。こういうマッド・サイエンティストを、植松聖は連想させる。

マッドな人間の共通点は、みずからを客観的に判断する視点を欠いていることだ。自分をすべて肯定することから彼らの行動は始まる。自制が利かない。

その独善性において、彼らは一般の障害者や精神病者よりはるかに有害だ。本当の意味で狂人、障害者と呼ばれるべきは、この男の方だろう。
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ピコ太郎

2017-07-12 | 文化
って、いまごろ取り上げるのもナンだが、すごいウィットのある芸人なんだね。今朝の朝日に載ったインタビューを読んで感心してしまった。

外務省のSDGsプロモーションに起用されたんだとか。

芸人がお上に取り込まれるのかよ、とか初めは思ったが、言い分を聞くとこの人、しなやかに機転を利かせながら対応していて、決して身売りはしてないよ。

いや、「感心」なんて言い方自体、上から目線で傲慢かな。でもまあ、トシ寄りの言うことだから。

トシ寄りついでに、も一つ開き直らせてもらうと、ピコ太郎って往年のトニー谷を連想させるんだよな。チョビ髭を生やした顔つき自体、似てる。

トニー谷が活躍したのは、第2次大戦後の混乱がまだ治まっていない時期だった。敗戦による自信喪失で人々はむやみにアメリカ様をありがたがり、カタコト英語を口にした(長嶋茂雄のしゃべり方に、その名残がある)。

トニー谷は、そういう戦後社会の風潮を敏感に掬い取っていた。「レディース・アンド・ジェントルメン、アンド・おとっつぁん、おっかさん」なんてギャグを連発した。「さいざんす」「ゴメンあそべ」等々、山の手言葉のパロディも盛んにやった。

トニー自身に風刺の意図があったかどうか定かではない。芸人の直感で、ふざけたギャグをバラ撒いていただけかも知れない。しかし、それらのギャグには、戦後日本の軽薄な欧米崇拝や、セレブ階級の偽善的マナーを痛烈に衝く毒があった。

そこで、大人よりはるかに感覚の敏感な子供たちに大受けし、その一方で、彼らの親たちには目のカタキにされた。のちに、オレたちはキリストより有名だと発言して袋叩きに遭うビートルズと同じくらいに。

その点では、ピコ太郎とトニー谷は根本的に異なる。英語を使ってもピコ太郎に風刺の毒は一滴もない。だから、お役所にも好まれる。

しかし、彼の生きている社会のいまを体現している点で、ピコ太郎もトニー谷と変わりない。

いま、トニー谷のような芸人が現れても決して人気は得られないだろう。SNS発信の大多数が示すように、いまの日本は同調圧力社会だ。批判的言辞、異端的行動はそれ自体、嫌われ、バッシングされる。正しかろうと間違っていようと、批判の対象外の人々からも。

秘密保護法が成立してもやがて忘れ、安保法制が成立してもやがて忘れ、そして共謀罪もいずれ忘れていくだろう社会が生んだ芸人。それがピコ太郎という毒のない瞬間芸の人なんだろうと思う。
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ヒアリ

2017-07-07 | 社会
って、なんで急に騒がれだしたの? 東京で1匹(!)見つかったからって、昨夜のNHK NW9も報ステもパンデミックが発生したかのような深刻顔だもんね。

コンテナは中国からもアメリカからも、昔から数え切れないほどやって来てるでしょ。その中に、いままで1匹もヒアリがいなかったワケ?

イエね、害虫の日本上陸を阻止しようと水際で奮闘している関係者のご苦労に水を差そうってんじゃありませんよ。心からありがたいと思ってますよ。でもさ、それとこれとは別問題。なんでいま、こんなに急に大げさに騒ぎ立てるワケ?

もっと危険なセアカゴケグモなんか、とっくの昔に入り込んでるじゃん。大して報道されないけど。

なんか、加計に関する萩生田の口出しも下村のヤミ献金も、ヒアリ報道で賞味期限切れへと逃げ切りつつある気配だね。

まさか、国民の関心を逸らせろと、官邸が指示を出したんじゃあるまいな。

九州豪雨で自衛隊員が泥まみれになってる最中に、稲田がどこかへトンズラ。またやってる。
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