蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

組織疲労

2010-12-29 | 社会
女性のスカートの中を盗撮しようとした警官が、取り押さえようとした人の腕に噛みついたんだと。世も末だね。

そら、検察幹部が証拠隠滅を図ったりする時代だから、下っ端警官が悪事を働いても不思議ないかもしんないけどさ。

しかし、その罰が罰金刑とは、どういうことだ。噛みつかれた人に怪我を負わせているのだ、立派な傷害罪ではないか。当然、執行猶予なしでムショにぶち込むべきだろ。検察や裁判所は何を考えてるのだ。

改めて言うのもウザイが、この国はホント、あちこちでタガが外れだしてるね。
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ウソ

2010-12-19 | 映画
『ニュー・シネマ・パラダイス』という映画がある。映画ファンなら、タイトルを聞いただけでニコニコ相好を崩すほど愛された名画である。映写技師が映写機の光を鏡で二つに分けて、映画館のスクリーンと街の広場に映画を投射するクライマックス・シーンが名高い。

あの名場面が、オレはどうしても納得がいかない。光を鏡で反射させれば小学生でも知ってるように、映像は左右逆の鏡像になる。しかし広場の建物の壁には、スクリーン上と同じ正像が映し出される。

さらに、スクリーンと広場の建物では距離が違う。にもかかわらず、どちらもピントが合っている。光源を二つに分ければ光量は半分になるはずだが、明るさにも変わりはない。

つまり、あの名場面は現実にはありえないのである。

映画はフィクションだ。だから、どんなウソをついてもいい? いや、ウソだからこそ、全力を挙げて本当らしく見せなければならない。簡単に見破れるようなウソでは、観客は楽しめない。

最近も同じケースに遭遇してしまった。オーソン・ウェルズの幻の名作とか言われる『黒い罠』という映画。

ウェルズ扮する足の悪い悪徳刑事がライバルを陥れるため、殺人を犯して罪をライバルの妻に着せようとする。ところが、殺人現場に愛用のステッキを置き忘れてしまう。

こんなヘマは、現実にはありえない。近視眼者がメガネをどこかに置き忘れるのと同じぐらい、ありえない。

身体に障害を持つ者は、その障害を補う補助具を失うとたちまち不便をかこつ。だから、置き忘れに気づかないことなどありえないのである。

幻の名作か何か知らないが、この見え透いたウソがプロットの重要な転機になっているので、オレは以後すっかり白けてしまった。

しかし、見え透いたウソじゃ、映画も政治には負けるよなあ。いくら政治が劇場化したとは言え、去年9月までの改革の夢自体が真っ赤なウソだったとは。一億総白けも無理ないよ。
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Imagine, all the people...

2010-12-05 | ステージ
ウィキリークスのすっぱ抜きは、広く言われてるとおり諸刃の剣だと思うが、ふつうの市民にとってはやっぱり利点の方が大きい。国家という不気味な巨大権力は、裏で何やってるか分からん。

これって、レノンが夢見た“国境のない世界”へ近づく通過点とオレは見てるんだけど、ちゃうかね。ロイターいわく、「情報は地球をかけ巡る。WLを阻止する試みは絶望的だ」。

だからこそ、国家はWLを目のカタキにする。国家は言うまでもなく、国境があって初めて成立するもんだからさ。インターネットの発足が招いた歴史的転機だ。

WLは激しいサイバー攻撃を受けて、サイトのアドレスをアメリカからスイスに移したそうだ。いわゆるネット犯罪が民間組織だけではなく、国家的水準で実行されてることが、図らずも証明されちまったね。
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正体見たり

2010-12-01 | 政治
みんなの党とかいうヤツら、いよいよ政界寄生虫的性格を露骨にしてきたね。与党の小さなミスを、ここぞと攻め立てて得点にしようとする。

テレビで見る限り、中井なんとかが言ってるのは、どう見ても私語だろう。これを強引にヤジと言いつのる裏には、皇族を党利党略に利用しようって下心が見え透いている。戦略として実に汚い。大体、不敬ではないか。

自民も、汚いヤジで国会の品位を下げた、とはよく言うよ。ふだん汚いヤジを飛ばしまくってるのは、どいつだ。

しかし、その“ヤジ”を非難しまくる自民の逢沢なんとかが同じ記念式典でケータイの着信音を轟かせたってんだから、笑っちゃうね。どのツラ下げてエラそうなことを。
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