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建造物には3つの要素が求められる。 適した土地に建てられること、 安全性にもとづいていること、 首尾よく作業が進められること。 ── 近世ドイツの小説家 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ |
そこはかつて海だった。
ところどころに浅瀬がある程度の海峡で、
俺たちの村を守ってくれる壁であるとともに、
大陸との交通を制限する障害でもあった。
今やそこは、
ででん!!!!
関所が立ちました!
HJPN島と大陸を陸橋で接続することで、それまで不可能だった馬車の行き来を可能とした。
しかしそれは逆に大陸からの賊の侵入を容易にするものであり、
その対策として陸橋の真ん中に海上関所を建設したのだ。
横から見た図。
この吊橋は有事の際には巻き上げることが可能であり、
防衛時には橋を畳んだ状態で関所の上から矢で防衛することになるだろう。
まだ橋と入り口の砦が建っただけで実は完成形ではないのだが、
ようやく馬車を大陸に渡すことができるようになったので、
大きな第一歩と言えるだろう。
偉大な建築成果によって、自然の障壁を克服したのだ。
村からもその威容が見える。
これが完成したらもっともっと目立つに違いないし、
敵勢力もこの島に攻め入ろうとは思わなくなるだろう。
友好ギルド全てに橋のアクセス権限を与え、
南西部の交易事情はこれで飛躍的に進む。
陸橋ができた途端、さっそく外交がきた。
ギルドBlack Thorne City [BTC] の人で、はるか北東に領土を持つ200人規模の大手ギルドグループらしい。
さすが大蛮族地域で生き残ってるだけある、強そうだな・・・。
どうやらHJPN村の対岸、陸橋を渡ったすぐそこで交易拠点を建設したいらしい。
北東の特産品は入手がなかなか難しいので、安定した交易先ができるのは喜ばしいことで、
それは相手にとっても同じである。
しかもBTCはFeudal Union勢力とも敵対しているようで、
つまり俺たちにとってはほとんどコネがなかった北東部の大手ギルドと友好を結ぶことは、
経済上も軍事上も地政的な価値が高い。
これはこれ以上ないほどの良い話ではないか?
もちろん交易拠点の建設はOKとし、こちらもある程度手伝った。
これは重要なコネであるため、英語話者である我が外交官のかみーゆくんにも紹介したところ、
yukky 「BTCのグスタフさんを紹介するね、今後連携とって欲しい。あと彼、オーストリア人(ドイツの方)だそうだけど英語はできるから。」
かみーゆ 「おっけい、俺ドイツ語も話せるからちょうど良かった。」
なんだこいつ・・・3ヶ国語話者とかハイスペックかよ・・・。
普段から「俺アメリカ人の彼女いるから~」と自慢してくるが、
こんなことさらっと言えたら確かに女子にモテるんだろうな。
その後、暇だったし積もる話もあったのでしゃるる村に行ってみると、
なんか砦の文明度がすごい進化してた。
これがあのウホウホ言ってた原人村か? → Life is Feudal MMO日誌(8)
すごいな・・・よくぞここまで。
とうとうやつらもヒトになれたんだな。
これなら話が通じるかも・・・と思い、
村人を探しに周囲をウロウロしてみる。
・・・いた!
いま外出から帰ってきたのかな?
馬を降りて、門を操作している村人がいた。
これを逃すと次はいつ村人に出くわすかわからない。
中に入るチャンスはいまだ!
挨拶よりも先に村人が開けた門に馬ごと突っ込んでみると、
村人は俺に気づくよりも早く門を閉じようとしていたため・・・
ガラガラガラガラッ・・・ ブチュッ
死んだwwwwwwwwwwwwwwwwwww
降りてくる門に挟まれて、馬ごと即死したのだ。
まじかよ・・・。
これ、しゃるる村のやつが一番びっくりしたと思う。
ていうか「え!?なにしにきたんこいつ・・・」って絶対思われてる・・・!
俺も遠路はるばるきたのに挨拶する間もなく事故死するとか、
もう無念やら恥ずかしいやら。
後にこの当事者がTwitterで「ごめんなさい、あの門はソルリンも殺したことあるので。。。」と申し訳なさそうに言ってきたが、
そんな情報いらんわw
でもまあどう考えても俺が一番悪いな・・・。
普段、原人とばっか言ってきたが、門に突っ込んで死ぬ俺が一番の原人だった。
この後、HJPN村でリスポンすると、ギルメンがなんか交易で超激硬アーマーを入手するとかの話で盛り上がってた。
ダメージカット率90%いくような鎧があるらしく、それは萌えるんだと。
この話に俺は全ッ然ノレなかったよ。
だって攻撃カット率90%のスーパーアーマーを入手しても、
そいつ門に挟まれただけで死ぬし。
もはや門番を立てて、襲撃時にはひたすらばったんばったんさせる役回りがいてもいいんじゃない?
タイミング良ければ敵は全滅する。
それぐらいショックな出来事だったよ・・・。
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