掲示板上で煽り合い、それが激化しているのだ。
この間は元7メンと現O'zメンの小物同士の決闘DUELまで行われた模様。
やはり仕様はどうであれ、対人戦である以上そこには感情が渦巻いているので、
熱い部分は変わらず残っているようだ。
桜最強として俺が決闘を見届けたかったなぁという気もするが、
なにぶん、ここのところF情報に疎かった。
まぁ小物同士の争いなんでどうでもいいんだけどね。
ただ、フェルッカは争いが絶えずそれが繰り返される世界。
隠居した俺にはもう関係ないが、俺も昔はそんな世界の住民だったなぁと懐かしく思い返す。
知人のブログを見てみると、ロキという男のこんな書き込みがあった。
ロキといえばPKギルドSADのGMであり、SADといえば05年2~4月ごろに我がKDKと大規模な抗争を激しく繰り広げたギルドである。
思い返すあの日々。
あの抗争の発端は、中立地帯でのSADからの奇襲攻撃が始まりであった。
が、実はその中立地帯ジェローム島でSADとKDKはそれ以前から牽制、挑発しあっていた。
詳細は省くが、ギリギリ合法という域で中立地帯で罠にはめ殺したり、微妙に報復したりしていた。
そうして、冷戦状態のままどんどんギルド間の仲が険悪になっていった。
SADとKDKの開戦のきっかけこそSADからの奇襲攻撃が発端ではあったが、KDKから攻撃を行う可能性も十分にあった。
決してこの抗争はSADが原因とはいえず、もはやあそこまで険悪になって対立していれば必然であっただろう。
そして戦火は開かれた。
参戦ギルドは、KDKを主力にR*D,o?&o,893、後にMAFとRICHも加わり盟友とする、6ギルドによるいわゆるKDK連合。
敵側は、SADを主力にCAS、一部他のギルドから個人参加の、同盟軍。
KDK連合は、当初は武力統一による戦力アップを目的とした同盟ではなかった。
しかしSAD同盟軍との戦争が勃発したため事情が変わり、同盟ギルドから有志を募り参戦してもらうこととなった。
ちなみに、KDK連合は本当は「Red Robe同盟」といい初期はそう呼んでたのだが、対人スレや世間一般はそんな正式名称など知らず
「KDK連合」と称し呼んでいたので、いつの間にか同盟ギルド内でもこの呼称が一般化していった。
しかしKDK連合軍側にしてもSAD同盟軍側にしても、あくまで主力はKDKとSADだったし、大半の参戦者はKDKかSADのどちらか所属だった。
SADの同盟ギルドのCASはあまりにも弱く本当に頭数を揃える程度にしか役立っていなかったし、それはKDK側も同様である。
しかし、6ギルド体制のKDK側は、人的資源はSAD側より大幅に勝っていた。
コアタイム時のactのピーク時はどちらも数はさほど変わらなかったが、KDKは安定して夕方から深夜まで大actを維持できたのだ。
そして連合軍側にしろ同盟軍側にしろ、中立地帯でただ喋りにきたり遊びにきたりするだけのPvPerがたくさんいる中で、
十数人対十数人以上の大規模な抗争を繰り広げるのだから、一般の人達からすると迷惑極まりなかっただろう。
そういう意味で、F社会ではPIT限定的に大きく影響を与えた戦争だと思う。
一般PvPerが練習しにくるはずのジェローム島PIT周辺が、この抗争のせいでずいぶん重くなっていたので。
この戦いは2ヶ月近く続いたのだが、緒戦から終戦まで一貫して大勢はKDK側に優勢だった。
そもそも発端となった最初のSADからの奇襲攻撃時すら、KDK側が返り討ちにして勝利という結果だった。
KDK側は数えるほどしか敗走も敗北もなかった。
そんな中、SADのGMのロキ氏がよく言い訳にしていたのが、KDKのほうが数に勝るというものだった。
そしてKDKは個人だと弱い、徒党を組むことでしか戦えないとしきりに言っていたのだ。
上のブログの書き込みのSSで、ロキ氏は「結局転がったら負け、数も言い訳」と言っているが、昔の抗争時とは考えが変わったのだろうか。
結局彼はその時自分に都合のいいことしか言わない気がする。
主張内容に一貫性はなく、その時の状況により内容がころころ変わるんだろう。
昔のSADとKDKの抗争時ですら、SAD側の下位メンバーがポツリと
この戦いは初期から中期までは、連合軍と同盟軍が正面からぶつかりあい大規模な戦場を形成していた。
しかし中期以降は、SAD側も劣勢を認めたのかほとんど攻勢に出てくることはなく、KDK側は追い討ち戦に突入していった。
真正面から当たることはもう無かったので、如何にして敵を発見し狩れるかが重要だった。
その為とった作戦は、有り余る人的資源を使いラヴァやデスパやダスタなどの主要なダンジョンを偵察隊が巡回し、
SADがいたならばその場で襲わずにSADのGHでKDK本隊が待ち伏せ、SADがダンジョンの戦いから疲弊し帰還してきたときに狙い撃ちする作戦だった。
これは本当にとっていた作戦で、地味でつまらなかったが、狩りに徹するのならば有効な作戦だった。
これを数日間受けSAD側のメンバーは「この暇人どもが!!」と言ってきたが、その通りだと思う。
その内SADもGHを移転しこの作戦はしばらく終了かと思われたが、なんとその日のうちにSADの第二GHを発見することになる。
KDKメンが散歩で何を思うわけでもなく歩き回っていたら、偶然発見してしまったのだ。
ということで作戦続行となっていったが、ある意味このメンバーはこの大戦で一番の功績を上げたといえる。
またこの作戦に限らず、敵のGH攻めはKDKが昔からよくとっていた戦術で、
現在の仕様でも相手のGHを知るだけでもとれる作戦の幅が広がる。
要は戦いようである。
だが地味だし卑怯だしさほど面白くもないのでやるギルドがあまりいないだけ。
だが殺しや狩りだけに徹するなら非常に効率がいいし、奇襲作戦や暗殺作戦も行える。
知らないよりは知っていたほうがいいので、今でも俺はいくつかのPKやPKKギルドのGHは一応押さえている。
そういえば最近、SADも他のPKギルドも、O'zとの論争が活発化している。
O'zといえば、たぶんKDKがない今は桜Fで最も嫌われているギルドの1つだろう。
かくいう俺もO'zのことが嫌いで、かつては対O'zに開戦することを検討していたし、参謀と相談もしていた。
しかし謎が多いギルドでもあり、俺は彼らのGHの位置も知らない。
ずっと探していたのだが、とうとう発見できずじまいだった。
O'zにはずいぶん痛い目に遭わされたこともあるが、その報復もできない内にKDKを解散し俺は隠居してしまった。
ある意味負けてしまったともいえる。
まぁ世の中には仕方ないこともあるわけで、いまさら負け惜しみをどうこう言うつもりもないが、
なんとつい先日、俺も何の気もなしにぷらぷら散策しているとO'zのGHを発見してしまった!
対SAD戦のときもだが、SADの第二GHを見つけたKDKメンもただ目的もなく散歩していたら発見した。
同じように、俺もただ街をふらついてただけでO'zのGHを発見した!
大阪の梅田で。
探し物は探しているときには見つからないもので、忘れた頃に出てくるものらしい・・・。
しかし何を今更・・・全てが遅すぎたとも言える。
俺には今動かせる兵隊もいない、バックに組織もいない、完全に孤独な個人だ。
中の様子を伺うと数人のメンバーらしき者の姿が見えたが、もう俺は隠居した身だ。
戦闘も起こらず、建物の前をそのまま通り過ぎた。
単独での奇襲作戦を行っても返り討ちにされるだけで、もう報復もかなわないだろう。
所詮俺は負け犬なのかもしれない。
だが、戦闘以外の手段でO'zにダメージを与えることならできる。
楽しみにしてろよクックック