SFクランの新人向けに、立ち回りやカバー(援護)の基本を覚えて、
意識して動いて欲しいってことでちょっと書いてみます。
リクエストもあったし。
以下に書くことはSOLクランの基本の動きですが、
野良でもなんでも如何なる場合でも通用する本当に"基本"の動きと理論です。
あくまでも局所的な戦術行動である為、個人スキルの範疇とし、
メンバー各員は大局的な作戦行動とはまた違った意味を持つことを前提において読んでください。
ただこの局所的戦術行動が前提におかれて、その上に大局的な作戦が決められ指示されるわけです。
尚、以下に書いてることは1軍は全員が無意識であろうが意識的であろうが、
とにかく常に実践できてることでもあります。
防衛配置についていると、敵が来ました!
さあどうしよう?
基本的にSOLで教えてることは、コレです。
最大限まで敵をひきつけ、多数の銃火を一斉に浴びせます。
これの優位性は、敵をひきつけて複数の火口を一斉に開くことにより、
例えば4人で守ってるとこに敵が8人で攻めてきたとしても
局所的に火力優勢を保つことで戦力的には劣らないという計算です。
相手の人数がいかに多かろうが、その全員が同時に戦闘に参加できなければ、いないも同然なのです。
ってことで"全員が同時に戦闘に参加できる"という状況を作らせない為に、先頭から火力を集中していくわけです。
これで減った敵の人数がそのまま突撃してこようと、
その頃には3分の1は死んでるかも知れないし半分になってるかもしれない。
もし半分死んでたら4vs4という同数の戦いになるし、こちらに被害が出てたとしても、
単純に4vs8で戦うよりは戦力的な開きはかなり抑えることができます。
実際にはグレネード類やフラッシュなどもあるし色々な要素がからみますが、
基本的な理論は常にこれです。
局所的に火力が敵を上回ることで人数による戦力差を無くす、または自軍の被害を抑えることです。
軍事学的にはランチェスター理論ですね。 数学的に考えるともっとわかりやすいです。
必ずSOLは大局的な作戦行動でも、この方程式に則り動き指示しています。
尚、未だによく見られるこれの失敗形は
これらです。
敵を引き付けずに射線を交わせてしまい、フライングで銃撃戦に突入してしまうことです。
ケースは少し違いますが硫黄島の戦い緒戦で日本軍砲兵が侵したミスに似ています。
このケースで戦闘になると、一時的にとはいえ(数秒といえど)
1vs1(同等)もしくは敵のほうが火力が高い戦闘になるのですね。
これによりフライングで戦闘に突入した人は被害を受けやすいし、火口の位置を敵に知らせてしまうことにもなります。
上に述べた理論に反する戦闘となってしまうわけです。
もちろんこれで青側の左右の人がとっさに飛び出して援護することにより、奇襲効果が得られることもあるでしょう。
ただこの場合、敵のほうが人数が多い場合は、むざむざその人数相手に真っ向から銃撃戦を挑む結果になります。
この場合上記の法則が自軍のほうに返ってくることになり、不利な戦いを強いられるケースが多いです。
まぁでも奇襲効果が高い効率性を示すこともあるので、ケースバイケースともいえます。
が、基本的には"敵をひきつけて局所的に火力優勢を作り出す"が基本防衛理論です。
前に飛び出して奇襲して意外性を突くかどうかは、その場の現場指揮の判断次第です。
以上は防衛時の配置の理論説明でした。
どのMAPにおいても、配置を指示されたMAPは必ず上記のような法則の上に成り立って配置されています。
ただ最近は衛星MAPのオフィス守備配置が微妙になってきたけどね。
従来の配置だとフライング戦闘に突入しやすいことが判明してしまったんで。
みんなもオフィスの守備が他に比べ脆くなってることは感じていると思います。
そのうちに新配置案を出す予定。
以下は行動中においてのカバー(援護)の基本を説明します。
説明的にした基本形はこんなかんじ。
衛星のセンターをイメージしてもらえればわかりやすいかもしれないけど、
先頭を行く人(B)が最初に遮蔽物にとりつき、敵を警戒し後ろの人(A)が前進しやすいようにする。
次はAがBの援護の下、さらに前方の遮蔽物にとりつき前方の敵を警戒する。
そのAの援護の下、さらにBがAより前方へ行き~というループです。
通常の移動時にまでこれをやる必要はないですが、
衛星のセンターなどで戦闘中に前進する場合は必ずこれを意識して行動しています。
この交互カバーはあらゆるカバー行動の基本理念であり、
これさえ頭で理解し常に念頭において行動できるようになれば、
あらゆる局面で最適なカバー行動を行うことができるようになります。
どうでもいいけどとりあえずこれが早い速度で上手くいったときは、
俺とMendohの2人で敵6人を一瞬で抜いたことがあります。
交互カバーが成り立っているので、途中でリロードしても片方の人が援護してくれてるので大丈夫なのです。
例えば、実際に交互に繰り返すかは別として、この基本行動に則り
"前方の遮蔽物にとりつき後方メンバーの前進を援護する"を実践するとすれば
このような形になるわけです。
この程度は教えなくても自然とやってる人が多いです。
これも先頭の人がまずは援護に徹して後方の突撃を援護するということで、交互カバーの一つです。
これも交互カバーの一つ。
ベイエリアの"pansaaポイント"でよく見られる光景ですね。
(部外者向けへ説明、SOLクランでは要所を人名+ポイントで呼ぶ傾向がある。
ちなみにポイントについてる人物名のとこにその人物が配置されてるとは限らない)
箱裏で撃つのは強力ですが、装弾数は基本的に30発程度なので2,3人相手に乱射するとあっという間に切れます。
この時リロードすると後方へ下がる間もなく敵に踏み込まれてしまい殺されてしまいますが、
Bが後方からカバーしているのでAはしゃがみながらリロードすれば安全、という図になります。
よくボイスチャットで、1軍メンバー同士が「リロード!」「OK!」みたいに叫びあってる場面があると思います。
そういうときはこのような交互カバーが行われ、「俺は今からリロードするからカバーしろ」って合図です。
ワカってるやつら同士だと、何も言わなくてもちゃんとリロードのタイミングを隣のやつとずらしたりしています。
タイミングがかぶっちゃうと2人とも無防備で交互カバーも何もないからね。
まぁとりあえずあらゆることに通ずる基本形はこんなもんかなー。
どんなMAP、どんな場所においても上のような"局所的に火力優勢"と"交互カバー"が行われています。
少数で多数を打ち破ることと、隙を減らすことにつながるわけです。
新人たちは古参メンバーの動きを観察して、どのようにしてるかを見て、
"何故そうしてるのか、そうしたらどのような効果があるのか"を考えていけばいいと思います。
そしたら自ずと、効率的な立ち回りが身につくと思います。