Life is Feudal MMO日誌(10) - 初陣、しゃるる村を救え!

2017-12-14 22:11:42 | Life is Feudal

前回分 → Life is Feudal MMO日誌(9) - 軍備宣言とHJPN国として独立!
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大国はひとたび不利とみれば、

たちまち軍事力にものをいわせてくる。

そうした国際社会にあって小国が主権を守るためには、

軍事力に頼ることも必要である。


── ドイツ帝国首相 オットー・フォン・ビスマルク




ガチャガチャ・・・

いま、HJPN島の対岸へとつながる建造中の橋の上で、戦闘準備が整えられている。
これほどまでに物々しい様子はこのHJPN村では初めてのことである。
何故完全武装の部隊が準備しているのか・・・それは、


しゃるる村が宣戦布告されました!!


というシステムログが流れたからである。
よって、別に求められてもいないが、勝手に援軍に馳せ参じることとした。
まあ同じ日本人村だし、gouさん一派を迎え入れて戦闘部隊もできたしね。
我々の初陣である。

しゃるるに向かってる旨を伝えると、相手ギルドの情報が提供された。
[OAF] という隣村ギルドで、外交官を差し向けるといきなり斬りかかられたらしい。
どうにもアジア人ゼンゴロシをモットーに掲げてるとのこと。

なんつー面白い連中と隣接してやがんだ・・・。
これは同じ日本人として手を差し伸べる必要があるな。
ということで戦闘部隊に訓示する。


「今からしゃるる村の救援に向かう。相手は"アジア人ゼンゴロシ"という絵に描いたような悪の権化だ。
遠慮することはないが、しゃるる村の為に死ぬかもしれん。
しかしそんなレイシストギルドをのさばらすわけにはいかない。
たとえどうなっても、死んでも悔いはないよなあ!?」


「「「うおおおおおおおおおーーーーーー!!!!」」」



士気は旺盛、もののふどもが覚悟決まったツラをしてやがる。
待ちに待った初陣で気もはやっている。
最高に良いコンディションだ。
よろしい、それでは作戦開始!


歩き続けること1時間半・・・




しゃるる村に到着。
あちらの戦闘員と合流したら、すごい人数になった。
こっちが15人ぐらいで、あっちを合わせたら40人ぐらいいるか?

前回に会った時 より心なしか原人度が下がってる気がする。
みんな服を着て、鉄製武器で武装してるからかな・・・。




OAF村は四方を壁と門でちゃんと囲んだ強固な砦である。
しゃるるも俺たちも攻城兵器なんていうおおげさなものは持ってきていない。
しかしこれを看破する方法はある、そう、組み体操だ。
門に張り付いた人間の肩に乗り、さらにその人間を乗り越えると、門を突破できるのだ。

なので40人近い人間が門を叩くでもなくひたすら
乗り越えようとぴょんぴょん飛び跳ねる絵面は・・・
やっぱ原始人だこいつら。
服を着てもプリミティブな行動様式はまるで変わってなくて安心したよ。

まあ実は一番最初に突破できたのは俺だったりするんだけど・・・。




中には赤いユニフォームのOAFの人がおり、
何が起こってるか理解できない様子ながらもとっさに抜刀している。
なかなか場慣れしてる、デキそうなやつだなこいつ。
しかしこの数で囲めば関係ない、壁際にまで追い詰め、グチャグチャッと斬殺。
そんな感じで3人ぐらい殺したのかな。

どこの国のギルドか知らないが時差があるためか、
ログイン人数は少ないようだった。




砦の外に無所属の赤ネームがいた。
タイミングからみておそらくOAFの関係者だろう。
殺人活動はギルドタグを外したやつにやらせてるってことかな?
きたないやつらだ!

囲むとひざまずき両手を上げて即降参ポーズをとってくるも、
こちらが逃がす気がないと知ると斬りかかってきたのでこれも斬殺。


数人の極悪人を成敗して良い気分になってると、
ここでまずいことが起きた。




遠くから何人かが走りこんできて、特に俺に斬りかかってきたこの黄色い服のバルディッシュ持ち・・・
ギルドタグがConvictusだ!!

これはまずい、ConvictusはFeudal Unionという連合の主幹ギルドで、
Feudal Unionはこの世界の中央部の最大勢力であり、
我がTIC連合とは不可侵関係にある。

あっちから斬りかかってきてるといえど、おそらくOAFとなんらかの関係があるか、
あるいは俺が大人数を率いてここにいるのが不可侵破りと思われたか。
何度か剣を打ち合うとあちらもこの人数に勝ち目なしと引いていったので、
俺たちも追わず撤退することに。


そして村に帰還した辺りのタイミングで・・・。

ConvictusがHJPNに宣戦布告しました!

Convictusがしゃるる村に宣戦布告しました!


のログが連続で流れる。
パパパパパウワードドンッ である。

まずいまずいまずい、なにがまずいってTIC連合に迷惑をかけてしまうこと。
あまりヘイトを買い過ぎて蛮族認定されるとろくなことにならないのだ。
TICの後ろ盾が俺たちの一番大きな安全保障なので、Feulda Unionは元々仮想敵といえど、TICに嫌われるような勝手はできない上に、
この事態を見て連合ギルドからも既にそっこーで大量のチャットが飛んできている。
藪を突いたら大蛇が出てきたのだ。


幸い俺はConvictusに仲の良いやつがいるので、そいつを通して話をしてみると・・・

yukky 「よー元気ー?話は聞いたー?俺は君とは戦いたくないよー。」
CNVT 「やあフレンド。事故があったみたいだね。俺たちも戦争は望んでいないよ。」
yukky 「おー、そうだよね!平和が一番だよね!和平の話を通してみてくれない?」
CNVT 「もちろんギルマスには話してみるけど、HJPNはしゃるる村の手助けはもうしないよね?


・・・
どうやら話を聞いてみると、しゃるるがカウンタージャングルとか言いながらConvictus周りの木を全部伐採するなどしていて、
そのハラスに怒り心頭のようだ。


─── 決断のときだった。

yukky 「もちろんだよ!しゃるる村とは一切関係ないよ!」

和平した。
しゃるるは、まあどうにかなるだろう。
戦争後に生きていたらまた会おう、戦友よ。


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