Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

トライアンフ T15テリアが来た!(8)

2016-01-14 00:12:53 | triumph t15
 シリンダーヘッドからバルブを外さないとメンテできない。当たり前です。

 バルブコンプレッサー買ってきた。AP製。

 こんな風に装着。

 反対側はバルブの中心部に

 めでたくバルブと2重のスプリングの中側のは外れました。


 やはりロッカーアームを外さないと外側のスプリングが抜けません。ロッカースピンドルはどうやって抜くのだろう?
 ネジ穴などは無い。バーナーで熱してバルブコンプレッサーをかけてみる。

 しかし抜けない。後で気づいたのは抜く方向が逆!だった。でもコンプレッサー逆にしたが抜けず。こんど昼間にプラハンで叩いてみよう。
 テレビみながらヘッドのフィンのお掃除




 エヴァンゲリオンに見えてきた。。これでも3時間ほじってました。でもまだまだです。真鍮ブラシかけなくては。

 翌日バーナーで炙って木片介して叩いてみるも(また)びくともしない。ヘッドが割れる悪夢がよぎります。だいたいこの方向に叩いて抜けるのかも自信無い。
 あきらめて反対側をやってみるといとも簡単に抜けた。

 方向が合っていて良かった。webで調べると「ロッカースピンドルからオイル漏れ」などは見つかる。またヘインズマニュアル見てもロッカースピンドルを外すのは割愛されている。
 ということは難度が高い(?)のか必要無いということか。。しかしスピンドルに給油されたオイルはスピンドル内通ってロッカーアーム、バルブを潤滑。
 またロッカーアーム端のプラグからプッシュロッド、カムシャフト、クランク軸、ポンプ駆動ギアとポイント駆動ギア、と大航海する(と思う)
 分解はあきらめても油路の確認は最低限必要。バルブガイドの打ち替えが必要になったらまた考えましょう。

 排気側のポートです。噂通りバルブ大きい。煤が分厚くこびりついている。

 スス山ほど取れました。
 やっぱりスピンドル外してスプリング抜いてバルブガイド周りを掃除したい!
 翌日改めてプラハン買ってきて叩きましたがやっぱり動かず。。give up。。このまま整備を続けます。一つ気になるのは外れたロッカースピンドルのワッシャーが足りないこと。

 寒い日曜日です。貴重な休日。バット買ってきて灯油でお掃除が続く。

 こういった作業こそアマチュアの出番!のような気がする。。プロはサンドブラストかけるだろうが、嫌う業者もいるらしい。
 ロッカーアームとロッカースピンドルの油路を確認。


 いよいよバルブの研磨にかかります。軸に紙巻きつけてボール盤にそっと咥えさせる。


 カーボンを落としただけ。ペーパーは320番です。大事なとこには当てないように気を使う。
 webでは風景が映り込むような鏡面仕上げが誇らしげに。根性なしは寒さに負けましてここまでです。

 排気側のバルブは結構傷んでいます。。補修できるのだろうか?
 憧れのタコ棒!買ってきたら、、

 なんと大きすぎて適合せず!しょうがないのでタコの周囲をカットした。

 購入したコンパウンドは荒目と細目で量は少ないが十分すぎる。。


 光明丹が来てないので確認できないが、バルブ外側の腐食はとれていないので接触部は内側のよう。しかし情報では外側での接触が良いような事が書かれている。
 これはバルブが大きくなったような効果があるのかも。

 待ってた光明丹来ました。これで330円、送料120円

 ホントは探せば何処かにあるはずだったが、、早速バルブに着けてタンッと叩いてみる。


 量が多すぎて拭いてみたりするが、、全く分かりません。やっぱり。

 割れていたエンジン右側のカバーの換えが米国から届きました。

 必要のない内部のパネルも一緒に。送料込みで$100。これは高いと思う。おまけにきちゃないので


 洗面所でスチールウールで汚れ落とし。まあ良しとする。。