比較試聴会で惨敗でしたのでこれからどうするか考えてみます。
冷静に音味を振り返ってみると
エネルギー感が不足している。
音に新鮮味がない。
スピード感が無い。
量感が無い。
ハムが気になる。
など
出力トランスの交換は最後の手段と考えて今の条件下でできることをメモしてみる。
真空管の点検
前段までの特性の確認
そして
NFB量の調整
0.01μFと0.04μFのカップリングコンデンサーの検討
HICKOKの真空管試験機です。Made for Western Electric と書かれています。心強い。
早速 WE310Aを測定してみました。設定方法はロールに書かれてあります。ただ”cathode activity limit"という@25%というのがわかりません。
Min. transcondは1100でした。
結果は1本は1500だったのですが残り4本は900前後でダメじゃん、、ということになりました。
これはちょっと驚きです。
替わりを探す前に足とキャップを磨いてみます。
もっと苦労するかと思いましたが簡単に綺麗になります。これで音質向上が望める、、と思います。
初段の310Aを差し替えてみるとかなり音質が異なるのがわかります。部品点数が少ないので当然ですが。
WE310Aはメッシュ、スモールパンチ、ラージパンチとあり、市場価格もこの順になっていますが、構造の違い以前にちゃんと稼働するかがよっぽど大事という当たり前の感想となりました。
いや、、まちがいでした。バイアス勘違いで再測定
1400~1700で全てOK!でした。(なんなんだいったい、、)
入力トランスWE285Aを通してみます。やはりゲインが高すぎて使いづらい。
NFBをはずしてみるとまずハムが耳につく。抵抗値は91Aでは100KΩ、91Bではそれ以下の2段階に調節可能。この値はやはり出力トランスとの関係で要調節かと。
NFBを減らすとハムは増えますが音に勢いがでる。。やっぱり当然だ。。
ACの昇圧トランスを入手しました。なかなか立派です。
出力110Vと115Vを選べます。(入力側にも105Vがあります)WE300BとWE274Aのヒーター電圧をより5.0Vに近づけると100V入力、110V出力になりました。
これでB電圧を再度検討して440Vに近づけるためDALEの抵抗値500Ωから300Ωに変更しました。
この状態で各部の電圧を測定すると初段の310Aの電流値が低い。スクリーングリッドの電圧は50.0Vなのですがこの電圧値でかなりプレート電流が増減します。
WE310A互換のロシア製真空管です。1本5000円、新品。
音は、、新品の音がします。でも叩いたときに発するマイクロフォニックノイズが美しくありません。電極の保持の差でしょうか。
各部の電圧チェックしながらipadを音源に聞いています。
WE285Aはパスしています。NFB抵抗値はいろいろと変えています。WE310Aはやっぱり暴走するのがあります。
心配していた電解コンデンサーの漏れ電流は少なくなっているようで、分圧もうまくいっています。
それにしても「らじるらじる」は音わるいなぁ。。
NFB抵抗をWEのDナンバー(だと思う)のMF(セラミックケースの金属被膜抵抗)112KΩにしました。
もちろんNFB量も変わりますが音の変化は想像以上。(それまでは音量差から100KΩと133KΩで左右違えていました。112kΩに統一してます。)
今日は知人でWEフリークのIさん宅を訪問していろいろ聴かせてもらいました。
メインシステムはWE46とフィールドスピーカーなのですが、WE124とWE753Cのシステムも持たれています。
少々気後れしたのですがWE91AレプリカもWE753Cに繋いでもらいました。
肝腎の音は、、同行した方々の評価は概ね高いものでした。前回の惨敗と打って変わってです。
確かにWE124と比較しても直熱3極管の特徴がでていて自分でも好ましく感じました。
ランニングインが効いてきた、WE310Aの足とアタマをキレイにしたのが良かった、NFBを減らして素子を高価なのにしたのが良かった、、といろいろ考えられます。
家で聴いていても次第に音に勢いが出てくるのがわかります。これなら前回のような悲惨な結果にはならないだろう、、とは思ってました。
WE753Cはとても魅力的なスピーカーですね。形も美しいですがパーマネントスピーカーでもWEが作るとやはり一味異なります。
全身を震わせて歌うような鳴り方で感動しました。
WE310Aのトップグリッド用のクリップですがトッププレート用と思われるタイト製クリップは残念ながら中の金属パーツが貧弱で長期使用に耐えられません。
着脱で嵌合が甘くなるし調整すると破折します。このパーツはクセモノだと思ってましたが幸いにも島根の「バンテック エレクトロニクス」さんに探していたクリップの在庫があって助かりました。
(代表の有馬さん、いつもお世話になります。病気療養中だったそうですがご回復されたようで何よりです)
なんたって金属の厚みが違いすぎます。でも取り扱いは慎重に。真空管に無理がかからないように。
オリジナルWE86Cの前段のグリッドキャップです。
価値ある部品を使えてとても嬉しい。
冷静に音味を振り返ってみると
エネルギー感が不足している。
音に新鮮味がない。
スピード感が無い。
量感が無い。
ハムが気になる。
など
出力トランスの交換は最後の手段と考えて今の条件下でできることをメモしてみる。
真空管の点検
前段までの特性の確認
そして
NFB量の調整
0.01μFと0.04μFのカップリングコンデンサーの検討
HICKOKの真空管試験機です。Made for Western Electric と書かれています。心強い。
早速 WE310Aを測定してみました。設定方法はロールに書かれてあります。ただ”cathode activity limit"という@25%というのがわかりません。
Min. transcondは1100でした。
結果は1本は1500だったのですが残り4本は900前後でダメじゃん、、ということになりました。
これはちょっと驚きです。
替わりを探す前に足とキャップを磨いてみます。
もっと苦労するかと思いましたが簡単に綺麗になります。これで音質向上が望める、、と思います。
初段の310Aを差し替えてみるとかなり音質が異なるのがわかります。部品点数が少ないので当然ですが。
WE310Aはメッシュ、スモールパンチ、ラージパンチとあり、市場価格もこの順になっていますが、構造の違い以前にちゃんと稼働するかがよっぽど大事という当たり前の感想となりました。
いや、、まちがいでした。バイアス勘違いで再測定
1400~1700で全てOK!でした。(なんなんだいったい、、)
入力トランスWE285Aを通してみます。やはりゲインが高すぎて使いづらい。
NFBをはずしてみるとまずハムが耳につく。抵抗値は91Aでは100KΩ、91Bではそれ以下の2段階に調節可能。この値はやはり出力トランスとの関係で要調節かと。
NFBを減らすとハムは増えますが音に勢いがでる。。やっぱり当然だ。。
ACの昇圧トランスを入手しました。なかなか立派です。
出力110Vと115Vを選べます。(入力側にも105Vがあります)WE300BとWE274Aのヒーター電圧をより5.0Vに近づけると100V入力、110V出力になりました。
これでB電圧を再度検討して440Vに近づけるためDALEの抵抗値500Ωから300Ωに変更しました。
この状態で各部の電圧を測定すると初段の310Aの電流値が低い。スクリーングリッドの電圧は50.0Vなのですがこの電圧値でかなりプレート電流が増減します。
WE310A互換のロシア製真空管です。1本5000円、新品。
音は、、新品の音がします。でも叩いたときに発するマイクロフォニックノイズが美しくありません。電極の保持の差でしょうか。
各部の電圧チェックしながらipadを音源に聞いています。
WE285Aはパスしています。NFB抵抗値はいろいろと変えています。WE310Aはやっぱり暴走するのがあります。
心配していた電解コンデンサーの漏れ電流は少なくなっているようで、分圧もうまくいっています。
それにしても「らじるらじる」は音わるいなぁ。。
NFB抵抗をWEのDナンバー(だと思う)のMF(セラミックケースの金属被膜抵抗)112KΩにしました。
もちろんNFB量も変わりますが音の変化は想像以上。(それまでは音量差から100KΩと133KΩで左右違えていました。112kΩに統一してます。)
今日は知人でWEフリークのIさん宅を訪問していろいろ聴かせてもらいました。
メインシステムはWE46とフィールドスピーカーなのですが、WE124とWE753Cのシステムも持たれています。
少々気後れしたのですがWE91AレプリカもWE753Cに繋いでもらいました。
肝腎の音は、、同行した方々の評価は概ね高いものでした。前回の惨敗と打って変わってです。
確かにWE124と比較しても直熱3極管の特徴がでていて自分でも好ましく感じました。
ランニングインが効いてきた、WE310Aの足とアタマをキレイにしたのが良かった、NFBを減らして素子を高価なのにしたのが良かった、、といろいろ考えられます。
家で聴いていても次第に音に勢いが出てくるのがわかります。これなら前回のような悲惨な結果にはならないだろう、、とは思ってました。
WE753Cはとても魅力的なスピーカーですね。形も美しいですがパーマネントスピーカーでもWEが作るとやはり一味異なります。
全身を震わせて歌うような鳴り方で感動しました。
WE310Aのトップグリッド用のクリップですがトッププレート用と思われるタイト製クリップは残念ながら中の金属パーツが貧弱で長期使用に耐えられません。
着脱で嵌合が甘くなるし調整すると破折します。このパーツはクセモノだと思ってましたが幸いにも島根の「バンテック エレクトロニクス」さんに探していたクリップの在庫があって助かりました。
(代表の有馬さん、いつもお世話になります。病気療養中だったそうですがご回復されたようで何よりです)
なんたって金属の厚みが違いすぎます。でも取り扱いは慎重に。真空管に無理がかからないように。
オリジナルWE86Cの前段のグリッドキャップです。
価値ある部品を使えてとても嬉しい。