朝エンジンをかけるとすぐに「クーラントレベル低下アラート」が出た。昨年のラジエーターホース破損以来でリザーバータンクを開けてチェックするとやはり減少している。とりあえず水を入れると1L程度入る。これはトラブル発生か、、。しかしどこから漏れたか探してみるもわからない。急いでいたのでペットボトルの水を積み込んで出かけて帰りに薄めるタイプのクーラントを買ってきた。その後も水位のチェックをするが少しずつ下がっているような、、しかし蒸気や匂い、目視など漏れの探索をするも異常はみつからない。
昨年のディーラーで行ったオイル交換時に指摘されたオイルフィルターハウジングからのオイル漏れ対策で1年近く前に同部位のガスケットを交換した。しかし交換直後からオイルの滲みはあり気になっていた。今回改めて覗いてみるとやはり滲んで滴っている。せっかく綺麗なエンジンルームだったのに何が原因だろう?新しいガスケットに問題があったのだろうか?それとも取り付け時にゴミを噛み込んだか?(直後にやり直しはしている)液ガスはなるべく使いたくないがどうしてもダメなら仕方ないかもしれない。その前にもう一度ガスケットを交換してみよう。今度はちょっと高めの別のメーカー(いずれも純正品ではない)のを注文した。
右が今回注文したもの。二つ並べてみると今回の方が高さが(厚みが)ある。ガスケットの問題を疑っていたのでこれは期待が持てそう。
交換してエンジンかけてしばらく見ていたが今度は大丈夫そう。しばらく走ってみないとなんとも言えないがオイルストーンで平面を出した方がいいのだろうか?などと思っていたのでこのまま改善してほしい。ある程度予想はしていたが製品によって微妙にサイズが異なるのはやはり困ったものだ。純正部品を使うのが安心なのは分かっているが。。
キンモクセイのいい香り。剪定サボってちょっと大きくなりすぎ。
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後日談1
少し遠出の機会があったので帰ってから水位とオイル漏れをチェックした。水位は出かける前と比べると僅かに下がっている。オイルも少し滲んでいるような気がする。。と何とも中途半端な結果となった。走行直後でクーラントが漏れていれば湯気が上がっているはずだがその気配はない。オイルの滲みは隙間にあったオイルかもしれず少なくとも滴り落ちるようなことはない。また時間を空けてチェックします。
後日談2
今年の2月初めに左後ろタイヤの空気圧不足のアラートが出たことは以前に書いた。空気を補充しアラートをリセットしてからも度々空気圧を測っていたのだがその後も少しずつだが減っているようだが目視ではわからない。最初にアラートが出てから7ヶ月経過した今回たまたま遠出する事になり高速のICに入る前に給油に寄ったセルフGSで若い女性店員さんに「タイヤ圧を測りましょうか?」と声をかけられた。高速走行する前なのでこれ幸いにとお願いするとやはり左後ろが他よりも若干低い値になっている。アラートは出ていなかったが3ヶ月ほど車には乗っていない間にやはり低下していた。「タイヤ点検は時間もかからないからしますか?」との申し出を受けてお願いした。リフトアップして石鹸液をかけながら見ていくと溝に針金が刺さっていてこれか!と思われたが抜いても空気漏れはなくこの場所ではない。さらに丹念に見ていくとホントに僅かだが泡が発生しているところがあり目出たく発見となりさすがにタイヤマイスター(お店に掲示あり)だ。パンク修理するか結構すり減っていたタイヤを交換するか迷ったが今回は修理をお願いした。ただし修理直後は高速走行は避けた方が良いのと同じ部位からの漏れがあれば諦めて交換になる旨の説明があった。紅葉見物は変更して近所の大きな神社の参拝に切り替えた。帰宅後に見るとオイルフィルターハウジングからのオイル漏れは完全に治まっていたが運転後のクーラント臭はあってやはりどこからか漏れている可能性が高い。毎回ボンネットを開けて見ているが目視ではなかなか見つけられない。パンクしたまま高速に乗らなくて良かったのだがクーラントも何とかしなくてはならない。今日行ったところは厄除けの寺社なのでしっかりとお参りしてきた。
名物のあんころ餅
翌日「今日こそはクーラントが減る原因を着きとめる!」という固い決意で(?)ボンネットを開けた。関係ないだろうけど掃除を兼ねて周りから攻めていこう。。まず8mm ボルト6本はずしてエアコンフィルターボックス内の汚れ具合を確認する。そういえばフィルターは購入以来交換したことがないがまあまあだったので周辺を掃除してまた閉じる。次はエアーフィルター、netの解説と随分異なる構造でボルトやトルクスネジをはずしてアクセスしたがこちらも大丈夫そう。いずれも簡単に交換できずこれは素人の整備を拒んでいるのだろうか?トルクスレンチを持っていないレベルの人は触らずにディーラーに行ってください、、という事かもしれない。エアーフィルターボックスをはずすと視界が広がる。
普段は掃除できないところを綺麗にしながら頭を突っ込んでラジエーターを裏から覗くと『漏れがある!』ようやく問題の部位を特定できた。わずかに漏れたクーラントを上方へたどると以前私が交換したアッパーラジエーターホースのジョイント部あたりにたどり着く。早速ロックを外してホースを引き抜いてラジエーター側とホースのジョイント部を確認するが特に傷みは認められない。だが再度はめ込むと最初に苦労して嵌め込んだ時に比べてかなり緩い。クーラントを補充してしばらく観察する事にしたがまた漏れるようであればシーリング剤を塗るなどの対策をするか違う製品に交換することになる。ただでさえ外すのに苦労する部位なので接着性のあるものはできれば避けたい。とにかく原因部位がわかってホッとした(とこの時は思っていた)。
しかし接続し直してしばらく走ってみたがもれは止まらない。ゴミを噛んでいたわけではなさそう。次の一手は、、
姑息な対応が続きます。ジョイント部の構造はホースの内側に大きなOリングがあってそこに向かってラジエーターの突起部が刺さる。Oリングは特に傷はなさそうだったがとにかく接続が緩いのではないかと思う。Oリング交換もありだと思うが余っていたバスコークをラジエーター側に塗って押し込んだ。完全硬化しないのでホースの脱着も可能だと思う。しばらく放置しておきましょう、、ところがやはり滴り落ちる。
漏れの水量もしだいに増えている。もう一度漏れている所をしっかり観察してみよう。照明と鏡で撮影
残念ながら漏れている部位はホースとラジエーターのジョイント部ではなくラジエーターの突起の付け根からだった。プラスチックがひび割れたらしくラジエーター交換になります。早まってラジエーターホースを買い換えなくて良かったがバスコークを塗ったのは余計だった。netでBMW X1 E84のラジエーターの脱着のレポートもあったがオルタネーター同様にここはプロにお願いしようと思います。早速連絡して入庫しラジエーターの手配もおねがいした。素人の試行錯誤でバスコークを塗ったままという気まずさもあって経緯を説明した。代車も用意してもらいここ数日の悩みからようやく解放されて気分が軽くなった。
2週間ぶりに修理から帰ってきた。修理内容はラジエーター(社外品)交換 ラジエーターアッパーホース(純正)交換 ウォーターホースOリング交換 クーラント補充 という内容だった。実はロワーホースも交換予定で取り寄せたのだが温度センサーが取り付けられる部分のサイズが異なり販売元からセンサー交換を勧められたらしいが今回はホースの再使用になった。こういった経緯やエアー抜きに手間取ったりで修理に思いのほか時間を要したらしい。費用は70600円(税別)うち技術料は18000円とのことで代車も用意していただき非常に助かった。久しぶりにハンドルを握ったが剛性感が高く運転のしやすさをあらためて実感した。走行距離は11万キロほどでまだまだ頑張って走れると思います。
高価なBMW純正オイルは1L売りしているがこれを使ってオイル交換すれば費用が高額になるのは当然と言える。BMW車のオイル交換は走行20000km以上ということになっていてこれについては色々と意見がある。安い低品質のオイルを頻繁に交換する方が良いという話もよく聞く。しかし一応メーカーの指示ということでこれを遵守すれば良いのではないだろうか。オイル量は直接見ることはできず画面に表示されるのだが適正範囲内ではあったが作業の関係で少なめだったので継ぎ足すことにして注文して実行した。オイルフィルターハウジングからのオイル漏れはガスケットを交換してからは全く起こらなくなった。
久しぶりの紅葉見物はこの車を入手した2年前以来。すでに県北は雪の便りでしまなみ海道通って四国の雲辺寺ロープウェイで標高660mに。帰りは瀬戸大橋を通っての300kmの道のりだったが晴天に恵まれました。
お読みいただきありがとうございました。
後日談
2ヶ月程して1泊のドライブ旅行に出かけた。400km走行し何事もなく帰宅したと思っていたが数日後にオイル量減少アラートが点灯した。表示では下限量でボンネットをあけて確認するとたしかに漏れている。場所はやはりオイルフィルターハウジングから。以前ガスケットを交換した時に取り付けボルト3本のうち1本を破断させた事は以前に書いた。破断部分だけステンレスボルトと交換して(それも5mm短いありあわせのもの)その後は問題は出なかったのだが今回また振り出しに戻ってしまった。
ボルトが緩んだかと思い早速確認するがそうではなさそう、しかし何か気になる感触がある。外してみると
この2本のM6x35mmボルトは前回破断しなかった純正品。しかしナットを入れてみると2本とも途中で止まってしまい破断寸前の状態まで変形していた。これでは適切な固定はできず振動で緩んだと思われた。やはり無理なトルクで3本とも損傷していたことになる。
純正部品を入手するのが正しいが今回もホームセンターのステンレスボルトM5x35mmで固定して前回購入していた純正オイルを補充した。取り付けトルクは相変わらず不明だが10N・mくらいという記事があったので参考にさせていただきます。しばらく様子を見て大丈夫そうならエンジンルームの掃除を行います。
ところが一向にオイル漏れは改善しない。今度はオイルフィルターを抜き取ってからハウジングを外そうをしたが手持ちの工具がインテークカバーに当たって蓋の周囲にかからない。しかたないので工具を削って適合させフィルターを取り出してから作業した。本体のネジ穴の深さは純正ボルトを締め込んだ場合ほとんど余らないことがわかった。ひょっとすると同じ35mmでもワッシャーの厚みなどの関係で底に当たっているのかもしれない。締め込み量を確認して大丈夫そうなので30mmに変更して様子を見ることにします。
残念ながらオイル漏れは続いていて周囲までとばっちっている。30mmのボルト周囲からも漏れているのでガスケットが機能していない。次の一手を考えましょう。