Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

トライアンフ T15テリアが来た!(7)

2016-01-11 10:16:32 | triumph t15
 柚餅子つくりました。

 暖冬でカビ生えないか心配してましたが、このところの寒風でいい感じ(アクセントに注意)に。でもちょっと甘みが足りなかった。

 試運転用ガソリン点滴です。AP製!

 バイク屋で初めて見た時からの憧れの逸品。今回購入。灯油いれてキャブレターと繋いでみる。

 漏れてます。。やっぱり。。

 前回の分解ではスルーしてたフロート周り。やはり手抜きはいけませんね。

 銅製フロートは緑青がかなり発生して腐ったガソリンと共にグリーンガムとなってあちこちにこびりついてる。
 フロートとバルブ可動部は抜けたのですがフロート室下部のバルブは抜けない。多分内側からねじ込んでいるかと思います。このバルブを外しても穴掃除のし易さははあまり変わらないと判断。

 フロート室も出来る限りお掃除。バルブはスラッジ落としてコンパウンドで磨いてみる。光明丹いるか?

 フロートの位置はバルブ可動部のピンに凹みがあって一応決まっています。でも上下できるのでメインジェットの液面調整として有望。
 これで再び灯油いれてみるとなんとかいけそう。

 プッシュロットをいれてバルブの開閉を見ながらコンタクトポイントの様子を観察。実はプッシュロッド装着前に、エンジンを逆さまにしてヘッドを灯油に漬けて(!)ピストンを動かしてみるつもりでした。
バルブからのエアーのもれをパンク修理の穴発見の原理で確認してヘッドの分解をするかどうかを決める目論見。気が変わったのは入口、出口からオイルを吹いてピストン動かせば音で判断できると気づいたため。
 早速やってみたら、、ぐじぐじ漏れる音が聞こえる、、。これはアウトですね!やっぱりバルブの整備は避けられない。



 オイルポンプもクランク軸で動くのでオイルの流れを確認した。エンジンの底に溜まったのをスカベンジポンプでタンクへ戻す。その時の枝分かれでバルブ~ピストンへ給油する。
手回しでやってみたが反応なし。オイルポンプはこのエンジンの命なので慎重に対応しなくては、、。最悪入れ替えになるか。。

 改めてポンプについて整備書を調べると、パーツが足りてない。。ポンプには弁が2ヶ所必要なのは半世紀前の小学校の理科で教わった。なのに50年も経つのにまだ理解してなかった。
 このポンプの弁はボールとスプリングで構成されています。ボールは大小2種類で2つのポンプに共通。専用ボールとスプリングの流通はある様子。