Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

アジアンベスパがやってきた!(30)

2015-11-28 17:36:45 | Vespa
 土曜日は午前のみの勤務でした。しかし寒い。急に寒くなりました。暑かった夏は今から思うとまぼろしのよう。
スイッチ周り以外を組んで走ってみると、、やはり乗りにくい。前輪ブレーキ掛けるとハンドル周りがガタピシ鳴る。シャコタンの影響?
安心して乗れるのはいつの日か。ライトの結線が分からないが適当につないでみて様子見。っとフロントバルブの片方のフィラメントが切れたよう。
まさかVBC1Mのオルタネーターは12V?、、いや、、6Vだ。。違うかも。。


頼りない光量のヘッドライトが郷愁を誘う。。

 明けて日曜日。アジアンベスパが拙宅に来てちょうど6ヶ月経ちました。その間、梅雨、猛暑、紅葉、北風ぴーぷーと季節は巡り、自分の今までの人生の中でも一つの事に費やした時間としてやはり6ヶ月は長かったと感じます。

スイッチ周りはやはり分からない事もありますがとりあえずすべての配線を完了しました。

ホーンは「ビー」と鳴きます。ライトは点きます。キルもエンジン切れます。



PIAGIOエンブレムは何処へ消えたのだろう??















 アジアンベスパの修復は終わりました。

ほかのバイクたちが祝福。  書いていてちょっと恥ずかしい。。

 お読みいただきありがとうございました。

 追記1
 中古のホイールを入手しました。オリジナルっぽい。カチカチのタイヤ付きでお買い得。早速前輪を入れ替えて走ってみる。。

 おー!快調です。やっぱりホイールはブレてはいけませんな。良かったです。

 追記2
 なんと電球見事に全部切れました。やっぱり12Vだったみたいです。。明日買ってきます。。

  翌日近所のバイク屋さんに乗って買いに行きました。買い物済ませてバイク止めてたとこに戻ってみると、おたっしゃカーを押してるおばあさんに声を掛けられました。
「これ(Vespa)かあ(わ)いいね~!」『ありがとう!オバアチャン。ローマの休日って映画知ってる?』「うん」『それに出てたバイク!』「へー!」『うそうそ!』「うそか~!」
と歩道で盛り上がりましたとさ。

 リアーは21Wと5Wのダブルですが21Wのストップライトは配線が出ていない、、と思ってたら1本だけ出てるのは21Wの方でした。今までずいぶん明るいリアーだったと思います。また疑問だったヘッドライトのHi,Low切り替えはおなじ25Wなのですがやはりフィラメントのみの切り替えのようでスイッチ周りの配線も変更した。




アジアンベスパがやってきた!(29)

2015-11-22 07:11:30 | Vespa
 世間では3連休みたいですがウチは2連休。連休初日は事業所のお祭りなのでいつもの通りの出勤です。
Vespaが動くのがうれしくって毎日動かしてます。今朝もエンジン音に気を使いながら(家から離れた所まで押して行って)始動する。
エンジンは快調で始動性、アイドリング、吹け上がりも良好。ガソリン漏れも無く一安心。
2速が抜け易いギアは相変わらずですが、トルクがあるので3速の多用でさほど不自由は感じない。(でも当然気にはなります)

ハンドルグリップ着けました。硬くって入りづらい。温めて、石鹸付けて、でも入らない。最後はゲンノウで叩いたらすぐ入った。。

 夕方帰宅して配線処理など明るいうちにできることをします。スイッチの蓋をあけると

さらに分解して接続の確認。


ホーンスイッチはスプリング部で押し込まれているだけ。ボタンを押して接点をハンドルに押し付けると「モー」と鳴くはず。

従って配線はこのスプリング部に接続される。。半田付けで。ホントか??美しくないぞ。。
だいたい端子へはどうやって接続するのだろう。やはり半田付け?端末を半田アゲしてカシめる?

 再び参考回路図



 再び配線備忘録
  緑:AC6V      
  赤:ヘッドライト1
  青:ヘッドライト2
  黄:テールライト

  白:ホーンSW端子へ
  縮れ赤(端が巻いてるだけ):キルSW端子へ
  黒:ヘッドライトのアース。オルタネーター近くに接地

 youtubeからの無断借用画像

 同じ構造です。美しいプロの処理。コードの芯線にスリーブかぶせてカシめたのをスイッチ端子にカシめるのか?

 連休2日めは「勤労感謝の日」アマノジャクがいつも思うのは「誰が誰に感謝」するのだろうということ。子供たちが親に?勤労者が雇ってくれてる会社に?国が納税者に?
 私は「自分の働ける環境と世の中を回している勤労者の方々に感謝」しています。先ほども購買生協の方が食品を届けてくれました。お休みなのにありがとうございます。

 今日は一日Vespa三昧です。雨が心配ですが。。
 どひゃー、、早速問題発生!

高圧コイルの2次側のコードが根元から切れた。というか朽ちて折れた。。未練がましく修復を図ることにします。

 テールライトへの配線はリアフェンダーの内側を通りますのでカバーが必要です。アウターワイヤーがいっぱい余ってますので流用


このカバーワイヤーを固定するパーツもタンク横に付いています。

 燃料タンクは迷ったのですがフチゴムが余ってたので周囲を囲みました。タンクとボディがガタガタ言うのを防ぐ役目もあります。
おかげでタンク面が少し持ち上がってしまってリア荷台と干渉します。荷台をグラインダーで結構削りました。



やはり仮組は重要です。また塗装しなくてはいけなくなりました。

 途中インサイトのオイル交換と補機バッテリー交換(勧められて)にGS行ってたら思いの外時間がかかってあっという間に日暮れた。貴重な休日なのにしくじりました。
 この車はIMAバッテリーは自分で交換したのに、、妙な気分です。
 急いで帰って高圧コイルの修理とせめてジャンクションボックスの配線を終わらせて今日はオシマイです。


外観に問題あり。さてどうしよう。。

 塗装してしてごまかした。高圧コードが短くなってギリです。ところで交換した一次側コードが傷ついている。どーゆー事!?

 ジャンクションボックスは配線済みなのでこれでエンジンかけてスイッチ部でコード芯線を直接接続してみる。
 ホーン(試験済み)、ヘッドライト、テールライト、キルと接続は確認。
 ここで疑問が、、。ヘッドライトは2つの端子があるのですがHiとLowの切り替えはどう接続すればいいのか、、?
 Hiは両方の接続だと思っていたのですが光量が減る(考えたら当たり前)エンジンの回転が上がれが光量が増加するのでこれでいいのでしょうか??
 
 午後から仕事なのでここで時間切れ。寒いのでカブってしまってエンジン始動に少し手間取りました。ちょっと混合気が濃い。




アジアンベスパがやってきた!(28)

2015-11-17 22:55:00 | Vespa
 今頃になって入手したマニュアル本。サンデーレストアラーの心強い味方「Haynes」。Amazonで注文して英国から来ました。送料込みで2800円。

封筒がやけに薄いな~と思いながら開けてみたらなんとペラッペラのペーパーバック。
Haynesといえばハードカバーでモノクロ写真いっぱい、、というイメージだったのですがこれは見事なクオリティダウン。
おまけに今時珍しいくらいのザラザラ紙。写真本なのに紙質までケチってるのにはちょっとびっくりした。。

 試運転で後輪止めてるナットを締め忘れて(!)ブレーキドラムのスプライン(?)が削れてせっかくpiagioマークのパーツが

オシャカになった。これも4穴ホイールにこだわったバチが当たったか、パーツに嫌われたか。爪が欠けてたナットも紛失。。

新たに入手したドラムは結構高かったがpiagioマークは無し。ついでにナットと割りピンで正装。
これで走ってみる。。動きます。ギアも入る。でもスピード上げるのは躊躇するような走りです。前輪ホイールの歪みが関係しているのかもしれません。

 車体カバー買ってきました。隣はBMW R26です。どう見ても牛の親子だ。。ホーンも「モー」と鳴くし。。玄関で牛2頭飼ってます!ってか。


 走ってみると安定性にイマイチ欠ける。ジャイロ効果が不自然なのです。車体を倒して曲がりづらい。原因の一つに前輪のブレが考えられます。

 ホイール外してモノサシ貼り付けて回転すると幸いにもブレていない。ということはやはり激安ホイールが祟ったな。。さて。。

 燃料口スピゴットを新たに入手しました。これでDellortoマーク入りのフロート室と交換できる。

ガスケットが小さいのでリーマで広げるという荒技も駆使して

交換しました。燃料漏れなどの対策をしてようやくキャブは終了。スパ子(SPACO)さんには恨みはありません。今はスロットル板として働いてます。
またネジも。精密機器のネジは最重要で、ピッチは無論ですが長さが適格なものを探すのは大変です。スパ子さんはドナーとして有難かった。
(新しいボルト&ナットを使うべきなのは田中むねよし氏のマンガで学習しました。。。)

 マンガといえば「宇宙兄弟」の大ファンです。アニメの再開を待ちわびてます。
 宇宙といえば「下町ロケット」良かったです。
 ちなみに私は平均的日本人だという自覚はあります。

 燃料ホースとフィルター。燃料フィルターはフロート室にありますがタンクからはしっかりゴミが出ていました。透明ホースは確認できて便利。


 これから仕事なのでこの状態で走ってみる。燃料タンクがガタピシ言ってたのはスペーサーで静かになりました。フチゴムにするか思案中。

 また問題発生。2速のギアが抜けやすい。原因は構造が不理解なので不明。(どなたかアドバイスを!)
 一番多用する所なのでこれは深刻か。やはりミッションの分解は避けられないかもしれない。


 

アジアンベスパがやってきた!(27)

2015-11-12 12:14:54 | Vespa

 隣の公園にある楷の木です。毎年見事な紅葉を見せてくれます。朝晩寒いです。

 クラッチ問題が解決したので家の周りを走ってみて様子見。

 色々と問題が出ました。ボルト締め忘れて紛失!も。一つづつ解決していきます。

 日曜日です。各地で旧車イベント花盛り。

地元のイベントの見物に出かけました。。があらかたスタートした後でした。出遅れた。

 配線です。結構大変だと思ってましたが

なんとかまとまりそうです。フェンダーライト、ホーンの配線しました。エンジンかけてホーンを鳴らして(スイッチは未配線)みる。

結構勇ましく鳴って良かった。音色は多分「ミー」だと思ってたら実際は「モー」に近い。回転上がれば「カー」になると思います(?)
エンジンの割れてたジャンクションボックスも新品交換してリードの端末処理。高圧コイルへのリード線も交換した。

 配線備忘録
  緑:AC6V
  白:ホーンSWへ
  赤:ヘッドライト1
  青:ヘッドライト2
  縮れ赤(端が巻いてるだけ):キルSW
  黒:ヘッドライトのアース。オルタネーター近くに接地
  黄:テールライト


気づいたらこんな景色です。今日も1日楽しみました。

一つ残念な事が、、。最近の長雨で吊るし柿はカビが生えてしまって失敗でした。
収穫が天候に左右される農家の方々の苦労がほんの少し分かった気がする。

アジアンベスパがやってきた!(26)

2015-11-08 03:27:58 | Vespa
 もう週末になった。早すぎる気がする。。週末が終末にならないように祈りたい。でも土曜の夜は一番リラックスできる一時。
 ホーンユニットはエンブレムと共にVespaの顔の重要パーツなのですが、今は寂しいのが付いてます。何とかしたい。
潔く購入すればいいのだが(すみません。写真お借りしました)

やっぱりカッコよろしい。でも元来小心者でケチなので購入に踏み切れず。秋の夜長にレプリカ作ってみよう!どうせ本体もレプリカだし、、。
分解(破壊)してみる。

結構きてます。オルタネーター直結のACホーンだからエンジンの回転数で音程も変わる。走りながら曲を演奏できる?
改造するつもりでレプリカカバー買ってました。。仮組。

形は似てきたがチープ臭がプンプンする。さて、、。

 雨の日曜日。ノスタルジックカーの展示会に出かけた。結構な人出でした。
最近また話題のデロリアン


BMWの250ccエンジン積んだイセッタ。BMW R26と兄弟車か?

センスいいです。

同行の方が一番興奮した(?)HONDA CB400

4気筒のエクゾーストが右側にまとめられている。カッコ良すぎて悶絶。。
どの車も気合の入った手の入れようでした。国産旧車も良かった。HONDAスポーツが無かったのは残念でした。

 帰ってまずクラッチ緩めてオイル漬け

 組み立ててみたがやっぱり切れません。お椀が押されてない。ここで思案する。。
  お椀の位置をスペーサーなどで動かすか、、実際やってみましたが半月キーが干渉する。スペーサーにキーが入る溝を掘らなくてなならない。
  カバーのプッシュロッドを伸ばすか、、それらしい部品を購入して(真鍮らしい)加工するか
  ギアなどクラッチパーツそのものが磨耗してしまっていたら交換しかないが、正常な姿がワカラナイ。クラッチアッセンの写真をみると大きく異なっていないように見える。。

 まさに手探り状態です。。
気をとりなおしてレプリカホーン作り

完成。組み立てたらAC6Vで音が出なかったりで結構デリケートな調整が必要でした。白の文字をインレタで入れようとしたが断念した。


  2日間寝ないで(ウソ)切れないクラッチの事を考えてある事が閃いた。
 それは「何も壊れていないのではないか」ということ。ただクラッチワイヤーの引きが足りないだけではないか?
 早速火曜日の昼間の仕事の合間に実行してみると、、ウマくいきました。良かった。。というか脱力。
 巷の「クラッチワイヤーが切れた!」などからレバーにはどの程度のテンションが掛かっているかは感覚的に分かろう、、というもの。
 もう忘れる事にします。
 次、行ってみよう!!(いかりや長介殿御発声)

  夜仕事から帰ってからちょっと冷静に考えてみる。
 もともと「クラッチ引いても動力伝達は遮断されなかったが、キックは空回りするのは何故か?」の疑問で専門店にも質問した。
 今になって考えるとプッシュするストローク量が少ない時にはこの現象が起こることが分かった。
 しかしその時はキックが空回りしているということはコントロールの伝達はされていると考えてクラッチのトラブルと勘違いした。
 早い段階で構造が理解できていればと悔やまれます(そんな大層な、、)

  クラッチ分解まで30分でできるようになったので良かった(と日記には書いておこう)。