昨日入荷してきた額の題材は「親鸞聖人」。
彫金によるパネルです。
作者は彫金作家、北光生氏。
(他店のページにリンクをはって、手抜きをしてしまいましが・・・・それはさておき)
その世界では一流の作家です。
そして手がけたのが「親鸞聖人」。
う~~~む、確かに、浄土真宗本願寺派の掛軸等で
見覚えのあるお顔。
ところがこれ、意外なウラがあるのです。
実物の写真ではわかりにくいのでパンフレットを紹介しましたが
(それでもまだわかりにくいが・・)
全ての線を「六字名号=南無阿弥陀仏」の文字で
描いているのです。
その精密さは驚異的。
彫金という技法ならではの技かもしれません。
あまりに細かい文字の連続なので、虫眼鏡を使っても、
認識できるか、できないか・・・・
老眼の人だと
「全ての線が六字名号で描いてあるらしい。
大変精密で、ありがたいものらしい。」
などということになるのではないか、と少々心配したりもします。
個人的には眉毛の辺りの線が太いので
このあたりを見ていただくと納得していただけるのではないか、と思ってます。
ともあれ、線の鋭さが親鸞聖人の波乱の人生を彷彿とさせる一枚です。
浄土真宗の門徒さんには特にお勧めですね。