仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

お仏壇選びの「あくまでも参考情報」

2008-03-07 14:00:52 | 商品のこと

ずらりと並んだ仏壇を前に、お客様から

「値段の違いは何なのか?」「どこが違うのか?」と

尋ねられることは日常茶飯事。

言い出したらキリがないけれど、これからご紹介するものも、

お仏壇を見る上での一つの目のつけどころかも。

ここに、ある2つの写真。

 それぞれダイヤ印のところを釘で打って、

金具を止めてあります。

(赤いダイヤのほうは、一番下が一箇所マークし忘れてますが・・・・)

同じような工程で止められたこの金具。

でも、初めて見たとき、赤いダイヤの写真の仏壇の方が、

落ち着かない感じがしたのです。

 

・・・・違和感の理由は金具を止めた釘の質にありました。

青いダイヤの方はつや消しの金具に合わせて釘もつや消しのもの

赤い方はつや消し金具に普通の釘を使ってあったのでした。

 

やはり品質がよい、価格が高い、と言われるものには

それなりの気遣いや手間が掛けられています。

でも、すぐには見分けがつかないもの。

そこはどうぞお気軽に店の者にお尋ね下さい。


新入荷のお線香「象」シリーズ

2008-03-06 14:13:30 | 商品のこと

写真のお線香はピッカッピッカの新製品

この3月に玉初堂さんから発売された「香りの象 六種」の中の四種です。

「香りのゾウ? 何じゃそりゃ?スケールの大きい香りってこと???」

一瞬ひるんだ私。

よくよく見ると「kaorino-syou」と読みが書かれていました。

 

「象る=かたどる」の「象」だったんですね。

製品もそれぞれに「円の象・風の象・雲の象・波の象・杜の象・花の象」と

名づけられており、それぞれ名にふさわしいイメージの

香りに仕上がっています。

 

何といってもこのシリーズのウリはその原料。

それぞれにインドネシアやベトナムの沈香、

丁子、白檀、麝香などなどの天然香料をそれぞれ絶妙な配合で

取り合わせ、独特の香りを作り上げています。

パッケージにも大まかに使用した香料が記載されているので

読み比べつつ焚いてみるのも楽しいかも。

 

直径2cm程度の束が一束ほど入って、

2100円~2万円台まで、とお値段は少々高めですが

お彼岸とか法事とか特別なときにちょっと奮発して

みてはいかがでしょうか?

香りもよそゆき、ということで。

 

また、こういうものはなかなか自分では手が出ないものかも知れないので

「違いのわかる方への気のきいた手土産」としてもお勧めです。

 

 


看板の悲哀

2008-03-04 13:41:14 | 本音

来るべきお彼岸商戦に備えて店の前に看板を揚げることになりました。

とりあえず、今回は手作りで・・・・・

(店の名誉のために申し添えますと、いつも手作り、というわけではありません。

 ちゃんと看板屋さんにもお願いしています)

ともかく、今回の上からの指示は「手作り」。

 

エクセルとワードアートを駆使して「お彼岸」の文字が完成。

さらに、屋外でもOKなように、ラミネートして、

 こんな状態だったものを

せっせと張り合わせ・・・・・なんとか約60cm四方のそこそこ大きな

「お彼岸」の「彼」完成。

しかし、近くで見ると

 やっぱりズレが・・・・。

 

しかもどっか垢抜けない・・・・。

所詮間に合わせの「フランチェン」看板か・・・・。

 

人目につくところに貼るのは何だか恥ずかしい・・・

でも

貼らなきゃ告知にならない・・・

ジレンマです。


紫檀製経机です

2008-03-02 13:46:08 | 商品のこと

最近入荷したこの商品。

総紫檀の経机です。つまり、お仏壇の前に置く机。

なんだか重戦車のような風貌。

四方にめぐらされているのはいかついばかりの彫刻。

そして、天板にもしっかりとした彫刻。

昔、唐木の座卓とかにこういうのあったよなぁ・・・。

とは言えその意匠は優雅な「花車」。

花の質感やラインを繊細に、シャープに彫り出した技はお見事!!

もちろん、埃よけのガラスが付属しています。

それにしても

こういう経机を置くには、お仏壇も相当手の込んだ重量感の

あるものでないとバランスが取れないんじゃないか、と思います。

 

また、「総紫檀」というところがミソで、その重さはかなりのもの。

これなら立ち上がるときに「ヨイショ」って

手をついて支えにしても少々大丈夫かも・・・・。(決してお勧めはしませんが)

結構多いんです。

ついつい経机を支えに立ち上がってしまう人・・・

そして、机の脚が折れてしまうこと・・・・

ご用心、ご用心。