仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

「生命の木」とは・・。

2010-04-30 13:38:48 | 商品のこと
昨日と同じ写真のオハナシ。

写真の青い矢印の素材は「緑檀」と呼ばれる木です。

「ハマビシ科の広葉樹」

という専門的な話は置いといて。



紫檀や黒檀に比べるとちょっとマイナー。

「緑檀」という呼び名も正式なものではなく、便宜上・・という感じです。


木材を扱うところでよく使われるのは

リグナムバイタ

(Lignum vitae)という呼び方。


実はこれ、ラテン語で


生命の木

という意味。


この木の心材からの抽出油には「薫香薬利成分」が含まれていて

ようするに、

香りが良くて、薬になる
ということでこの名前となったようです。

日本では癒瘡木(ゆそうぼく)の名で知られて、文字通り、「かさぶた」や「きず」に効くとされていたそうです。


「世界で一番重い木」としても知られ、
その硬さと仕上りの艶の美しさから

「木の宝石」とも言われています。


「玉檀」と呼ばれることもあります。

いずれにしてもワシントン条約の付属書に掲げられている
希少な素材。

ぜひ店頭で、手にとってみてください。