仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

「小林太玄」コーナーです

2008-08-25 13:47:42 | 商品のこと

ずらりと並んだ床軸。

作者は全部、小林太玄師です。

京都の大徳寺の塔頭の一つ、黄梅院のご住職。

仏事の軸はもとより、茶掛などもたくさんの書があり、

また茶道具なども手がけられる、とあってその筋では知る人ぞ知る、

という方です。

 

この展示コーナー、お盆までは鯉とか朝顔とか季節感のあるものを

掛けてあったのですが、お盆も過ぎて心機一転。

書で統一してみたら、これはこれで秋の訪れを感じさせるような

静かできりりとした感じ。

もちろん、太玄師の書の迫力や存在感によるところが大きいのですが。

 

最近、広告の世界では「筆文字」が人気だったり、

高校生の部活で書道部がアツかったりするようです。

なんで???

と思っていたけれど、こういう豊かな書を見ていると、

「書」というのが単なる「美しい文字」ではなく

書き手の間合いとか息遣いとか、「表現」そのものなんだなぁ・・と

改めて感じます。

 

そういえば、何年か前にヒットした

ほっとする禅語」という本もやさしい解説とともに

表情豊かな書が大評判でしたっけ・・・・・。

 

この秋はひとつ、「書」に触れてみますか????