こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

夏の100曲:クリス・レア「スウィート・サマー・デイ」’98

2023-08-21 09:00:00 | 音楽帳

【左はアルバム/右はシングル盤】

クリス・レアを知ったのは1983年秋のこと。YMOの散会が発表され、ビッグカントリーやワム、それにスタイル・カウンシルなどのデビュー作が出た頃、そこに混じって「ウォーター・サイン」というアルバムのモノクロ広告を見たのが最初だった。
そのアルバムから数曲「クロスオーバーイレブン」で掛かり、エアチェックした「深い水の底」「キャンドルを灯す」という曲がとても好きで、その秋から冬はこの2曲をよく聴いた。

その後、「シャムロック・ダイアリーズ」(1985年)そして大ヒットした「オン・ザ・ビーチ」(1986年)へと向かっていった。

今回初めて知ったのだが、私が彼の存在を初めて知った5枚目のアルバム「ウォーター・サイン」は、それまでのレコードセールスが振るわなかったためにレコード会社との関係が悪化の末、追いつめられ絶壁に立たされた最終勧告のアルバムだったそうで・・・逆転ヒットが生まれたおかげでクビが繋がったのだという。地道な音楽活動は、順風満帆だったという自分の認識は大きく違っていた。

「オン・ザ・ビーチ」から後も、何年かおきにアルバムが発表され、音楽雑誌などで見聞きしていたが、自分から率先して買って聴くことをしなかった。
そんな中、突然の再会を果たしたのが1998年のインターFMから流れた「スウィート・サマー・デイ」。聴いて一回でシビれてしまった。この1998年は、仕事中 朝から晩まで一日中インターFMを流して過ごしていたが、毎日毎日何回も何回もヘビーローテーションで掛かった「スウィート・サマー・デイ」は強烈に自分の体内に刻印された。
元々、クリス・レアには夏になると聴きたくなる曲が多いけれど、特にこの曲への思い入れは強い。

聴いていると、もう消えてしまった大事な人々との記憶や、もう戻らない遠い日を思い起こさせる。

■Chris Rea「Sweet Summer Day」1998■

青い空が見たい
そよ風を感じたい
木々を仰ぐ
夏の風が聞きたい
永遠に触れて
その心の中に流れ込んで行きたい
悩みを右手で握って
上にあげて飛ばしてやりたい

スウィート・サマー・デイ
甘い夏の日のことだよ
悩みなんて忘れてしまえ
甘い夏の日のことを言っているんだ

立場を守ろうとして時間ばかり無駄にしている
確かに速く走っているけど
訳もなく走っているじゃないか
僕は永遠に触れて
本当に知りたいんだ
悩みを右手で握って
上にあげて飛ばしてやりたい

スウィート・サマー・デイ
甘い夏の日のことだよ
悩みなんて忘れてしまえ


コメント
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