京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

貴船「べにや」の川床会席 大人のたしなみ第10弾

2022年08月11日 08時08分00秒 | 日記
 8月6日は大阪よみうり文化センター主催の講座「大人のたしなみ川床会席 貴船べにや」に参加しました。







京都の奥座敷と言われる貴船は京都市内に比べて5°くらい気温が低く貴船川には多くの川床が並び水のせせらぎで涼をとりながら川床料理を頂くのが"京の夏の風物詩"のひとつになっています。





"貴船べにや"は貴船川沿い旅館街の最も川下にあり、その分川幅が広く約80名を収容する川床があります。

















川のせせらぎを聴きながらの川床会席は涼味満点です。

天ぷらも熱々が出され"ニジマス"の天ぷらも美味です。
京都らしく"抹茶塩"で頂くのも京都らしいですね。





最後のデザートには貴船名物の"栃もち"と西瓜、巨峰が出されました。

デザートを頂き終わる頃に急に空が暗くなってきて"もうすぐ雨が降って来ます"との事で仲居さん始めスタッフの方々が大慌てで片付けをされ始めました。

案の定、雨が降り始めました。
最後まで食事を楽しめて運が良かったですね!

雨が小降りになるのを待って"貴船神社"へと向かいました。





陶技始末 河井寛次郎の陶芸

2022年08月10日 08時51分00秒 | 日記
 中之島香雪美術館で開催中の特別展「陶技始末 河井寛次郎の陶芸」を鑑賞して来ました。




河井寛次郎は明治から昭和にかけて京都を起点に活躍した陶芸家です。
今も清水五条に彼の住居兼作業場が「河井寛次郎記念館」として残され一般にも公開されています。











大正末期から思想家・柳宗悦や陶芸家・濱田庄司らとともに、無名の職人が作る"日常の生活道具"に美を見出す『民藝運動』の中心人物として活躍した陶芸家です。









展覧会のタイトルの一部にもなっている「陶技始末」は彼が日本各地の窯場を訪問したレポートを民藝運動の機関誌「工藝」に連載した際のタイトルです。









今回の展覧会は河井寛次郎の作品約100点を中心に第三章で構成されています。

第一章では中国の古い陶磁器をモデルにした前期、民藝運動を通して生まれた素朴な味わいの作品の中期、抽象的なデザインを陶磁で表した造形作品の後期に分かれていて彼の創作活動の変遷がわかる構成になっています。

第二章は丹波焼や唐津焼など西日本の窯場の伝統的な装飾技法を取り入れた作品と影響を受けた各地の陶芸器が展示されています。

第三章では阪急電鉄創始者の小林一三やアサヒビール初代社長の山本為三郎など河井寛次郎の創作活動を支えた関西在住の支援者や収集家と、彼らが所属していた作品が紹介されています。









最後に「出品リスト」です。









出品作品には「京都近代美術館」や「河井寛次郎記念館」、「アサヒビール大山崎山荘美術館」所蔵の作品も多かったですが、展覧会未紹介作品が50点あり、見応えのある展覧会でした。

第一章から第三章までの文章と作品の写真とは連動していません。
また、写真はネットからお借りしました。

















岩崎宏美アコースティックライブ ビルボードライブ大阪

2022年08月09日 06時56分00秒 | 日記
 8月6日の夜はビルボードライブ大阪へ。

毎年、通っている岩崎宏美のライブです。





西梅田のハービスエントにビルボードライブ大阪で出来て今年で15年になるそうで、ステージにも15周年の演出がされています。



収容人員が300名くらいのライブハウスなので一番後方の席でもステージが近いです。

また、食事やお酒を楽しみながら心地よい音楽が聴けるのもこちらのいいところです。



玄関ホールには野口五郎からの大きな花が贈られています。
最近はおふたりのペアでコンサートを開催されています。



いつもの"カジュアル席"でひとり岩崎宏美ワールドに浸っています。

この日の曲は
①聖母たちのララバイ
②恋人たち
③止まった時計(ASUKA)
④案山子(さだまさし)
⑤思秋期
⑥ワインレッドの心(安全地帯)
⑦18才の彼(シャンソン)
⑧再会(シャンソン)
⑨オン・マイ・オウン
⑩虹〜a Singer〜
⑪太陽が笑っている

11曲を抜群の歌唱力で歌われていました。
いつものメンバー青柳誠さん(ピアノ)、古川昌義さん(ギター)の演奏も素晴らしいです。

ビルボードライブ大阪が出来て15年来のメンバーです。
(NHHの"歌コン"でもよく出演されています。)

小学6年生からのファンで、かれこれ47年もの時が流れているのですね!

変わらずに毎年、素晴らしい歌声を聴かせて欲しいものです。





近くには劇団四季の常設劇場があり、今は大ヒットした「オペラ座の怪人」が上演されています。






福寿園京都本店「メゾン・ド・マツダ福寿園」の宇治茶とフランス料理

2022年08月08日 06時42分00秒 | 日記
 "お茶の淹れ方"講座が終わり3階フロアへと移動します。





やって来たのはフレンチレストラン「メゾン・ド・マツダ福寿園」です。



①お茶





先ずは福寿園さんらしくお茶が出されます。かぶせ茶か玉露でしょうか?お茶の旨み成分がたっぷりと抽出された芳醇な味わいです。

②マグロのタルタル 生ハムとズッキーニ添え



最初は日本茶とフレンチとがちゃんと融合するのかなあ?と思っていましたが、それぞれの素材とが上手く溶け合っていて大変美味しい前菜です。

③パン











こちらも福寿園さんらしく小さな"茶箱"で出されます。
パンにもバターにも"お茶"が練り込まれています。

④本日のポタージュ



枝豆の冷製ポタージュスープです。
中には枝豆のアイスクリームも入っていて、味の変化が楽しめます。

⑤すずきのポアレ モリュ茸ソース







モリュ茸はフランス料理でよく使われる高級食材で、日本では"あみがさ茸"と呼ばれています。

生では毒性があるので必ず加熱して使われます。
白身で味がやや淡白なすずきによくあっていて大変美味しかったです。

⑥ニュージーランド産牛フィレ肉のステーキ マディラ酒ソース



ニュージーランド産ですがフィレ肉たげあって柔らかく肉の旨みも楽しめます。

ステーキには赤ワインベースのソースが添えられる事が多いですが、マディラ酒ベースのソースはコクが深く牛肉に非常に良く合っています。

さすがに「世界三大酒精強化ワイン」のひとつに数えられるだけはありますね。

⑦デセール



冷製マンゴーのスフレ仕立て

手をつけるのが惜しい程のビジュアル感です。
完熟マンゴーにマンゴーのアイス

コースの最後に相応しいデセールです。
もちろん、抹茶との相性もバッチリです。





最後には"お口直し"の宇治茶が出されます。
宇治茶を発酵させているのか?無糖紅茶のようなさっぱり感です。



「現代の名工」にも選ばれている松田能幸シェフが作られるお茶と見事に融合したフレンチはどれも素晴らしく美しく、美味しかったです。

もっと早くにこちらのフレンチを知っておけば、、、、と"少しばかりの後悔"があります。








福寿園京都本店 冷茶で涼やかな夏を!お茶講座とフレンチ昼食

2022年08月06日 09時05分00秒 | 日記
 8時4日は「京の夏の旅」の体験プラン"京都「千年の心得」の中の"冷茶で涼やかな夏を!お茶講座と茶フレンチ昼食」にKさんと予約していました。





先ずは地下一階で"お茶講座-お茶の淹れ方体験"です。

"お茶インストラクター"の資格を持たれているスタッフの方が丁寧に説明して下さいます。





お茶には色々な種類があり、抹茶、碾茶(てんちゃ)、玉露、かぶせ茶、煎茶、深蒸し茶、ほうじ茶、玄米茶、かりがね、粉茶、番茶などに分類されます。

今回はかぶせ茶を使った冷茶の淹れ方を学びます。













資料のようにお茶によって茶葉の量やお湯の温度が異なります。

これは茶葉から抽出される旨み成分のテアニンをいかに上手く引き出すかによります。

急須に凍りを2個を入れ茶葉を入れます。
そこに約60°のお湯を注ぎ約2分間抽出します。

茶漉しに少しずつ、数度に分けて注ぎます。
これを茶碗に移し出来上がりです。

一煎目は旨み成分のテアニンがたっぷりと出ているので非常に美味しいです。
まさに"至福の一服"です。

次に冷抹茶の点て方を学びます。













抹茶は碾茶を石臼で挽いたお茶で粒子が非常に細かいので静電気でダマになりやすく、取り扱いが難しいお茶です。

今回は冷茶ですので、抹茶を適量、茶碗にいれ、先ほどと同じ約60°のお湯を注ぎます。

最初は濃茶の様に茶筅で練るように軽くかき混ぜます。
次に茶筅を上下に勢いよく前後に振ります。
そうする事により両側に対流が起こり抹茶が均等に混ざるそうです。

ダマが無くなりよく混ざった抹茶に氷を浮かべます。アイス抹茶の出来上がりです。

暑い京都の夏にはピッタリの冷抹茶です。
菓子も抹茶わらび餅でまさに"お茶"付くしの楽しい講座でした。

スタッフの皆様ありがとうございました。

次に「現代の名工」松田シェフが作るフレンチのランチコースを頂きに三階へと移動します。