京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

とようけ茶屋の湯葉丼と生麩田楽

2022年08月20日 12時39分00秒 | 日記
 東向観音寺と北野天満宮をSKYのガイドさんに案内して頂き、お昼は向かいにある"とようけ茶屋"へ。



いつも長い行列が出来る人気のお店ですが、4人待ちだったので列ぶ事に。



20分くらいで3階に案内されます。



多数あるメニューから"湯葉丼"と"生麩田楽"を注文しました。



先付けに"おぼろ豆腐"が出されます。

さすがに豆腐屋さんの直営店だけあり風味豊かで大豆の香り、美味しさを感じます。





次に"生麩田楽"が運ばれて来ました。

3種の生麩にそれぞれ違った味噌が載り、生麩の弾力あるもっちり感と味噌の風味が楽しめます。
おすすめの一品です!







メインの"湯葉丼"です。

湯葉自体には味は無いですが、出汁がたっぷりと効いていて非常に美味しいです。
また、湯葉の量も多くて老舗豆腐屋さんの"湯葉丼"ですねー。

また、行列が短い時を狙って来店したい豆腐料理の名店です。

食事を終えて外に出ると雲行きが怪しくなり雨が降り出してきました。



拝観の予定を変更し、京都市京セラ美術館で開催中の「綺羅めく京の明治美術」を鑑賞し帰宅しました。






東向観音寺と北野天満宮

2022年08月20日 07時10分00秒 | 日記
 8月13日は「京の夏の旅」の関連企画【ガイドと歩く夏の旅「天満宮と京の魔界 名刀と蜘蛛塚」】に参加しました。









北野天満宮一の鳥居に集合の後、まだ未拝観だった東向観音寺へ。
(境内には入れますが本堂にお参りする機会がありませんでした。)









ご本尊は十一面観世音菩薩像で天満宮の本地仏としてお祀りされてきました。

観音像は菅原道真公御自作の秘仏で25年に1度の菅公御年祭に合わせご開帳されます。
(次回は令和9年)



本堂は慶長12年(1607)に天満宮再建の際、豊臣秀頼公により再建され、礼堂は元禄7年(1694)に建てられ、本堂と繋いだ複合式の建物です。





本堂の南側には「伴氏廟」があります。
菅原道真公の母君の後廟と伝わり、高さ4mを超える巨大な石造五輪塔です。



元は伴氏社にありましたが明治政府による神仏分離令により現在地に移されています。





土蜘蛛塚です。

謡曲や歌舞伎の演目で有名な源頼光が退治された土蜘蛛の塚です。

次に北野天満宮を巡ります。







楼門を入るとすっかり有名?になった「花手水」です。
コロナで手水鉢が使えなくなってしまいましたが、それを逆手に取ったアイデアですね。









ご本殿前にあり"三光門"です。

中から見上げると"太陽"と"月"は確認出来ますが"星"が見当たらない事から"星欠けの三光門"とも呼ばれています。

一説では三光門の上に輝く"北極星"を"星"にしていると言われています。







ご本殿にお詣りをし"宝物殿"へ。







目玉は源氏の重宝「鬼切丸 別名髭切」(重文)です。

大覚寺で公開されている「薄緑 別名藤丸」とは兄弟刀とされ源満仲により鍛えられた後、源氏の棟梁源頼朝、義経により所持されたと伝わる名刀です。



刀剣は詳しくはないですが、"本物"の迫力を感じます。























観心寺と金剛寺〜河内長野の霊地〜京都国立博物館

2022年08月16日 10時07分00秒 | 日記
 少し前になりますが、京都国立博物館で開催中の特別展「河内長野の霊地 観心寺と金剛寺」を鑑賞して来ました。



自宅のある堺市からは車で1時間ほどにあり、年に数度は訪れる寺院です。



①観心寺は山号を檜尾山と言う高野山真言宗遺跡本山で役行者の開創と伝わります。
弘法大師空海の高弟実恵(じちえ)とその弟子真紹(しんしょう)により伽藍が整備されました。



ご本尊の如意輪観音像は秘仏ですが毎年
4月17日、18日の2日間公開されます。

真言密教の寺院にはよくお祀りされていますが、観心寺の如意輪観音は日本で最も美しい如意輪さんだと思っています。

秘仏だけに彩色が良く残り"美しいすぎる如意輪さん"です。

②金剛寺

山号を天野山で行基菩薩による創建と伝わる真言宗御室派の大本山です。



近年に金堂が大改修され、ご本尊の大日如来坐像と脇仏の降三世明王坐像と不動明王坐像がそれぞれ京都・奈良国立博物館に寄託され、その間に重文から国宝に昇格されました。






普段は金堂の格子からしか見れませんが年に一度、特別公開があります。



国宝の「日月四季山水図屏風」です。
宝物殿での特別展で鑑賞した事はありますが、その他にも国宝や重文の宝物を多数所蔵されています。





ふたつの寺院とも多くの魅力的な宝物を多数所蔵されています。

現地で鑑賞するのが一番ですが、ふたつの寺院の宝物が一堂に会する貴重な機会です。

会期は9月11日までです。





當麻寺 通常拝観と国宝三重塔初層開扉(東塔・西塔)

2022年08月15日 08時03分00秒 | 日記
8月11日は奈良県葛城市にある古刹・當麻寺を訪ねました。

仁王門


梵鐘(国宝)


金堂


講堂

曼荼羅堂(本堂・国宝)


西塔(国宝)


東塔(国宝)


もとは聖徳太子の弟の麻呂子親王が612年に河内国に建立された禅林寺を役行者が681年に現在地に移したと伝わります。

白鳳時代から天平時代にかけて金堂や講堂、東西両三重塔などが完成したとされています。

弘仁年間には弘法大師空海が参籠して以来真言宗の寺院となりますが、その後の南北朝時代には浄土宗も兼学する寺院となりました。





ご本尊は當麻曼荼羅(奈良時代・国宝)で中将姫が蓮糸で織り表したもので、阿弥陀如来や勢至菩薩を中心に極楽往生の世界が絢爛豪華に描かれています。

このオリジナルは痛みが激しく、現在は室町時代に転写された文亀本(重文)か江戸時代に転写された貞享本のどちらかがお厨子(天平時代・国宝)に納められています。

また、須弥壇(鎌倉時代・国宝)は源頼朝の寄進によるもので美しい螺鈿細工が残っています。







金堂には當麻寺創建時よりのご本尊弥勒菩薩坐像(白鳳時代・国宝)がお祀りされていて日本最古の塑像です。)

四方には四天王立像がご本尊をお護りしています。
多聞天立像(鎌倉時代)以外は白鳳時代の乾漆像です。





講堂には阿弥陀如来坐像(重文)ほか客仏の地蔵菩薩立像や千手観音立像、不動明王両像、毘沙門天立像がお祀りされています。

今回のメインは奈良時代から平安時代に創建された東西の三重塔(何れも国宝)の初層開扉です。





前回の平城京遷都1400年の記念事業で初層が始めて開扉されて以来2度目の公開です。

前回にも来ていますが西塔の基壇の痛みが激しく、基壇下したからの拝観でした。

今回、基壇を始め修復工事が完成し、基壇の上から塔の周りを巡り拝観する事が出来ます。



解説書にあるように西塔の水煙から仏舎利容器が見つかり詳細な調査から690年頃の制作である事が判明しています。
また、発掘調査で飛鳥時代の瓦が発見された事から當麻寺創建と同時期に建立されていた事がわかってきています。





一方の東塔は當麻寺で最も古い建物物で法隆寺、法起寺、薬師寺に次いで4番目に古い塔です。

初層は三間、二層目、三層目が二間で、その漸減率から遠くから眺めると美しい塔です。

奈良の外れにも當麻寺の様な"国宝ワールド"があるのも奈良の魅力のひとつです。





貴船神社

2022年08月13日 07時09分00秒 | 日記
 「べにや」さんで川床会席を頂き、貴船神社へと向かいました。





貴船の地は鴨川の水源地に当たり、水の供給を司る神様がお祀りされています。

創建の年代は不詳ながら、伝説によると神武天皇の皇母にあたる玉依姫命が黄船に乗って大阪湾から淀川、鴨川を遡り、現在の奥宮の地に至り、水神を祀ったのが創建と伝わる古社です。

また、歴代朝廷からの信仰も篤く、日照りや長雨、凶作や疫神などの国事多難の時には勅使が遣わされ御祈願が数百度にも及んだと伝わります。









こちらのおみくじは水に浮かべると文字が浮かび上がる"水占い"で若い女性を中心に人気があります。















本殿にお詣りを済ませて北へと向かうと"結社"が鎮座されています。

平安時代から"縁結びの神"として信仰を集める古社です。
平安時代の女流歌人・和泉式部が参詣し、心変わりした夫との復縁祈願が成就したと伝わります。

さらに貴船川の上流には貴船神社創建の地"奥宮"が鎮座されています。









船玉神(ふなだまのらかみ-航海の安全を守る神)としての信仰されています。

社殿の下には"龍穴"があり龍が住んでいると言われています。



最後に再び社務所に寄り御朱印を授与して頂きました。