
兵庫県加西市にある一乗寺は西国三十三所霊場の十六番札所として参拝者の多いお寺です。






















縁起については駒札をご覧下さい。


入口にある石造笠塔婆も正和5年(1316)の年号が刻まれており制作年代のわかる貴重なものです。

本堂への長い階段下には常行堂(阿弥陀堂)があります。
元は聖武天皇の勅願で建立されましたが、天文22年(1553)の再建され、更に明治初年に再々建に着手され、同10年に上棟式を迎えたお堂です。




長い石段を登ると国宝・三重塔(平安時代)が左手に見えて来ます。
初層の屋根から二層目、三層目になるほど屋根の面積が狭くなる見た目にも安定感のある美しい三重塔です。
初層内陣には五智如来がお祀りされています。



一乗寺本堂(重文)です。
現在の本堂は5代目で寛永5年(1628)姫路藩主本多忠政公により建立された建物です。
南側は崖になっており京都清水寺本堂と道誉、懸造りとなっています。
ご本尊は聖観音菩薩ですが秘仏の為、厨子の扉は閉められています。


鐘楼です。
本堂と同じく本多忠政公による再建です。

鎮守社の「護法堂」(重文)です。
境内にはこのような鎮守社が他にニ社ありますが鎌倉時代の様式で造られた室町時代の建物です。


参道をさらに北に進むと「奥之院」があり開山堂があります。
開山・法道仙人がお祀りされていますが、扉が閉められいて中の様子を伺う事が出来ません。


開山堂の更に上にある「賽の河原」と呼ばれる所です。
洞窟になっている所には多くの石仏がお祀りされています。

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