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京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

墨染寺(ぼくせんじ)の桜

2025年04月06日 08時44分00秒 | 日記
 4月3日、最初に訪問したお寺は、京阪電車墨染駅近くにある墨染寺です。







墨染寺(ぼくせんじ)は、「桜寺」とも通称される日蓮宗の寺院です。





本堂の前には日蓮聖人の像が建っています。



境内に咲く墨染桜(すみぞめざくら)が寺号の由来で、この付近の地名、墨染(すみぞめ)の由来でもあります。





現在の墨染桜は四代目でまだ、若い木です。

平安時代前期、この近辺には貞観寺(じょうがんじ)と言う、清和天皇の勅願により摂政 藤原良房(ふじわら の よしふさ)が建立した広大な寺院がありました。

伝説となった出来事は寛平3年(891)の春、良房の養子で太政大臣の藤原基経(ふじわら の もとつね)が亡くなった時に起こりました。

基経の死を悼んだ友人の上野岑雄(かんつけのみねお)が「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染めに咲け」(古今集)と詠んだところ、境内の桜が薄墨色の花を咲かせたというのです。

この話は当時の人々に大きな感銘を与え、儚く美しいロマンチックな伝説として今に伝わります。







境内はこじんまりとしていますが、伏見区では知られたお寺です。





毎夜にはライトアップされています。
期間は"桜が散るまで"だそうです。






六角堂(頂法寺)の桜

2025年04月06日 07時41分00秒 | 日記
 4月2日、京都府庁旧本館の桜を鑑賞し、次に六角堂を訪ねました。

正式名称は紫雲山頂法寺。
ご本尊は如意輪観音菩薩で、お堂のかたちが六角形を成していることから、通称六角堂と呼ばれています。
現在の建物は明治10年(1877)の再建です。









聖徳太子により用明天皇2年(587)建立された古刹で、西国三十三所第18番札所、洛陽三十三所の巡礼地にもなっているお寺です。





京都の街中に位置し、いけばな発祥の地として有名な寺院です。
現在も住職は池坊のお家元が務められています。









境内にはしだれ桜が数本あり、本堂前の柳の木と絶妙なコンビネーションを見せてくれます。









烏丸通にあるスターバックスのガラス越しに見えるしだれ桜もいいものです。