4月4日、侘屋古暦堂うま味さんで"むしやしない"を頂き、次に5月5日に二条城で行われる「市民煎茶の会」の茶券の購入に二条城に来ました。














二条城には入城せずに南側にある神泉苑の観桜に来ました。



神泉苑は平安京造営の時(延暦13年・794)に設けられた宮中附属の禁苑です。
歴代天皇が行幸され、歌や花、音楽を楽しみ、御池通の由来にもなっています。
また、神泉苑は花見発祥の地としてもしられ、弘仁3年(812)、嵯峨天皇が神泉苑で桜の花見「花宴の節」を始められました。
以降、春が来るたびに宴を開き、詩歌管弦の調べが苑内に響き渡っていたそうです。
また、弘法大師空海が祈雨の修法をされた場所で、また、貞観5年(863)には国家的に初めての御霊会が行われ、貞観11年(869)の御霊会では、66本(当時の国の数)の鉾を建てて疫病退散・国土安穏を祈った地でもあります。


平安の面影を残す境内には願いが叶う法成橋(赤い橋)や、年の恵方を祀る歳徳神がお祀りされています。
また、境内には空海が勧請した善女龍王社や、後光明天皇ゆかりの聖観音菩薩を祀る本堂があります。
5月2日~4日には神泉苑祭、11月上旬には神泉苑狂言の公演が行われます。





平安時代の"雅"を感じる神泉苑です。