4月9日は、京都ブライトンホテルのレストランのひとつ中国料理花閒(かかん)の「春の宴」に来ました。
































以前に一度来店しましたが、料理が洗練されていて好印象でした。




事前に頂いていたパンフレットの裏面にメニューが掲載されていて、この日が来るのを楽しみにしていました。



① カリフラワーピュレ、帆立貝柱、毛蟹、ヤリイカのカクテル
ローストビーフ腐乳仕立て
料理が来て"カクテル"の意味が分かりました。
カクテルグラスに食材が盛られ、それぞれのハーモニーが素晴らしく美味しかったです。
ローストビーフのソースは醤油か味噌と麹から作られたのでしょうか?
今まで味わった事のないソースです。
添えられているのは揚げた"こごみ"です。




② 吉切鮫のふかひれ煮込み 雲丹ソース
コクのある雲丹ソースが、ふかひれの繊維一本一本に染み込み絶品の美味しさです。
一緒に煮込まれた中国白菜と蕗にも食感と旨みを楽しめます。



③ 七谷鴨のロースト 北京ダック風 老酒風味のフォアグラテリーヌと宮崎マンゴー
七谷地鶏と春の野菜 クリスピーロール
京都府亀岡さんの貴重な鴨と地鶏を使った一品です。
前者は生春巻きの皮に包まれていて、色々な味が楽しめる一品です。
後者の七谷地鶏は、身がしっかりと歯応えがあり、噛むほどに地鶏の旨みが滲み出てきます。



④ 海老の魚香ソース・鯛と山菜の春巻き
前者は、海老のぷりぷり館とソースがよく合っています。
もうひとつ頂きたいほどです。
後者は春の食材を組み合わせた一品です。
春の桜鯛なのですが、残念ながら揚げているので桜鯛本来の美味しさが感じられなかったです。



⑤ 和牛フィレ肉と筍 桜海老沙茶醤炒め
コースのメインです。
産地はわかりませんが、柔らかな和牛フィレ肉と旬の筍とがよく合っていて美味しかったです。
沙茶醤は魚介の旨みと程よい唐辛子の辛味、香辛料が効いた深い味わいが特徴の調味料ですが、肉料理にも合います。


⑥ 鮑の肝ソース和え炒飯
見た目は黒っぽく(?)ですが、頂くとほのかに鮑の肝の苦味や海の香りが感じられ、今まで食べた事のない味の炒飯です。
イカの食感がアクセントになっています。



九曲紅梅と杏子のコンフィチュール 桜のスフレ 酸梅湯のジュレ 日向夏のソルベ
前者は見た目も美しい桜のスフレ
味わった事のない九曲紅梅、、、
九曲紅梅茶は現在浙江省の28種類の銘茶の中で唯一の紅茶です。
水中の梅のようで、風味は新鮮でさわやかで口あたりが特徴だそうです。
頂くうちに九曲紅梅と杏子が現れ、非常に美味しかったです。
後者は、下に酸梅湯のジュレが敷き詰められ、その上には日向夏の果肉とソルベがのっています。
酸湯は、のどを潤す、汗のかきすぎを防ぐ、胃腸を整える、身体の熱を取るといったはたらきが期待され、中華圏ではおなじみの健康飲料だそうです。
医食同源の中国料理らしい最後のデザートでした。
中国料理花閒(かかん)では、この様なイベントは年に一度だけだそうです。
来年も参加したいものです。
