京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

「京都市指定の文化財」京都市歴史資料館

2019年10月29日 07時55分37秒 | 日記
 10月20日の「御土居を見て歩き」の後、寺町丸太町を少し上がった所にある京都市歴史資料館に来ました。









この地は、藤原道長が法成寺を建立した場所で仏教の末法思想を反映し、九体阿弥陀堂を始め金堂、薬師堂、釈迦堂、五重塔など諸堂が並び立っていた場所です。

玄関前には鉢植えの藤袴が咲いていました。最近、寺町通では昔には京都の街中でも見られた藤袴を復活させる運動が盛り上がってきており行願寺(革堂)の境内でもたくさんの藤袴を見ることが出来るようになってきました。

京都市歴史資料館では企画展「京都市指定の文化財」が今日まで行われています。(ギリギリでした!)



十念寺が所蔵されている曾我蕭白筆の雲龍図です。
「奇想」の画家として知られる蕭白の作品は活動拠点であった伊勢に多く残り、こちらは京都市内に残る貴重な障壁画です。以前にあるイベントで鑑賞しました。



伏見区醍醐寺の北にある赤間薬師堂に伝わる木造薬師如来坐像です。
源平の戦いを避けるためこちらに移されため、「赤間薬師」と呼ばれています。
ある財団の招待事業で一度、お詣りした事があります。



木造千手観音立像。
清涼寺(嵯峨釈迦堂)の西側 愛宕街道沿いにある慈眼堂のご本尊で近くの小倉山に山荘を構え隠棲した藤原定家の念持仏と言われています。
今も地域の方々が保存会を作られお守りされています。



木造十一面観音立像。
京都六地蔵巡りのひとつ南区鳥羽街道沿いにある浄禅寺が所蔵される観音さまです。
一木造りで頭髪の一部に乾漆を使い盛り上げ形成、表面は漆箔で仕上げられた均整のとれた観音さまです。

その他に、建仁寺四頭茶礼関連道具、朝鮮通信使関連資料、鳥羽離宮金剛心院出土品、祇園祭蟷螂山御所車及びかまきり人形などが展示されていました。 

これだけの充実した内容で入館料は無料です。(有難い事です。)

この後に京博の「佐竹本三十三歌仙絵と王朝の美」展に向かいました。



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