京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

六波羅密寺(空也上人ゆかりの寺院)

2021年09月29日 08時34分00秒 | 日記
すす 月に一度、カルチャーで受講している講座の現地講座で東山区にある"六波羅密寺"を訪ねました。

京阪電車の清水五条駅から平家の本拠地だった六波羅周辺を散策しましたが小松殿や泉殿、池殿などの地名にその痕跡が残るのみです。





空也上人ゆかりの六波羅密寺です。
六波羅密寺の歴史は古く、天暦5年(951)に醍醐天皇の第二皇子光勝空也上人により開創された古刹です。

また、西国三十三所巡礼の第17番札所てあり、都七福神のひとつ弁財天をお祀りしているお寺としても知られています。





ご本尊は十一面観世音立像(国宝)ですが秘仏の為、いつもはお厨子が閉まっています。

12年に一度、巳年の11月にご開帳されます。
次は2024年で3年後ですね。



当時、都に流行した悪病退散のため空也上人は自らが彫った十一面観世音を、車に安置し市中を巡り、茶を振る舞い疫病を鎮められたと伝わります。



今も正月三日間のみ授与され「皇服茶」や「空也踊曜念仏」に上人の精神が受け継がれています。







境内には「平清盛公供養塔」と「阿古屋塚」があります。
後者の台座には古墳の石室の天井部の石が使われています。

次に宝物館を見学します。



歴史の教科書でお馴染みの空也上人像です。口から"南無阿弥陀仏"の5体の阿弥陀さまが出ています。
如何にも"市中の聖"感がします。



平安時代の地蔵菩薩立像です。
定朝の作品と伝わりる尊像で元地蔵堂のご本尊です。
均整の取れた美しさです。



こちらも有名な平清盛坐像です。
しかし、現存している肖像画とはかなりの部分で相違があり真偽の程は疑わしいようです。

他にも平安時代から鎌倉時代にかけての多くの仏さまが居られます。
何れもが国の重要文化財指定を受けているのは凄いです。











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