今年も11月2日(木)〜12日(日)の11日間にわたって「京都モダン建築祭」が行われます。
礼拝堂の正面にある「復活のイエス・キリスト」のステンドグラスです。
そのプレイベントとして今回、京都復活教会とルーテル賀茂川教会のふたつの建物が"まいまい京都"主催により公開されました。
先ずは京都復活教会からです。
礼拝堂の正面にある「復活のイエス・キリスト」のステンドグラスです。
解説はいつもの石川祐一さんです。
石川さんは京都市の文化財保護技師をされており、ご専門は近代建築史、住宅史です。
京都復活教会は、大正3年(1914)に西陣の大宮元誓願寺上ルの地で「弘道館」として始まりました。
その後、何ヶ所か場所を移し、昭和7年(1932)に北大路堀川角の現在地に土地を購入し、昭和10年(1935)には、現在の建物(礼拝堂・ホール)が完成し、本格的な宣教活動が開始されました。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズにより設計された教会建築です。
礼拝堂内には左に五つ、右に六つのステンドグラスがあり、イエス・キリストを囲む弟子達を表しているそうです。
礼拝堂の隣りには幼稚園が併設され、講堂は"北山杉"が耐震補強の為に使われています。
北山杉は本来、茶室の床柱に使われる高級木材ですが、茶室はおろか和室も無い家が多くなり今では需要がほとんど無いそうです。
次にもうひとつの教会「日本福音ルーテル賀茂川教会」へと向かいます。