7月1日は東福寺光明院に来ました。
光明院の歴史は古く、室町時代初頭の名徳2年(1391)に創建されています。
光明院を有名にしているのは作庭家・重森三玲が東福寺方丈庭園作庭と同時並行に作庭した「波心庭」にあります。
寺号の光明にちなみ、大海を表す白砂に浮かぶ三尊石の石組を基点に、立石が斜線状に並んでいるのが特徴的な庭園です。
「永遠のモダン」を生涯の目標とした重森三玲らしい庭園です。
こちらの書院で7月1日から30日まで「畳vs写真画」が行われています。
15時からは2人の女性によるダンスパフォーマンスが「鶴」をデザインした畳で行われました。
その後、藤田慶水ご住職と畳職人の山田憲司さん、写真画家の丹地保尭さんとのトークショーがあり、"鶴とアートと伝統と"をテーマに楽しいトークショーでした。
今年の春の4月15日から5月14日までは「京都グラフィー京都国際写真祭2023」の会場になるなど現代アートに積極的に取り組まれています。
藤田慶水ご住職は将来、東福寺の高僧になられる方です。
(波心庭を作庭された重森三玲のお孫さんで重森庭園研究所の代表をされている千青ちさお)先生から以前伺ったお話ですが、、、)
次に同じく東福寺の塔頭寺院のひとつ「天得院」へと向かいます。