世帯当たりガソリン購入、コロナ禍初期に迫る ２月の家計調査、地域別では大きなバラつきも

総務省がまとめた、2月の家計調査によると、全国（2人以上の世帯）の1世帯当たりのガソリン支出金額は、5222円（前年同月比4.8％増）となっている。購入頻度は1.27回（0.08回増）、購入量33.47リットル（8.6％増）、平均価格156.03円／リットル（3.5％下落）、対象世帯の57.64％（0.95ポイント増）が2月中に1回以上ガソリンを購入している。
2月のガソリン購入動向も引き続き好調に推移しており、3年ぶりに行動制限がない中でマイカー需要が拡大した。このうち世帯当たりガソリン購入量33.47リットルは、直近では20年2月の35.56リットルに次ぐ水準となる。20年はうるう年のため、23年2月を29日として購入量を単純計算すると34.67リットルとなるなど、コロナ禍初期に迫る水準となる。20年2月は新型コロナウイルス新規感染者数が徐々に増加する中で中旬には大規模イベントの自粛が求められるなど、次第に行動制限がかかる状況だったが、まだまだマイカー需要は旺盛だった。

石油通信社